自分の居心地のいい場所は、自分が知っている。
そのことを保証すると、安心して表現できるね。
これは前回の私が指導する表現教室、
「とぶくじら広場」の写真です。
最近、改めて気付いたのは、
この手前でひらひらしたスカートをはいて、
生き生き踊る女の子、
いつも、写真に写ってるなあということ
彼女が自分の中から、
心と体を弾ませている様子が、よくわかります。
そして、さらに写真をよく見ると、
ほとんどの子が、いつも同じ、
自分にとって居心地のいい場所で踊っています。
私の表現指導では、
表現するときの立ち位置を、ほとんど決めません。
それは練習だけでなく、本番でもそうです。
自分にとって、自分が安心できる場所は
自分の中にある。
その安心できる場所で表現するからこそ、
自然に素直に表現ができる
幼稚園や小学校で、私が指導した
ミュージカルの発表会を見たお母さんたちの中には、
「もっと家の子を見えるところで踊らせてほしかった」と、
意見をいただくこともあります。
でも、もし、嫌がる子どもを無理やり前で踊らせたら、
本番でのあの生き生きした顔が、果たしてできたでしょうか?
人にはそれぞれ、自分の居心地のいい場所があります。
それを保証されることで、
人はさらに輝くのです
運動会の踊りなどでも、
もし、子どもたちが好きな場所で踊れたら、
もっと子どもが楽しんで表現できるのにな、と思います。
グランドなら、円形だから
わが子の踊る姿の一番見やすいところから、
保護者も見ることができるのにな。