今日は名古屋市緑区の「こどもNPO ピンポンハウス」で、ボディートークをしてきました
お恥ずかしい話…私は親子体操だと勝手に思い込み、
今回は昨日より深く、保護者の心に寄り添い、内容を伝えるぞ~と、意気込んでいたのですが、
待っていたのは、かわいい2~4歳児ちゃんでした
つまり、私の勘違いで、未就学園児対象のボディートークだったというわけです
でも、子どもたちと一緒に表現をするのは、私の一番好きな分野ですから、
一気に自分の息が軽くなりました
最初は「生命は揺れる中で大きくなるんだよ」という説明を、カエルの絵で説明しました
カエルの赤ちゃんはオタマジャクシ。さらに赤ちゃんはたまごですが、
そのたまごの中では、勾玉の形をした生命が、たえず小刻みに動いています
どんな小さな生物も、アメーバーでさえ、生命は揺れながら細胞分裂を繰り返し、大きくなります。
ですから、体の中を揺するのは、とてもいいことです。
筋肉もリラックスするし、神経も活性化されます。そして、何より、息がほぐれてきます。
子どもたちにはそこまで細かいことは言いません。
一緒にカエルになり、オタマジャクシになり、勾玉のあかちゃんになり、
全身を揺する楽しさを感じてもらいます
そして、全身表現の導入に「ぞうさん」や「犬のおまわりさん」を、生きた表現で歌いました。
それから、「だるまさんが」ほぐしを、パネルシアターをバックにやってみました
子どもたちはコロンと転がったり、ビョーンと伸びあがったり…その姿のなんとかわいいことか
ほのぼのした笑いがこみあげました
そのほかにも音楽に合わせて踊ったり、布を使って動いたり、私には至福の時間でした
子どもの中には「もう一回しよう」と言ってくれる子もいて、
小さい子ほど繰り返してやる楽しさがるのをじかに感じました。
帰りがけにスタッフの方が、
「表現にスッと入ってこれない子は、どんな場面にも必ずいますよね?
そういう子のことは、どう、ご覧になっていますか?」と、聞いて下さいました。
ボディートークでは、外の形より内が動くことを大事にしています。
一回の表現をしたかしなかったかより、その子がその空間に居心地が良いかが、第一です。
そして、それが保証さえされていたら、自分にいいタイミングで物事を始めるでしょう。
表現が苦手な子も、みんながやるのをじっと見ていたら、興味を持ち、一緒に心が躍っている証拠です
その芽を摘まずに、ゆっくり育んでいたら、いつか必ず花が咲きます。
なぜなら表現することは、人間の本能だからです。