今日、学童保育で五年生の男の子が、将来の夢を話してくれました。
その子の夢は、大きくなったらフランス料理のコックさんになること
「なんで?」と聞くと、「おいしい料理を作って、まずは両親を、そして、みんなを喜ばせたいから」と答えました。
彼の眼は、キラキラと輝いていました
私は、彼はなんてやさしい、そして素直な心を持って育っているのだろう!と、嬉しくなりました。
母の日には、肩たたき券をプレゼントしたら、すごく喜んでくれたとを、これまた嬉しそうに話してくれました。
きっと、ご両親が彼の優しさに、ひとつずつ、感謝したり、感動したり、
大切に気持ちを返していたのだろうと思います。
人は、人に喜んでもらうと、元気になる性質を持っています。
自分にあう役割があることで、使命感ができ、存在価値につながります。
たとえば長生きしているお年寄りは、いくつになっても、誰かの心配をしていたり、
近所の掃除を率先してしていたり・・・
それが、使われていると思えてしまうとそうはいきませんが、自分からすすんでする他者を喜ばせる行為は、
相手に喜ばれることで、さらに膨らみます。
お料理を作って、「おいしい! おいしい!」と、行ってもらえる人ほど、料理上手になるものですよね
ボディートークでも、そのことを大切に考えています。
体ほぐしや背中たたきを指導した時、相手にどこが気持ちいいか伝えて、そこを重点的にほぐします。
また、してもらったら、相手のこともほぐします(「持ちつ持たれつの原理」と呼んでいます)。
そして終わったら、感謝しあいます。
全身をやわらかく、しなやかにほぐすと、相手はよくほぐれます。
実は相手をほぐしていることが、自分の体ほぐしでもあるのです。
そして、相手に喜ばれたら、心もさらにほぐれます
あなたの幸せが私の幸せになる、そんな心を伝えあえたら、人はもっと幸せを日々、感じられるのにね
そのためにも、相手の優しさや心を感じて、その喜びを伝え合える空間が必要ですね!