免疫と擬態 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

「ワタチはど~~こだ?」

 

前記事の続きになります。

 

普通の鳥飼さんは何一つ共感しない記事なので、スルーでお願いします。

 

で、進めると、鳥の健康診断に敵意を抱いている私ですが・・・

 

ハムスターってご存じですか?

小動物が好きな方は一度は迎えたことがある可愛いネズミです。

ネズミって書くと抵抗を感じますが、ネズミ目の生き物なので可愛いネズミで正解です。

当家も何度か迎えたことがあります。

 

人気の小型のジャンガリアンハムスターの体重は30~45g

セキセイインコやアキクサインコと同じような体重です。

そして哺乳類ですので、鳥に比べれば人間に近い生き物です。

 

でもね、ハムスターが健康診断に行った話は聞かない。

実際は行く方もいるのかもしれないけど。

もちろん、寿命が短い(2~3年)というのも関係しているのだろう。

 

でもでも、哺乳類ということは鳥類に比べ理解しやすい生き物のハズ。

短い寿命であっても健康で過ごしてほしい、病気の兆候があれば投薬治療をすればよいのでは?と思うのです。

もちろん、エキゾチックアニマル可の動物病院へ行けば、診断、投薬もしてくれると思います。

しかし、医療体制は極めて粗末。

ハムスター専門の獣医師はいません、多分。

要は弱ってしまったら、おくるしかない。

 

 

「ワタチはど~~こだ?」

 

 

話は少し変わって、

魚は健康診断に行かないの?

水槽持って行く訳にはいかないか~

 

じゃあ、

カブトムシは?

昆虫だから行ってもしかたない?

 

最近、よく思うのです。

 

健康診断って健康だから行くんですよね。

そこで、問題があれば、医師の指導や投薬、場合によっては外科的な対応となる。

人間の場合は多くの医療機器や薬が存在します。

もちろん、多くの知識を医師は持っています。

 

そんな医療ですが、大前提は人間が治療に耐えうる体を持っていることです。

もちろん、人間が人間の為に行う医療ですので、適正な投薬ですぐ亡くなることはない。

 

 

「ワタチはど~~こだ?」

 

 

小鳥の医療ってそもそも人間ベースなので過剰感は否めない。

人間の薬を使って治療するって知っていますか?

もちろん薬の濃度は違いますよ。

でもね、鳥は翼があって、呼吸器は哺乳類とは別物です。

 

そんな小鳥を健康診断に連れて行って何の意味があるのか?って

健康診断で問題があれば、獣医師から指導や投薬があるのでしょう。

それが小鳥にとって幸せなのか?と。

鳥専門病院を全否定する訳ではないのですよ。

疥癬なんかは、進行すると酷いかゆみと酷い外見になりますが駆虫薬で治ります。

だから、場合によって鳥専門病院は役立つものです。

 

しかし、前記事にも書いていますが、抗生物質や抗真菌剤等々は毒なので、間違った見立てで処方されると鳥は弱っていきます。

頑張って!!なんて思う飼い主の側で、小さな鳥はどんどん弱っていくのです。

鳥専門病院へ通い続けたけど、愛鳥が弱っていって亡くなったという経験はありませんか?

 

たとえ、獣医師の見立てが間違っていなくても、そこら辺が小鳥の医療の限界だと思っています。

外傷を除けば外科的な治療は大きなリスクしかない。

ぐったりした愛鳥を鳥専門病院へ連れて行っても、特徴的な症状が無い限り、原因不明なのです。

鳥専門病院での治療で助かる可能性は否定はしませんよ。

でもね~~~という思いです。

 

「ワタチはど~~こだ?」

 

 

私が思うに、愛鳥が本当に大切なのなら鳥専門病院へ連れて行かないようにすることが最善です。

誤解の無いよう言えば、健康な体を飼い主が作るということです。

自由な環境やストレスの少ない生活は免疫力を高めます。

そうすれば、鳥専門病院へ行く確率は大きく低下します。

 

ここからさらに声を大にして言いますね。

 

無精卵を産む小鳥で怖い病気?があります。

それは卵詰まりです。

致死率も高い。

 

でもね、無知な飼い主は

「また産んじゃった」って呑気に言っています。

 

おいおい、無精卵は仕方ないにしろ、見守るものではない。

無精卵を産んだ時点で、大きな生命的なリスクが発生しているのです。

 

