最近、シリコンスチーマーによるレンジ調理が流行っています
私もいつも売り場をウロウロするものの、なんとなく「レンジで」に気持ちがひっかかり買っていませんが、
レシピ集をパラパラ見ては、そのレシピを土鍋で作ったりしています
最近ハマっているのが、単純な蒸し野菜
カボチャやキャベツ、豚肉やシイタケなどを入れて、酒と水を少々入れて、しばし炊く。
すると、野菜が柔らかくなってきます。
それに好みのタレをかけていただきます
最近はホウレン草やカブラを入れてみたりして、野菜も旬のものでアレンジです
そんな時つくづく思うのは、いろんな野菜の素材のうまみです
旬の野菜はいきいきとした季節の味がするのですが、
それぞれにその野菜にしかないおいしさがあるのです
「本来の自分」、「個性」とは、まさにこのことだなあと思います。
素材にはその素材にしかない、味やおいしさがあります。
それにいろんな味付けをしてもいいし、形を変えてもいいけれど、
やはりそのまま素材の味がするものが一番おいしいと思うのです
もし、形や味を変えるとしても、その素材の味を無視したらおいしくなりません。
その味をどう引き出すか、調理人ならそこにこだわって料理をしていることと思います
教育も原点はそこではないでしょうか。
それぞれの子どもの良さや持ち味、個性が、そのまま発揮され、それがさらに洗練される環境を与えていく。
それを箱に入れてギュウギュウ押さえつけても、けっしておいしくはなりません。
将来、なにかの仕事について、フランス料理になるのか中華か和食か、
それぞれの形や、味になっていくでしょう。
でも、まず、素材がおいしいこと。
生命が豊かであること。
みずみずしくて、イキイキ新鮮であること。
「本来の自分」を発揮するとは、素材の味を膨らませることかもしれませんね