こののどかな風景!!
昨日、劇指導に行った小学校の近くの風景です
大自然に囲まれたこの小学校は、生徒数も少ないながら、
みんなが楽しく生活していて、年に一度、秋の今頃にはいつも
自然の大切さを劇にして、いろんな場で発表されています
私はその劇指導に呼ばれて、かれこれ6年くらいになるでしょうか。
山手の小学校の子たちというのは、みんなアウンの呼吸で会話できるから、
表現するのが苦手な、おとなしい子が多いものです
この学校の子たちも、例にもれず、おとなしく引っ込み思案。
最初は表現を引き出すのに、時間がかかったものです
でもみんな素直だから、ひとたび表現し出すと、どんどん豊かになり、指導する私も、とっても楽しいです
それ以来、毎年行っているのですが、なんせ一年に③回くらいしか行かないから、
私を忘れている子もいるほどで、ここで培った感性が、どれほどいかされているのかなあ・・・
と、思っていましたが、今回行って、積み上げる素晴らしさを感じました
それは、経験したこともない1年から、6年間毎年していた6年生までが、
ボディートークを始めた途端に、サッサと自らの皮を脱ぎ、本来の自分を出し始めたのです
普段なら、③回シリーズの劇指導なら、
最初は、ボディートークのウォーミングアップをたっぷりし、
自分を出す楽しさの体験をし、実際の劇の練習は後半に少しする程度
そして、「ああ もっとしたかったなあ」という気持ちで帰すようにしています。
すると、次は最初から集中が違うからです。
でも、今回のこの学校では、授業の中盤には、劇練習に入りました。
もう最初から子どもが、劇をしたがっていたからです
と、言えども、台本ももらったばかりなようなので、
6人グループになり、3年生の劇の部分をそのグループでやってみました。
1年から6年までが、ランダムに入り混じり、自分たちで好きなセリフを取り合って練習しました。
すると・・・みんないろんな工夫をして、演技を始めました。
「セリフのないときは、どう反応してる?」と言えば、それぞれに表現し、
「虫を探すときはどこを探す?」と聞けば、床も這いまわり、
「驚きは全身で!」と言えば、「おお~」と声も出て…
これも少しずつ、毎年、積み上げた感性が生きているからなのだと嬉しくなりました
そして、そういうことを大事に考えてくれる先生方に、感謝です