こんにちは、アラフェネです。
今回は、<ワシミミズク>、<アフリカオオコノハズク>の記事になります。
女神アテナの従者とされ、森の賢者とよばれる知恵の象徴とされる動物です。
猛禽類の中でも、とても人気のある鳥類で、ペットとしての需要が高まっており、エキゾチックアニマルショップや
某ペットショップチェーンでも見ることができるようになりました。
そんな一風変わった猛禽類、フクロウとは一体どんな動物なのか生態などをお話していこうと思います。
今回、本ブログでは、初めて扱う類な為、2種の紹介に入る前に、<フクロウ目>についてお話させていただきます。
フクロウとは?
フクロウは鳥類の中の<猛禽類>と呼ばれる、肉食性の鳥類の一種で、
同じ肉食性であるタカ目、ヨタカ目などと同じカテゴリに入ります。
猛禽類は、完全肉食性で、嘴が鉤型、爪が鋭い鉤爪型をしており、高い飛行能力を持っている鳥類の総称です。
〇分類
・メンフクロウ科2属18種
メンフクロウ属メンフクロウ
ニセメンフクロウ属ニセメンフクロウ
・フクロウ科25属202種
コノハズク属アフリカオオコノハズク
フクロウ属モリフクロウ
トラフズク属トラフズク
ワシミミズク属ワシミミズク
フクロウは、フクロウ目に属し、種によってメンフクロウ科、フクロウ科に大別されています。
フクロウ目は、わかっている種の中でも約220種ほどの種類が全世界で確認されており、猛禽類の種の大半を占めているとわかります。
特にフクロウ科に属するフクロウは、メンフクロウ科と比べずば抜けて種類が多く、後述で紹介する<アフリカオオコノハズク>、<ワシミミズク>もこの分類になっており、私たちが知っているフクロウの大半がこの分類に属しています。
〇生息地
アフリカ大陸、南北アメリカ、ユーラシア大陸
インドネシア、オーストラリア、日本(10種)
生息範囲は、北半球を中心とするタカ目と比べ、フクロウ目は北半球から南半球へと分布域が広く、様々な環境に適応した種が存在します。
日本には、約10種ほどフクロウが存在し、主に北海道や樺太など、ユーラシア大陸と分布域が重なる種も多いです。
代表的なものでいえば<ホンドフクロウ>、<アオハズク>、<トラフズク>、<シマフクロウ>などですね。
〇形態
次は形態です。
フクロウは、鳥類の中では珍しい、夜行性で、
他の鳥類と違い、形態や感覚器などが特殊な構造をしていて、夜間に狩りを行うという事に特化していると言えます。
フクロウの羽は、柔らかく縁がとても細かい羽根が何重にも重なった構造をしています。
そのため獲物に近づく際、音を出さずに羽ばたくことができ、獲物に近づくことが可能となっています。
ワシミミズクなどの一部のフクロウは<羽角(羽軸)>とよばれる、突起状の頭についた1対羽が存在した飾り羽があります。
ミミズクという名前の由来にもなっているんですが、羽角がないミミズク(アオハズク)もいます。
フクロウの目は、鳥類では珍しく正面についており、対象を立体的に物を見ることができます。
また、犬や猫のように、夜間に特化した見え方をしており、わずかな光でも効率よく見えるようになっている反面、
色覚はあまりよくないようです。
視力は、全動物界の中でもずば抜けていて、人間の100倍以上の感度を誇ると言われています。
フクロウは首を180°以上回転することが可能で、同じ位置にいながら、体を動かさずに、周囲の広範囲を見渡すことが
可能となっています。
その代わり、眼球が固定されて、他の動物のように動かすことができません。
耳の位置にも特徴があります。
よく、羽角に耳があるのではないかと勘違いされる方も多いと思うのですが、
実際は、左右に存在し、羽毛で隠れています。
そこらへんは、ほかの鳥類と共通なのですが、フクロウの耳の穴は左右非対称になっており、立体的に
音をとらえるような構造になっています。
顔の平べったい特徴的な丸い顔は、パラボラアンテナのように
細かいわずかな音でも正確にとらえることができると言われています。
このような特徴から、フクロウは暗闇の状況下で、いかに狩りを行えるかに特化していることがわかると思います。
今回は、<けものフレンズ3>でおなじみのコンビ、コノハ博士こと<アフリカオオコノハズク>とミミちゃん助手こと
<ワシミミズク>を例に挙げてみました。
アフリカオオコノハズク
〇分類
鳥綱フクロウ科フクロウ目コノハズク属
分類は、鳥綱フクロウ科フクロウ目コノハズク属に分類されます。
