子どもと公園で遊んでいると、楽しいことや発見がいっぱいあります
木登りは、私も大好きでしたが、どの子も割と好きな遊び。
この少年も果敢に木に登っています
こういう中で、全身をしなやかに使う感性が身に着くのですね
今、被災地では子どもの遊び場が作られる運動がたくさん出てきています。
遊びは子どもの栄養ですから、素晴らしい活動だと思います
私にできること…まだそこに行くことではないと思えて、今の場所で頑張っています。
さて、遊びの中でさりげなく見える、子どもの気持ちというのがあります。
それが見えると、心から嬉しくなります
私の教える表現教室「とぶくじら広場」に、学童保育からきてくれている新3年生のショウマ君(仮名)は、
学童保育で見せている、ちょっとつっぱった顔と、「とぶくじら広場」で見せている素直な顔が、
あまりにも違うので、普段、学童保育に私がいるときには、ほとんど声をかけてきません。
学童保育では、私の教室に来ていることも、どうやらヒミツのようです
ですから、私も彼の気持ちを尊重し、できるだけ近づきすぎないようにしていますが、
やっぱり気になるので、さりげなく彼の好きな遊びに混じってみたりしています
昨日は「ドロケイ」をするというので混じっていると、ショウマくんもやってきました
ケイサツ(鬼)に捕まったら、牢屋に入れられるドロボウ。
でも、そこにケイサツに見つからず、仲間にタッチできたら、また逃げられるという遊びです。
ショウマくんは賢い子で、足も速く、狙われてもスイスイ逃げていきます。
ケイサツをからかったりしながら、走り回っています
一方私は、子どものパワーに脱帽で、しょっちゅう捕まってしまいます
すると・・・ショウマくんは、真っ先に助けてくれようとします。
そして、思いっきり、私の手にタッチ!!
今まで私に近づかなかったショウマ君。
こんな場面で、白馬の王子様になるとは
私は幸せな気分で牢屋を飛び出します
私の教室で、体ほぐしで心を素直にしながら、表現ではいつも楽しそうに、いきいきしているショウマ君との間に、
しっかりとした友情がはぐくまれていたことを感じ、嬉しくなった一日でした