最近、テレビで「尾木ママ」という愛称で、教育評論家の尾木直樹さんをよく見かけます
ちょっぴりオネエ言葉で、物腰も柔らかい彼は、本を出しても飛ぶように売れる、今や売れっ子です。
テレビ番組でも、あっちこっちと引っ張りだこ
キャラクターだけでなく、話し方にも説得力があり、今のお母さんたちが納得できる分かりやすいのでしょうね
その尾木ママが、昨日ある番組で、親子円満家庭には、趣味が「登山」のところが多いと、言ってられました
家族みんなで登山をすると仲良くなるそうです。
それは、「山を登る」という行為を通して
①過程を楽しみ
②苦楽を共に乗り越え、
③何かを成し遂げる喜びを共に味わい、
④その後の充実感を共に味わう。
からだそうです。
なるほど、です
私のしているミュージカル活動も、そういうところがあります。
ですから、ミュージカルを共に創った仲間とは、深いつながり感があります。
一生のうちに、こういう経験をいくつもできるといいですよね。
私がスタッフをしている「ミュージカルひろば」の中には、家族で参加してくれている人たちがいます。
中でも、とってもステキだなあと思うのは、
もともとは子どもが不登校で、居場所を求めてミュージカルにやってきたファミリーです。
二人兄弟で、上のお兄ちゃんはミュージカルでも楽しそうだったようですが、
不登校だった弟さんは、ミュージカルに来ても最初は遊んでばかりいたようです。
そこで困っているお父さんに一言。
「お父さんが出たら、ボクも出る」
お父さんは息子さんのために出演を決意したとか。
自分が認められ、お父さんとの貴重な時間を得て、仲間ができる中で、彼も自分なりの表現を始めました。
お兄さんは東京に進学し、ミュージカルを卒業しましたが、
弟君は自分にピッタリの主役が巡ってきて、それを熱演して以来、今度は裏方に徹するようになりました。
それからしばらくは・・・お父さんと、お父さんの出演に影響を受けたお母さんが出演。
弟君が裏方。お兄ちゃんが観客。
とってもあたたかな光景でした
これから名古屋で膨らむ「くじら広場」にも、こういうほのぼのした歴史が作れていくようになるといいなあ