人には「人と同じようにしたい欲求」と、
「人と違う存在でありたい」という矛盾した心の働きがある。
だからこそ、個性は素晴らしく、人とともに取り組む喜びがある。
最近、「とぶくじら広場」は、
ちょっと収拾がつかないくらいにぎやかになり始めています
見ているお母さんたちも、さすがに・・・やりすぎでは
と、疑問の声が上がっています。
そうです。実は子どもたちはやりすぎています
ここにくると、「自由に自分を発揮していいんだ」、という思いが、
だんだん「何やってもいいんだ」という心にすり替わって、
好き放題し始めています。
そりゃあもう、すごいエネルギーで
一人が「自分のやりたいようにしたい」と思い、
私のやることを無視して、ヤンチャを始めると、
それを見て、「人と同じにしたい」と思う子が、
同じようにヤンチャを始める。
一人がお母さんの所へ行くと、他の子も行く。
それをいろんな子が、それぞれにやっているわけですから、
まあ・・・はたから見たらメチャクチャですね
最初は「自分を発揮」が目的だったのが、
最近はちょっぴり、
「人と同じでありたくない!」という
意図的な行動になりつつあります。
そうすれば、それはもう、
「本来の自分」ではありません。
私はその様子を見て、
「おっ、時期が来たな」と、思っています。
この「自分を出したい」
「人と同じようにしたい」
「人と違う自分でありたい」という
矛盾した心こそ、
表現する心と体の本質だからです。
個性的でありながら、
集団としてまとまる時期が来たのです
次回から、いよいよ作品作りを始めてみたいと思います。
さあ、何をしようかな?