名古屋で私が開催している「とぶくじら広場」
こどもたちが、表現を通して本来の自分を発揮し、心を豊かに膨らますことのできる空間を作っているのですが、
嬉しいのは、いつも終わった後に子どもの変化が使わってくることです
それはお母さんたちがこの空間で、子どもの変化を感じてくれた証でもあるのです
幼稚園の年中さんの男の子は、「とぶくじら広場」のウォーミングアップである、「ボディートーク」の胴ぶるいを
生活発表会の前にやったら、緊張せず、楽しめたそうです
普段あまり笑わない2年の男の子は、ここにきてニコニコ笑って、楽しそうにしていたそうです
学校がちょっと窮屈だった女の子は、ここではじけて学校もがんばれているそうです
初めての子が来たら、自分から「よろしくね」と、握手を求めに行ってくれた男の子は、
本当はちょっと恥ずかしがり屋さんだったけど、自分から声をかけたくなった様子。
「とぶくじら広場」の日を、学校で友達同士が指折り数えてくれたり、
学校の先生にやってることを見せたいと、友達同士で話してくれたり、
こうして楽しみにしてくれている子どもが増えてきたのが、とっても嬉しいです
子どもは不自由で、怒られてばかりだと、力を持て余し、コントロールできなくなり、
エネルギーを爆発させたり、人に意地悪になったり、大人の言うことがきけなかったりします
感情的に怒らず、本当に大事な時だけピシッと叱れば、子どもにはちゃんと届きます。
そしたら、あとは子どもに任せて、ケンカしたときなど解決できなくて困っていたら、手助けになるよう
知恵を貸してあげればいいのです。
そうすれば、子どもたちは、自分たちで自分の心をコントロールできるようになるし、
大人の言うことも聞けるようになります。
なにより、毎日がもっと楽しくなるし、大人だって怒らずにいられます。
だからこそ、「とぶくじら広場」のように、
子どもが自分を発揮でき、楽しい空間を作るために互いに協力し合い、
自分をコントロールする力をつけていく場が大切なんだと思いました。
子どもが豊かに表現できる場としてだけでなく、お母さんたちがいつもと違う表情のわが子を見て、
自分の子の良さに改めて気づいてもらうような瞬間が、ますますたくさん出てくるといいなあと思います