でも、あたたかなセーターを着ていたら、
楽しく遊び回れるよね!!
私の師匠である増田先生は、
「ミュージカルひろば」の活動のことを、
よく「あたたかなセーター」だと言っています。
もし、冬の寒空の下で、
薄着でなんの準備もなくいることになったら、
人は不安だし、遭難したとパニックになるし、
凍えてしまいます。
でも、準備万端!
スキーにいくとしたらどうでしょう?
同じ寒空でも、寒さや雪は、
むしろ、楽しいものに変わります。クになるし、
凍えてしまいます。
でも、準備万端!
スキーにいくとしたらどうでしょう?
同じ寒空でも、寒さや雪は、
むしろ、楽しいものに変わります。
社会で生きていくということは、
寒空の中に飛びこむということ。
だからこそ、ミュージカルという本来の自分を発揮し、
それが保証される場があることで、
こどもが自信を持ち、自分自身にワクワクしながら、
社会に出ることができるようにしたい。
「ミュージカルひろば」は
そんな場でありたいというわけです。
私はその中で15年育ち、その思想をしっかり受け継ぎ、
今の活動をしているのですが・・・
昨日、ハタと気がつきました。
学童保育というのは、社会の場なのだと。
私の子どもへの接し方を表面的にみると、
甘やかしているように見えるでしょう。
私は規律より、その子のありのままを大事に思い、
そこを保証する存在でありたいと思うからです。
ケンカしている子がいれば、まず両者の心に寄り添い、
昼寝で寝られない子がいれば、
背中をほぐし、リラックスを促す。
甘えが足りない子は抱きしめ、ヤンチャな子とは
エネルギーを発散できるように追いかけっこをする。
でも、一般的には、
規則を守って行動することが最優先です。
正しいことを教え、自分一人でできるよう促し、
時に厳しく、嫌なことでも取り組むことを教える。
「生きる力をつける」という目的は同じです。
でも、そのファースト・アプローチが違うと、
互いの見え方は、ずいぶん違う。
私は、やっぱり、いかなるときも、
こどものあたたかなセーターになっていたいです

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