コノハズク属は他に、アメリカオオコノハズク、ヒゲコノハズクなどが属しており、小型の種がほとんどです。
販売店では、<ミナミアフリカオオコノハズク>や<キタアフリカオオコノハズク>という名称を見かけることがありますが、明確な違いはありません。
〇生息地
アフリカ大陸(サハラ砂漠以南)
〇形態
全長:19~24㎝
翼開長:55㎝
体重:0.1~0.2kg
全体的に白色~灰褐色のような羽色をしており、
顔には、はっきりとした色黒い縁で、羽角が長く、目は赤色~橙色が特徴的です。
体長はフクロウ科の中でも、かなり小型な部類に入り、オスよりメスのほうがやや大型です。
表の世界最小の<アカスズメフクロウ>の体長をみても、
あまり差がないことがわかります。
〇生態
気質は気が強く、とても臆病で、神経質な性格をしています。
神経質さでは動物の中でも、高いほうで、強いストレスがかかると死に至るほどで、病気になってもあまり目立たず、
元気に振る舞うことがあります。
身の危険を感じたり、相手のほうが各上だと感じると、枝のように急激に細くなり擬態行動に入るのが
特徴です。
〇生息状況
LC:軽度懸念
ワシミミズク
〇分類
鳥綱フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属
続いて、<ワシミミズク>です。
分類は、鳥綱フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属です。
ワシミミズク属には、基本的に中型~大型の種類が多く、<ベンガルワシミミズク>、<ユーラシアワシミミズク>、<シロフクロウ>が有名ですね。
〇生息地
ユーラシア大陸
基本的に、ユーラシア大陸を中心に生息する鳥類なのですが、
北海道では迷鳥、北方領土で留鳥として生息します。
〇形態
全長:58~71㎝
翼開長:152~180㎝
全長は、58~71㎝で、翼開長は152~180㎝とフクロウ科の中でも、大型の部類になり、大きい種だと翼開長2m以上の個体も存在します。
流石に、最大種の<シマフクロウ>よりは対格差がありますが、<シロフクロウ>と同程度の大きさです。
目は橙色で、嘴が黒く、
種によって、羽色がやや異なりますが、基本的には赤褐色、黄褐色、クリーム色が
交じり合った、斑点模様が特徴的で、樹木の模様に擬態できるような見た目をしています。
ワシミミズクの多くは、羽角(羽軸)と呼ばれる飾り羽を頭の上に生えています。
鉤爪で握る力は兄弟で、野兎などが身動きできないほどの力を備えており、女性の小指くらいの大きさのある鋭い爪で、
突き刺し確実に仕留めます。
〇生態
夜行性で、森林やその岩場を好み、優れた聴力と視力で獲物が通り過ぎるのを待ち、
獲物を正確にとらえます。
完全肉食性で、小型哺乳類、カエル、爬虫類などを主に捕食します。
大型なのにも関わらず、ほぼ無音で羽ばたくことが可能で、どんなに優れた聴力を持つ動物でも気づかれない確率が非常に高いです。
繁殖や子育ては、巣を作らず、木のうろなどを使うことが多いようです。
天敵は意外にも存在し、同じ猛禽類の<オオタカ>が存在します。
オオタカはフクロウよりも圧倒的に速度が高く、捕食対象にもなりうると言われています。
〇生息状況
軽度懸念:LC
【日本北海道】絶滅危惧種:CR(絶滅危惧IA類)
ユーラシア大陸全体では、軽度懸念とされていますが、日本では、
国内希少野生動植物種にしてされており、絶滅危惧IA類にしてされています。
ヨーロッパでは増加傾向がみられるそうですが、アジア圏では減少傾向にあるそうです。
要因は、レジャー活動、繁殖放棄、交通事故、有刺鉄線による衝突事故、
キツネによるヒナの捕食など、多種多様な原因が考えられます。
以上が、フクロウの記事でした。
フクロウは鳥類のなかでも、猛禽類の中でもとてもユニークな見た目と生態をしており、
一風変わった不思議な魅力があります。
動物園やアニマルカフェでも容易に触れ合えたり、観察できますので一度訪れてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上となります、この記事が良かったと思ったら、いいね、フォロー、コメントお願いします。
本日も最後までご購読ありがとうございました。
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