出航してから最初のランチを頂きました。
美味しい～
どんなシェフが作ってくれているのか？
まだ紹介されていません～
おっつ
これは何ていうサルでしょう？？
カリマンタン島にいるおサルさん（マカクザル）になんだか、そっくりです（笑）
エディが神妙な顔をして、
僕たちに質問をしてきました？
これからオランウータンに会いに行きますが、
「人間とオランウータン」どちらが大事ですか？
「どちらも大事なんじゃない」？っと僕たちは答えました。
「そうです、そうです」、「どちらも大事なんです」
このエディの投げかけが全てだと思います。
日本で例えると、
「人間と熊どちらが大事ですか？」
「人間と植物」、「人間と森」、「人間と川」、「人間と海」など
つまり「人間と自然どちらが大事ですか？」という事になると思います。
さぁ～皆さんはどう答えますか？
追々感じたことを書いていきたいと思います。
ローカルガイドのエディが説明してくれました。
この実はとてもスイート♪
しかし、デンジャラス？？
どうして？
この実を採ると、待ち伏せているものがいるよ？
クロコダイル～
そう食べられちゃう～
それは危険だ～
そしてこの果実は、ここでは人が採ってはいけない果実～
オランウータンのための果実だそうです。
そして、最初の船着き場に到着しました。
最初の停留所はタンジュン・ハラパンです。
舟から下りて、ガイドの説明を受けます。
まずはエディが色々と説明をしてくれました。
タンジュン・プティングには、鼻に特長のある、「テングザル」や、他の7種の霊長類も生息しています。
「ウンピョウ」、「ジャコウネコ」、「マレーグマ」が公園内にいるそうです。
その他、2 種類のワニ、数十種類のヘビやカエル、
野鳥は、サイチョウなど、230種を超える鳥が生息しています。
レッド リーフ モンキー
ヒゲ・イノシシ
キタカササギサイチョウ
コウハシショウビン
この国立公園では、オランウータンのために餌場を用意しています。
オラン・ウータンとは「森のひと」、
インドネシア語でオランが森で、ウータンが人を意味します。
何故このジャングルの中で餌場が必要なのか？
何故なら【オランウータンは絶滅危惧種】だからです。
1 万 2,500 年前まで、オランウータンは東南アジア全域に生息し、ジャワ島から中国南部にまで及んでいました。
オランウータンの個体数はおそらく数十万～は数百万でした。
しかし、今日では、ボルネオ島とスマトラ島の熱帯雨林に残るオランウータンの数はわずかで、6 万頭弱です。
インドネシアの森林は、ブラジルの森林に次いで世界で 2 番目に大きい森林で、
世界に残る熱帯林の 10% をインドネシアが占めています。
残念な事に、本来の森林生息地の最大 80% を失い続けています。
その数なんと年間2,500,000 ヘクタール （東京ドーム534,000個分）を失い続けています。
インドネシアは絶滅危惧種の数が772 種で、マレーシアと米国に次いで、世界で3番目に多い国となっています。
オランウータンは、上の図の通り、過去10年間で元の生息地の半分以上を失ってしまっています。
森林減少の主な原因は政府ＯＤＡ政策（日本も協力）、違法伐採、森林火災などの複合的要因です。
森林が無くなったところには、単一植物のプランテーションパーム油農園が作られるようになりました。
熱帯雨林に生息する動物種の 80 ～ 100% が、単一栽培のパーム油農園では生存できないことがわかっているそうです。
色々考えさせられます。
ジャングルの中を歩き、オランウータンの餌場まで向かいます。
その途中、
森の中がゴソゴソと。。。
あっつ！ オランウータンです(^^)
餌を貰って、森の中に帰る途中みたいです。
可愛い～オランウータンの赤ちゃん～
赤ちゃんは６才までお母さんとべったりらしいです。
母離れが遅～い。
こちらが、オランウータンの餌場になっている場所です。
餌場が無いと、まだまだ森の中の果実などだけで暮らしてはいけない環境だそうです。
こちらがオランウータンのオスです。
一夫多妻制～
このオランウータンの名前をエディが教えてくれました。
ジェフ、２０歳です。
餌場を立ち去る時は、口に餌をたくさん蓄えて帰っていきました。
こちらは、お母さんと赤ちゃん～
ちょっと大きくなった子供ですが、まだお母さんと一緒です。
これが、オランウータンの寝床だそうです。
ジャングルの中、上を見ていると、ポツポツと寝床が見つかります(^^)
舟に戻る途中～珍しいリスが現れました。
なんと、手のひらより小さいリスなんです。
（拡大しているので大きく見えますが💦）
船着き場に戻りました～
夜の寝床まで、少し川を上ります。
あっつ！「テングザル」
こちらは、完全な野生です。
なんともユーモラスなおさるさんです。
舟の上、ローソクだけのディナーも格別です。
おやすみなさ～い！
つづく
本日もお読み頂きありがとうございます。
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