ラックスマン製「LXV-OT7」に関する備忘録 | tobilishi721のブログ

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ひょんなことから真空管とハイブリッドなアンプである 「LXV-OT7」を入手しました。

入手前から、UTSJ中心に換装されている方のサイトなどを参考にコンデンサや抵抗の構成を考えておりました。

もはや換装が目的になっている感じです。

試聴しては構成を変え、を繰り返して最終的に以下の構成にまとまりました。

 

以下、おおまかに3つのポイントで手を加えています。

真空管については当方が申し上げるまでもなく、いろいろ換装して楽しめます。この個体についてはソケットが水平に取り付けられておらず、真空管がまっすぐ刺さらない感じでした。

このため、金メッキの9pin ソケットを千石電商で調達し、交換しました。主にJJかBRIMAR CV4003で運用しています。

 

①電源

ACアダプターはアンペア数が多いものを別途用意しました。

気休め程度にNFJ社のPetit SusieおよびPetit Tank経由で利用しています。

OT3やOT1など他の機器との使いまわししています。

メガネケーブルはオヤイデのものを流用しています。

 

②外観やネジなど

シャーシ系のネジ

超低頭のタップネジにして側面の凹凸を極力なくすようにしました。他の方がやられているようにM3のネジ穴をきって超低頭のミリネジで運用するのが理想かと思います。

基板の固定

基板は付属の樹脂製のもの使わず、10mmの六角スペーサーで固定しています。

ネジは超低頭のミリネジとし、上下で止めています。

RCA端子

付属品と構造が同じ金メッキのものをAliexpressで見つけ、換装しています。(RCA-213 Gold)

2x2は無かったので縦型(2x1)のものを2個並べ、接着して使用しています。

基板に刺すための爪が左右についていますが、2個を並べた際は内側にくる2個の爪が基板に刺さる穴がない形となります。

このため、この2個を基板に接するところで折る必要があります。OT6で使う場合も同様です。

ねじ止めは中央のもののみとなるので2つを強力な両面テープで接着しました。

 

 

【追記】

結局、RCAは後日 ねじ止めされていない方がゆるゆるグラグラになってきたので TOMOCA C-60 に変えました。

OT6も同様に変えました。

 

ボリューム

ギャングエラーがあったのでボリュームをLinkman R1610Gの50KΩのAカーブのものに替えました。何個か買ってあらかじめ抵抗値を測ってそろっているものを採用したほうがよいです。

端子の形状はそのままでは使えないので端子の加工が必要でした。端子の不要な部分は切除して残った端子6つにφ0.8mmの導線を通し、基板に刺せるよう加工しました。基板にさしてはんだ付けしています。軸長は20mmのRB1にしてしまいましたが、短い15mmのQB1の方がよかったです。使用するノブによりますね。ノブやや浮いたので軸を結局5mmヤスリで削って調整しました。

 

【2023/2追記】

再度ギャングエラーがひどくなってしまいました。

はんだづけが甘かったのか接触不良をおこしたため、再はんだしたのがよくなかったようです。コテの熱が伝わって余計に壊してしまった感じ。

今度は最初から軸が5mm短いQB1を何個か購入し、よく使う9時から12時の部分で差がなさそうなものを採用しつけ直しました。念のため、千住金属の融点が低いはんだを利用しました。

 

結果はかなり良好です。

Vishay V9Aとか興味があるんですが、円安の影響か高すぎで見送りました。コテ熱に弱そうだし、そこまでの技量がない。

ボリュームノブ

ノブは例のごとく、Kilo International製のものに替えました。アルミの削り出しの方がよいですね。小音量時の不満も解消されました。

 

化粧足

LXV-OT7 mkⅡに付属していた足を使っています。もったいないので。

抵抗

Dale RN-60(1MΩx4本:R7,R11,R12,R16)、アムトランスのAMRG(R5,R6,R10,R15,R17,R18)

およびタクマンREX(それ以外の8本)へ変更しました。

R1とR2もタクマンの酸化被膜に交換しています。

その他

リード線は鉄線?のようなので、金メッキされたOFC線などに交換しました。

ダイオードは手持ちのTFKのものに替えました。

 

③コンデンサー

OT7の情報はネット上に数多あるので換装後のみ記述します。

上の5行以外は手持ち在庫でやりくりしています。

MUSE KZは秋月にて安価に入手できるのでよく使っています。

 

<換装後>

C5, C13  ROE 40V 2200

C2         ROE 40V 1000

C4         KZN 25V 6800

C8,C9     MKT1813 250V 2.2

C12,C14  MKT1813 250V 2.2

C7,C10    MKT1813 100V 0.15 ※交換する必要なし

C3    UTSJ 50V 47 ※交換する必要なし
     ⇒OT9添付のYXF 50V47

C1         WIMA MKS2 63V 0.1

C6,C11  MUSE KZ 25V100 ※交換する必要なし

C15       MUSE KZ 25V100 ※交換する必要なし

C16,C17   SILMIC 50V100  ※交換する必要なし

 

過剰に交換しているので※のようなコメントをつけました。

裏面には適当にパスコンを施しています。(WIMA 63V 0.1)

 

■よしなしごと

バナナプラグ対応に端子を変えたいですが、サイズの制約があるのでどうすりゃいいのやら。

ボリュームについては数ヶ月運用した後、ギャングエラーに耐えかね交換した格好です。夜間に小音量で利用するためです。

結果、非常に明瞭になってしまいOT7のキャラクターが変わってしまいました。こなれてくるのでしょうか?

音量ボリュームなのでカーブはAかなと思ったのですがもともとのBでもよさそうですね。

音量調整時の捻り具合が変わりました。慣れの問題かな。

入力は二系統なのですが、切り替えるスイッチの調子がいまいちだったので他から取って流用しました。

OT7についてはクロストークが発生するのはしょうがないんですかね。

 

【2022/12/7追記】

BRIMAR CV4003が多分お亡くなりに。

久々に通電してみると

 なぜかボアボア言っている 特に小音時 

 ⇒ 音量を上げ、しばらくすると安定 

 ⇒ またボアボア言う・・・

なんだろうなと思って分解してみたものの分からず。

ネットにヒントはないものかと探していたら、真空管の寿命かも? 

手持ちのJJにしたら問題なし。BRIMARさん、寿命かい。

加えて、片chの接続が安定しないことがあるのがやや悪化。本機OT7を中古入手時からあった症状。分解時にチェックしたところ、スピーカー端子のよう。ちょっと変形しとる。

OT4から外したものがあったので交換。多分同じ部品。

あとは 気休めとしてアンプICと銅板の間にPCのCPU用シリコングリスを塗ってみた。現在は問題なし。JJで稼働中。

 

【2023/2追記】

BRIMAR CV4003はOT8では問題なく使えている。

ボリュームを変えたことにより出力が安定したOT7でも問題なく使えるのかもしれないが、このままでよいか。