有松の着物の展示販売会に行ってきました
有松と言えば、有松絞りという独自の文化があり、
有松育ちの私の母の着物には、ほとんどこの絞りが入っていて、こども心に憧れたものです
成人式には、絞りの入った母の振袖を着るつもりでしたが、
母より10cmも背が高くなった私にはツンツルテンで、
結局着れませんでした
ですから、展示会でたくさんの着物を見れるのは、
本当に心踊る体験でした
そこで、ステキな着物と出会いました
絞りではありませんが、一枚一枚、プロの手で描かれた、
‘きぶし’の柄と‘ポピー’の柄の着物です
その絵を描いた先生いわく、その柄合わせは背が高い人に
似合うそうで、「ぜひ、合わせてごらん」と言われ、
さっそく羽織らせていただきました。
袖を通すと…300万円以上する、高価な着物を着ている
興奮もありましたが、それ以上に、
芸術に身を包んでいる感動があふれました
勢いあるポピーの花はよりいきいきと、
柔らかなきぶしは、よりたおやかに見えました
ああ…なんと幸せな瞬間だったでしょう
日本のすばらしい伝統に、気持ちが高揚しました。
もちろん、あまりに高価な品で買うなんてことはできませんが、
本物に触れると、心が豊かになるのを感じた一日でした
そして、こういう日本の文化をいかしたステージをいつか作ろう。
その舞台挨拶には着物を着よう。
その舞台を海外に持っていくなら、パーティーも着物だなぁ~と、夢が広がりました
こどもたちにも、すばらしい日本の文化を残していきたいです