FMチューナー 「LXV-OT8」 について記述いたします。
当方にとって最初のLXV-OTシリーズはOT8でした。発売当初より使用しています。
※OT6やOT7はあとから知りました。乗り遅れたので中古ショップ等で入手しています。グライコのOT9は敷居が高そうなので7月現在入手していません。
ワイドFM対応であること、真空管を使用していることで興味を持ちました。(真空管は味付け程度の位置づけのようですが。)
リモートワーク中などラジオは日ごろからよく聴くのでしばらく素のままで使っておりました。今もOT8とOT7の組み合わせで鳴らしながらこの作業をしています。
受信環境について
集合住宅の壁から電波がとれるので主要局を聴く分にはほぼ問題ありません。
ワイドFMについては3mぐらいあるケーブルをアンテナよろしく適当に延ばして方向を変えたりして聴いてます。
アンテナケーブルはミニプラグ <-> F型の変換をかましています。
主に天候の影響で受信が良好でない場合はあきらめてRadikoにしていますが・・・。
■2022/12/4追記
可変抵抗からアースを落としたら受信状況が安定したので追記します。
ノブに触れた際に受信感度がやや上がる?感じだったので可変抵抗からアースをとりました。簡易なケーブルを作成して結線しただけですが・・・。
はやくやっとけばよかったわ。
可変抵抗側はフロントパネルとの間にワッシャーをかまして間に挟みました。
アース側は基板をねじ止めするアース箇所です。ステレオのLEDが点滅していたのが減った気がします。付属のノブから金属のに変えてるからなぁ・・・。
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ネット上で公開されている先人の方たちの情報を参考にしつつ、手を加えました。
紆余曲折し、以下の構成・運用方法で固まりました。
①電源
アンペア数の多いACアダプターを用意しました。
ACアダプターは秋月電子で買うことが多いです。
気休め程度にここでもNFJ社のPetit SusieおよびPetit Tank経由で利用しています。
12Vの1系統はOT8が占有しています。
つまりアンプ用とは別系統です。(LXA-OT1は12Vで運用していません。)
②外観やネジなど
例のブラックウォルナットの木箱で運用しています。シャーシ系のネジは付属のものです。
基板の固定
基板は付属の樹脂製のもの使わず、10mmの六角スペーサーで固定しています。
ネジは超低頭のミリネジとし、上下で止めています。
RCA端子
付属品と構造が同じ金メッキのものをAliExpressで見つけ、換装しています。
横型(1x2)のものです。RCA-214 Goldですかね。
ボリュームノブ
AliExpessで見つけたものに替えました。
OT7 mkII で使用しているものと同一の34mmのものです。
化粧足
タカチのAFM25-12Sにしました。
他の機器用は20mmなのですが、設置場所の関係で高さが欲しかったのでちょっと大きくしています。木箱なのでねじ止めまではしていません。両面テープで貼りました。
リード線
金メッキのOFCに替えました。本数が多いのでややしんどい作業です。アース線のリードはコンデンサの足を切り取ったもののうち太めのものを選び、交換しました。
③抵抗
タクマンREYにしました。この抵抗は方向性があるようですが、あまり気にしていません。
千石電商、海神無線でそろいました。本数が多いので慎重に作業しました。
<海神無線>
1/2W 820K(R11,R22)、470K(R13,R15,R24,R25)、300K(R2)、4.7K(R18,R20)、1.2K(R14,R23)、300(R12)、180(R10)
<千石電商>
1W 47K(R16)、3.3K(R1)
1/2W 100K(R8)、33K(R3)、10K(R5,R21)
1/4W 120K(R6)、51K(R9,R19)、47K(R7)、18K(R4,R17)
入手できない値の抵抗はワット数を上位のものにしています。ご了承ください。
④コンデンサー
換装後の構成は以下の通りです。耐圧は変わっていますが、容量はオリジナルと同一です。
C7 ROE 40V2200
C9/C13 UTSJ 25V220
C8/C21 SILMIC 50V10
C2/C10 ERO MKT1813 100V4.7
C5/C11 Vishay MKT1813 250V4.7
C15 WIMA MKS2 63V1.0
C16/C19/C20 双信電機 500V 22p
C12/C14/C17/C18 WIMA MKS2 63V0.1
パスコンは裏面に適当に施しています。
⑤その他
ダイオードは手持ちのTFKに替えました。
レギュレータにヒートシンクをつけました。
■よしなしごと
回路図はMook本にはなかったような・・・。
ステレオ誌の2019年11月号の130ページにあるんですね。
つい最近知りました。まぁ、見て理解できるわけではないんですが。抵抗値の調査が地味に大変だっただけに・・・。
中古のOT8は安価で取引されているようなのでちょっと寂しい気もしています。