この写真!!
前回の「とぶくじらひろば」の子どもたちの様子です。
これは『ピーターパン』の1シーンである、フック船長に
海賊たちが迫っていくところです
見ていたお母さんたちから、写真をもらったので、アップしました。
肖像権の関係があって、子どものいきいきした表情のある写真がお見せできなくて残念ですが、みんな目を輝かせて、
海賊をやっています
一回目の「とぶくじら広場」では、クリスマスだったので、
みんなのイメージから『赤鼻のトナカイ』に振付をしたり、表現で遊ぶような時間でした
そして、二回目以降からは、少しずつ、演技に挑戦しています。
題材は、私の師匠の増田先生が書かれた『ピーターパン』の脚本の海賊のシーンが中心です。
最近の子どもたちは、どの子もわりと日常生活の中で、自分の枠の中で生活しているように感じます。
おもいきり何かやるというよりは、決められた遊びを、決められた型でやっているかのようです。
学校生活も決まり事をこなすようなものが多く、忙しいカリキュラムを、次々、クリアしていく感じにも見えます。
型にはまるばかりではなく、ときには大胆に自分の可能性を広げてほしい、
めちゃくちゃするのではなく、新たに創造するエネルギーを持ってほしい。
私はそう思っています
そこで、自由気まま、ヤンチャで荒くれ者の海賊から始めることにしたのです。
海賊の動きには、決まりがなく、だらしない。
だから、みんなの個性も出しやすいからです。
でも、子どもたちが海賊をしていると、私の指示した動きはするけど、なかなか自分なりに工夫ができません。
そこで、「もっと自分なりに動き方を考えて」と、ヒントを出しました。
フック船長から逃げるとき、素早く逃げたり、コソコソ逃げたり、後ろ向きだったり、フックを見ていたり…
そのヒントから子どもは、自分にしかできない動きを見せ始めます
中には、受け狙いで設定を違うことをする子もいますが、そういうのは取り上げず、気長に見ていると、
だんだん作品に合う内容にしていってくれます。
そして、練習の終わりごろには、それぞれが豊かに、自分にしかない動きを見せてくれました
一人ひとりの感性が輝く「とぶくじらひろば」の活動が、来月からは月二回になります。
ますます楽しみになってきました