繊細さはアナタの才能のです。
一つの事柄に、たくさんの感性でふれる事ができるから
- マフィンおばさんのぱんや(こどものとも絵本)/竹林 亜紀
- ¥840
- Amazon.co.jp
子どものとき、大好きな絵本がありました。
それが、この「マフィンおばさんのぱんや」です。
どんな話かは読んでいただきたいので、細かいことは言いませんが…
この中に出てくるパンを作るところが、本当に魅力的です

食いしん坊な私は、そのシーンが見たくて、子どもの頃、母に何度も読んでもらったものです。
今でもパンは大好き
あのにおいをかぐだけで、幸せになります
その影響か、長い間ドーナツ屋さんでバイトをしていましたが、その時もそのできたての香りに幸せでした
長い間、ドーナツ屋さんにいて知ったことは、
同じに見えるドーナツも作る人によって味も形も、食べた後にやってくる感動も違うということ
私が働いていたお店は、チェーン店だから、しょっちゅう店長が変わるのですが、
そういうことにこだわる方が、(2人ほど)店長をしていた時代があり、その心を教えてもらいました。
なによりも、そのドーナツの先には、ドーナツを食べる人の笑顔がありました
「おいしいね」と、喜ぶ顔が見たくて、その仕事をしている。
その気持ちが、そのまま表れる。
それはきっと、どんな仕事でも一緒ですね
もうひとつ、印象的だったのは、その店長さん(2人とも)、とても繊細な心の持ち主だったこと
どうやったらおいしくなるか、その日の気温や天気、油の具合や自分の手の温度…
そんなことまで、繊細に感じ、気遣っていました。
そして、丁寧に、ドーナツと会話しながら、仕上げていくのです。
そして、あの輝くドーナツが産まれていた

私はその優しさに感動したものです。
店長の手はいつも温かく、柔らかかったです。
「ドーナツの記事には、手があったかいのはフリなんだ
」といっていましたが、
人や物に優しくふれている人の手は、どの人も皆、あたたかい。
今日は素敵なパン屋さんと出会いました
天然酵母のパン屋さんだそうですが、そのパンを焼いている方が、とても繊細で柔らかくあたたかい人でした。
残念ながらパンは食べてないのですが、「ああ、この人のパンはきっとおいしいだろうなあ
」と思えました。
社会的には、強く発言ができたり、行動力があったり、リーダーシップがハッキリできる人の方が
生きやすいのかもしれない。
でも、繊細な心に救われる人はいっぱいいる
そして、その繊細さがあるからこそ、できたパンはきっと、たくさんの人を幸せにしているでしょう
そして、今日、出会えた私も、幸せな気持ちになれました