1000キロを走る |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

前記事で少し触れましたが、GW中に九州の父が亡くなりました。

GW中、突然の帰省なので多くの制約がありました。

 

鳥ブログなので鳥の事をお話ししますと・・・

 

ペットと同じ部屋で過ごせる部屋が空いていればフェリーで鳥たちと一緒に戻る予定でした。

しかし、GW真っ只中、鳥たちと同部屋で過ごせるウィズペットルームに空きはありませんでした。

 

予定していたもう一つの選択肢は娘を鳥の世話係として残し帰省する。

 

でしたが、諸事情があり鳥たちと家族全員、車で帰ることを選択しました。

 

とは言ってもハッチバックの普通車なので大人4人+鳥カゴ3つは不可能です。

(喪服を含め多くの荷物がありました)

 

対策としてアキクサのカゴは1つを畳んで、チャチャとハルは同じカゴに入ってもらう。

文鳥のシルバは後部座席の真ん中、アキクサ達は荷物室。

(トランクではないので密閉空間ではないけど、アキクサ達は荷物に塞がれ殆ど見れない状態)

 

アキクサたちには我慢してもらい、神戸まで4人で行く。

そして、家人と娘は神戸で大分行きのフェリーに乗船してもらう。

(ウィズペットルームの空は無かったけど普通の個室は空いていたのです)

 

神戸から先は私と息子の二人になるので、後部座席にカゴを3つ並べることが出来るのです。

 

何とかなるだろうと勝手な思いで神奈川を出発しましたが、すぐに後悔しました。

文鳥のシルバは未だしも、アキクサ達はひたすら鳴き叫びます。

落ち着いたかと思うとトンネルに入った途端、また鳴き叫ぶ。

 

今更戻ることはできない。

 

とにかく早く着くしかない。

 

新東名は120km/h区間があるので、ぶっちゃけ捕まらない速度(120km/h+α)で走りつづけました。

 

数回の短い休憩をして5時間30分で神戸に到着。

 

神戸からカゴを3つにして、息子+私+鳥カゴ3つで再出発。

神奈川から神戸まででも、行程の半分にも満たないのです。

 

最短の距離を走る為、

神戸から神戸淡路鳴門自動車道、高松道、松山道と四国を横断します。

ここでも制限速度+αで走り続けます。

 

松山道の大洲北只ICで降りて、下道で佐田岬半島を進み、三崎港から大分(佐賀関)行きのフェリーに乗る。

(三崎港~佐賀関のフェリー乗船時間は70分)

 

と簡単に書いているけど、

 

高松道くらいまではアキクサ達も鳴くだけで済んだのですが、松山道に入った頃、アキクサインコのハルがカゴ内で暴れ出したのです。チャチャも一緒に暴れ始めました。

日頃、放鳥時間の多い当家なので、狭いカゴに我慢できなくなったのだと思っています。

しかなく、狭い車内にハルとチャチャを出しました。

救いは車内で暴れなかったことです。

文鳥のシルバは足が怪しくなったので、息子が手の中に包みました。

 

もうね、すぐに帰りたかったというか、どこかの部屋にカゴを設置したかった。

でも仮にホテルに入れたとしても、ずっと居る訳にはいかない。

結局、実家に早く戻ることが、鳥たちのストレスが軽減される。

もちろん、葬儀のことはあったけど、正直、鳥たちのことしか考えられなかった。

 

なんとか、三崎港に着いたのが22時25分。

奇跡的に22時30分のフェリーに乗ることが出来ました。

70分の船旅でしたが、中国道から九州道を走るより200kmあまりの距離を短縮できました。

 

 

23時40分

大分に上陸です。

 

そこから実家まで1時間20分

 

到着したのは午前1時

 

実に神奈川から約1000キロ、14時間の陸送でした。

 

鳥たち?

大丈夫でした。

 

これは翌日の朝↓

アキクサ扇で寛いでいます。

 

 

通夜、葬儀と続いたのでシルバ君の写真はありませんが、みんな元気でした。

時間は短くなりましたが放鳥も細かく行っています。

 

ただ、もうね、2度と鳥たちと1000キロの陸送はしません。

元気だったとはいえ、大きなストレスがかかったハズです。

 

でもね、神戸~大分のフェリーを使えるのなら、鳥たちと九州に帰ることもアリかなとも思います。

神奈川から神戸は陸送、その後フェリーなら多分、大丈夫です。

 

だって帰りは大分港~神戸港までウィズペットルームの予約が取れたのです。

 

 

びっくりしていたけど、ずっと放鳥できました。

 

神戸港から神奈川までは陸送でしたが、昼間だし、さすがに慣れた感じの鳥たちでした。

もちろん、4人乗車で鳥たちは可哀そうなので、家人と娘は飛行機で帰ってもらいましたよ。

 

で、帰ってきて直ぐに放鳥をしたのです。

 

もうね、アキクサ達は歓喜の鳴き叫び?

めいいっぱい鳴いて飛びまくっていました。

 

約1週間ぶりの我が家でしたが、覚えているんですよね。

雛の時から暮らす部屋、いつもの止まり木、いつものカーテンレール。

実家では6畳の部屋に3つのカゴを押し込んでしまいましたが、当家のリビングは6畳よりは少し広い。

高速で飛ぶ姿を見ていると、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

そう考えると、やはりフェリーを使っても長距離輸送は厳しいかな?

でもでも、娘や息子が独立したら・・・

ペットホテルは絶対使いたくないから、結局、連れて帰るしかないんだよね。

 

おわり