止まり木 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

 

チャチャ

「ワタチを指差すな!!!咬むじょ」

 

 

咬むんだよね、チャチャは。

 

そんな時は、サクッと捕まえるのです。

 

 

チャチャ

「ワタチは誰?」

 

握られるのは好きだから正気に戻ってくれるのです。

 

 

ハル

「ワタチはね、コーヒーメーカーの上が好き」

「パソコンの上もね」

 

 

アキクサ達はいろいろなところに止まります。

 

 

 

床だってテーブルの上だって・・・・

 

 

 

文鳥が立っている状態の後ろの指は1本、前は3本。

片やアキクサインコの後ろの指は2本、前は2本。

 

鳥飼さんの中でも案外知らない人が多いかな?

 

文鳥はインコに比べ足というか脛?が長い。

指の配置もバランスが悪い。

どう見ても歩くのが苦手な形状です。

実際、地上での移動はポンピングがメインです。

その分、長い脛がバネのような役割をして足裏への負担が減ります。

 

アキクサインコは文鳥に比べれば短足です。

指の配置は前後2本ずつ、バランスよく地上に立つことが出来ます。

歩くのは得意で、走り回ることも出来ます。

ただ、文鳥に比べると、ダイレクトに体重が足裏に伝わります。

 

アキクサインコに限らず飼い鳥のインコ類は足裏への負担が大きいから、気をつける必要があります。

どういうことかと言えば、同じ止まり木に長時間いると、足の裏が腫れ痛みます。

もちろん、1週間や2週間でそんなことにはならないかもしれません。

でもね、慢性的に狭いカゴへ入れる時間が長くなれば、苦痛を伴う可能性があるのです。

 

よく言いますよね、適正な止まり木を使いましょうって。

指が止まり木の三分の二くらいまで掴めるように・・・みたいな。

 

寝る時はそうなのでしょうが、個人的には異議ありです。

 

多分、足裏への負担を考えたら、止まり木は太い方がいい。

なんなら、止まり木は要らない。

だって、床であれば、足裏には均一に体重がかかります。

 

 

太い止まり木はアールが緩いので、足裏への負担が分散されます。

 

 

誤解の無いように言えば、夜間、寝るときは適正な止まり木が必要です。

自然では風が強く吹く晩もあるでしょう。

だから、飼い鳥であってもしっかり止まり木を握って寝るということが遺伝子に書き込まれている。

就寝時の適正な止まり木は安心を担保するのです。

 

で、結局、たどり着くのは沢山、放鳥をしましょうと言う話です。

朝から晩まで放鳥をしていれば、鳥はいろいろなところで過ごします。

それによって足裏への負担は大きく軽減されます。

野生種と比べても仕方ないのですが、あえて比べれば、1日同じ枝の上で過ごす鳥は居ません。

常に移動しているのです。

もちろん、足裏の為に移動しているのは無いのですが、結果として足裏の負担は大きく軽減されます。

要はスケールは違っても、自然種の行動に近い環境下に置くのがベストだと思っています。

 

愛鳥の足裏が腫れてたり、赤くなってたりしませんか?

もし、そうなっていれば、愛鳥は苦しんでいます。

愛鳥の声なき声を拾うのも飼い主の役目です。

 

 

ちなみに、

この記事はいつもの私見ですので、参考までに。