だから飼い主なら、発情抑制や過産卵を抑制しろ!と思うのです。

 

過産卵が続けば、カルシウムが減少して軟卵になります。

軟卵になれば、卵は排出されにくくなる。

卵管粘膜との癒着も発生する。

 

1つが未排出で詰まっても、次々新しい卵が体内で作られる可能性があります。

以前見たセキセイインコのレントゲンでは体内に3つもの卵が留まっている状態でした。

結果は分からないですが、多分、激痛に苦しみ亡くなったのだと思います。

 

私見を言えば、何か月も続けて月間5個以上産むようなら立派な過産卵です。

野生種の場合は産卵をすると抱卵に移行するので、過産卵は起りません。

飼い鳥の無精卵は続くのです。

 

獣医師でもないのに偉そうに無精卵を語るな!って。

 

獣医師ではないけど、私はアキクサインコのチャチャの無精卵対策を散々してきたのです。

1歳から4歳まで無精卵が続きましたが、年間産卵数は5個以下だったと思います。

年間ですよ。

 

当然、卵詰まりなんか無かったし、卵管の病気もない。

 

小鳥は臆病な生き物だけど、良い環境下であれば、オスがいなくても発情対象を見つけ無精卵を産む可能性があります。

一度、無精卵を産むと続く可能性が高いのです。

逆に言えば、悪い環境下に置けば無精卵は産まない。

もちろん、生命を脅かすような環境には出来ないけど。

 

十分な餌、暖かい部屋、安心できる環境、発情対象etc

上記のどれか1~2つ外せば無精卵は回避できます。

 

私が選択したのは安心できる環境の排除。

カゴを浴室に持って行ったり、稼働中の洗濯機の側に置いたり、カゴ内に怖がる物を置いたりetc

発情期は徹底的に行いました。

そうするとね、産卵が続かないのです。

それと、産卵日も把握しました。

鳥の産卵は貯め糞や腹部の触診、体重増加で産卵日時もわかります。

万一、その日時に産卵しなければ卵詰まりなので、素早く対処できるのです。

 

可哀そうではあったけど、過産卵の挙句、卵詰まりで殺すよりマシです。

そうでしょ、大きな苦痛と恐怖を愛鳥が抱えるなんてあり得ない。

ロストでも同じですが、なぜ飼い主が愛鳥の最悪の未来を想像できないのか理解に苦しむ。

愛鳥の未来が悲惨なことになる可能性は今、行動すれば消滅するのです。

鳥専門病院の待合室で泣きながらごめんねって言う未来は無くしましょう。

もちろん、全てのリスクは回避できないけど、愛鳥の病の原因の幾つかは飼い主が作っているのですから。

 

 

「ワタチはど~~こだ!!!!!!!」

 

 

当家が完璧だとは思わないけど、毎日4時間以上、うち週2日は10時間以上の放鳥をするのは、鳥の免疫力を上げる為。

走り回ったり、飛び回ったりすれば、体力が付くし気分も良いハズです。

免疫ってね、どんな薬より強いのです。

多くの時間を鳥に捧げるって社会人としてはどうなの?という感じですが、それは私の鳥たちへ礼儀なのです。

 

 

でね、さっきからアキクサインコのハルがいない。

電子レンジの取ってにも、

カーテンレールにも、

TVの枠にも、

エアコンの上にも、

キッチンの床にも、

時計の上にも、

テーブルの下にも、

鳥タワーにも、

シーリングファンの上にも・・・・

 

 

「ワタチはど~~こだ!!!!!!!」

 

 

あっ、いたね!!

 

 

 

ぬいぐるみに擬態?してた。

 

 

ハル

「違いますよ、クマさんの羽繕いをしているのでちゅ」

 

 

 

1年の内、数回しか行かないぬいぐるみ群と一緒か~~~

そりゃあ、分からん。

でもクマさんは羽繕いじゃなく毛繕いだけどね。。。

 

 

おわり

 

 

追伸

書きたい放題だけど、役立つところは参考にしていただけたら幸いです。

鳥と暮らすって、ペットと呼ばれている生き物の中で難易度は最上位だと思っているのです。

知らずに迎えた飼い主さんや迎えられた鳥が少しでも良い時間を過ごせたら・・・

なんて偉そうなことを考えています。