昨日は「ミュージカルひろば」主宰者の、増田明先生による、リーダーセミナーの日でした。
「ミュージカルひろば」では、
子どもたちが「本来の自分を発揮し、自然で素直な全身表現を、豊かに膨らませること」を、信念にしています。
私たちリーダーは、そんな空間が保証できるよう、日夜勉強しているわけですが、
ここのところふと立ち止まるのが、「本来の自分」という言葉です
「本来の自分」とは、そもそもなんだ
最近、たくさんの教育書を読んでいますが、その捉え方は様々です。
ある本には、「個性」は大人になってからできあがるもので、子ども時代に個性を尊重する必要はない、
と、書かれていました。
そこまで過激でなくとも、多くは
「個性とは持って生まれた先天的な要素と、環境によって作られる後天的な要素によって作られる」と、
論じられているようです。
では、子どもの今持っている特質は、何
ただの半人前?
昨日は友達ともずいぶん議論しましたが、「コレだ!」という結論は出ず、
その捉え方はなかなか難しいものがあります。
セミナーで増田先生は、「本来の自分」について、こんな説明をしてくださいました。
セミナー受講者は、80cmほどのチロリアンテープに等間隔に鈴が50個縫いつけられたものを
首から下げ、片足で2回ずつ、軽く何も考えないでジャンプします
すると、その鈴の音が、人によって全部違うことが分かります。
その音にその人の今の心と体のあり方が出ていると説明して下さいました。
明るい気分なら明るい音が、引っ込み思案なら、音も引っ込み思案です。
確かに鈴の音はそのように、飛ぶ人の心と体に影響を受けて、それぞれの奏で方をします。
ですから日によっても、同じ人でも音が変わります。
人は60億個近い細胞で生きている。
その細胞が、すべて、これらの鈴のように、互いに響き合い、影響し合い、一つの音色になって表れている。
それこそが、その人の「今ある個性だ」、と。
私が他者にこれをうまく伝えるには、まだまだ理解が足りていません。
でも、今あるそれぞれの人が持っている感性は、それぞれに違い、
その違うことがまた素晴らしいのは事実です
また、それぞれに違う今の段階の感性を、思いっきり発揮することで、
新たな感性が磨かれるということは、断言できます。
子どもがよりいきいきと個性を発揮できる場を作るとはどういうことか、
日々の生活で思い巡らせながら、そういった場所を作っていきたいと思っています
あなたは、あなた自身の個性を、おもいっきり発揮できていますか