「先生、ボディートークしてよ!」 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

子どもを侮ってはいけない。

ちゃんと本質を感じる力があるんだから!!



こどもの心はミュージカル!

私はY保育園にかれこれ4年指導に行っていますこどもこども

年に8回くらいの指導で、

年中(4歳さん)と年長(5歳さん)クラスの学年ごとに、

なんとなく小作品にまとめて、発表し合います。


「なんとなく」というのは、

発表が目的の表現ではなく、

子どもが体と心をほぐし、

のびのびと自分を出せるようになること。


その中で、優しさや思いやりの感性が育ち、

友情が育つことを目的としているからです。


今年で4年目なのですが、

先日、その一回目のレッスンがありましたスマイル


一回目だし、年中さんになったばかりだし、

「体ほぐしでほぐれること」と「言葉の持つ楽しさ」を中心に、

レッスン・プランを立てました。


ウォーミングアップの「ボディートーク」の体操と、

「汽車ポッポ」の歌の汽笛を全身表現するという、

非常に緩やかなプランです。


レッスンは穏やかに、あたたかく進みました。

子どもはみんな楽しそうに表現し、

大いに笑い、大いに声を出し、ほぐれていました。


ところが・・・ですお~汗

終わろうとしたら、一人の子が

「先生、ボクな、ボディートークしてほしかった。

次はボディートークしてなビックリ

と、言われました。


???

今日したウォーミングアップがボディートークだよ。

と、思って、ハッとしました。


この園は縦割りクラスで、

下の子たちはいつも上の子たちが表現をして、

嬉しくって楽しくって仕方ない様子で

部屋に戻ってくるのを見続けてきています。


彼らにとって「ボディートーク」とは、

心と体がほぐれるだけでなく、

ワクワク生命が弾んでいることなのです。


「楽しい」という穏やかさだけでなく、

「自分を発揮していきいきしている」

その瞬間を、子どもたちが待ち望んでいたことに、

感動しました。


そして、

その子たちの期待を甘く見ていて、

内容をまったくの初心者に合わせた自分を反省しました涙


この保育園には、

4年の間に、

ボディートークで自分を発揮できる空間が

しっかりと根づいていたのでした希望の芽