今さらですが、デジタルアンプ 「LXA-OT3」 について記述します。
OT3は音楽之友社 発刊 「stereo」誌 2014年1月号の付録でした。
OT1のパワーアップ版という位置づけでの発表なされてからの発売で、当時ワクワクしながら確保したものです。
OT1と比べると値上がりましたが、コンデンサや性能が向上していたので致し方ないかなという感じでした。
OT3も非常に人気があり、改造情報はネット上にあふれています。
それらを参考にさせていただきつつ、あくまでも自己満足の世界で手を加えました。
ケース
OT1同様、HORA AUDIOの木製ケースを利用しています。
奥行きが延びてしまうのは避けたかったのでコンパクトなまま使えるこのケースが気に入っています。
ケース自体は改造が想定されていないため、内部寸法の遊びがありません。干渉する部分はやむを得ず内部をノミで削りました。
ボリュームはLinkman(925S-QA1-A203)に替えています。
ボリュームノブを使用するには軸長が足りないので5mの円柱スペーサーを足しているのもOT1と同じです。(メタルロックで接着)
φ6mmのノブが使用可能です。
①電源
別途用意のACアダプタからNFJ社のPetit SusieおよびPetit Tank経由させて利用しています。
OT7などを鳴らしている環境でつなぎかえて遊んでいます。
②左側
左側は以下を使っています。OT1より先にこちらに手を加えておりました。
インダクタ 33uH →RTP8010-330-M
C70,C78 1,000µF →Silmic 35V 1000µF
C63,C64,C67,C68 0.1µF →MKT1813 100V 0.1µF
C56,C66 0.1µF →MKS2 63V 0.1µF
C57,C65 330pF →Panasonic ECHU 50V 330pF
C69,C58 0.47µF →MKP2 100V 0.47µF
Silmicは耐圧50Vのものですと高さが40mmとなるため、35mmの35Vが上限でした。
③右側
ネット上でよくあるオペアンプや一部コンデンサのバイパスはしておりません。
C21 470µF →ROE 40V 470µF
C32 47µF →KZN 50V 220µF
C6,C45 1.0µF →WIMA MKS2 1.0µF
その他のコンデンサは上の方の写真の通り、KZ、Silmic、UTSJを用いています。
C43,C48 →Silmic 50V47µF
C14 →UTSJ 50V100µF ※後日UTSJ 50V47µFに変更
C60,C10 →Muse KZ 50V22µF
C4,C11,C19 →Muse KZ 50V22µF
C21は紆余曲折しROEになりました。
スペースの問題でMKS2の2個(C6,C45)を裏面に回す形にしています。
C14は1回路のオペアンプを2個使うため、干渉をしないようKZNにしました。
C76はポップノイズ対策で47µFに増量しています。
(無駄に大きいのは、OT6にてPW以前に試用したKXJを赴任させたため
⇒大きいのでOT9添付のYXF 50V47μFに換えました)
■よしなしごと
木製ケースと干渉するのはC70,C78 :Silmic とC6,C45:WIMA MKS2となります。
収納できるように溝を彫りました。
当初は付属していたFWと同じような寸法でいけるUTSJを多用していたのですが、音がさっぱりしすぎてしまったので変えてしまいました。
オペアンプはOPA604APを使うことが多いです。OT1よりおとなしい感じかなと思います。