春です
昨日、個人レッスンに行ったお家の子どもは、お姉ちゃんが高校生になり、妹は中学3年生になりました
お姉ちゃんの方は、もともと妹思いで、優しくて繊細な感性を持った女の子ですが、
それゆえに、友達の影響を受けやすく、中学時代はお母さんを悩ませていました。
お母さんに対しての口のきき方の悪さもさることながら、勉強しない、言うことを聞かない、夜遊びに行く、
その他もろもろ・・・感情の起伏を家で激しく出すことに、妹も参っていました
そのことから、私が「体ほぐし・心ほぐし」のレッスンに通うことになったのですが、
ほぐせどもほぐせども、彼女の背中は迷いと苛立ちから抜けられずにいました。
ピークの頃は、ほぐされることも嫌がっていました
それが中学を卒業後、高校が無事決まった、今回ほぐすと、驚くほど素直で優しい背中になっていました
そして、お母さん曰く、家族にも優しくなり、素直に甘えてきたりするようにもなったとか・・・。
その背中からは、思春期を超えたんだなと思えました。
中学時代、誰もが迷い、社会に対しての不満がある割には、自分の無力さは知らないことから、
大人のことを批判的にののしったり、自分たちの世界を作り上げたりする、それが「思春期」です
本人も不安定になり、心もちぢに乱れますが、周りはそれを受け止めるのに四苦八苦です。
そこのお母さんとも、客観的見地から、ずっと月に一回ほどほぐしながら、
「もうじき抜けるでしょうから、それまでお母さんの心が元気でいられるようにしましょう」と話していましたが、
こうも見事に背中が変わっているのには感動でした
成長のために必要な思春期。
それは、自分を確立する自立期でもあるのです。
そして、思春期をしっかり越えてきた子どもは、新しい環境でいよいよ本来の力を発揮し始めるでしょう
もし、その時期に、あいまいな思春期をすると、いつか、やり残した宿題のように戻ってきて反抗する、
無気力になるなんてことは、あちこちで見られます。(そういう子を、たくさん見てきました)
子どもと大変な時期を過ごしているママたちへ。
子どもはいつか、必ず成長します。
その大事な瞬間を逃すと、あとで何倍にも返ってくることになります。
子どもだって頑張っています。
どうか、一緒に、その時期を乗り越えてほしいと思います