ミュージカルの練習をしていてよく思うのは、「おお、この支える足の素晴らしさよ」ということです。
どんなに美しすく伸びた足も、どんなに激しいキックも、支え足がふらついては見せることができません。
片方の足が、しっかり、でも無理ない状態で、体を支えてくれるからこそ、
私たちは素敵な表現を見せることができるのです
これは舞台でも同じことが言えます。
表方(出演者)が、安心して表現するには、裏方がしっかりしていなくてはうまくいきません。
裏方がベテランであるほど、表方は気持ちよい舞台を作ることができます
主役と脇役の関係もそうです。
ドラマで新人女優の演技がよく見えるなら、そのほとんどが、周りのベテランが、新人の演技を
自然な包容力で受けているからです
これは今回の震災でもきっと同じことが言えるのではないでしょうか。
被災された方々は、今、大変な生活を強いられています。
この方々が、力強く生き、元気を取り戻すためには、支える他の地域の日本人が大切です
親子関係でも同じでしょう。
子どもを元気に育てたいなら、親が元気であること
そして、時々、支える側も交代が必要です。
時には子どもに支えてもらってもいいんじゃないでしょうか?
私は疲れると、うでいっぱいに子どもを抱きしめ、心を支えてもらっています。
互いに支え合える社会が、これからどんどん広がっていくといいなあ~