先週は夏日もあった神奈川。
室内温度は28度にもなりました。
ところが、週が明けた途端、気温は急降下。
室内温度は24度程度を維持していましたが、日中カゴ内は20度前後で推移。
20度自体、問題はありません。
今季もそれくらいの温度管理だったのです。
ところが、急激な寒暖差に対応できなかったのがアキクサインコのハル。
一昨日の夕方、夜間と2度激しく嘔吐をしてしまったのです。
もちろん、温度帯をあげて迎えた昨朝。
体重は5%の減少(47g→44.7g)
糞はしていません。
その代わり、尿酸と共に尿が出ていました。
ハルは過去にも嘔吐歴があります。
原因は換羽と温度低下。
寒暖差で嘔吐をしたことは無かったのですが、夜間18度を下回ると嘔吐の可能性が高くなります。
ただ、必要以上に過保護にしたくない。
そんな思いでやって来たのですが、まさかの寒暖差での嘔吐。
過去の嘔吐後で言えば、翌日の朝もしくは昼にはエサを食べるようになったのですが、今回は殆ど食べない。
正直に言えば、怖かった。
このまま、食べなければ体重は減り続ける。
強制給餌の体制は整えているので、給餌は可能だけど・・・
強制給餌はしたくない。
4~5年前まで強制給餌は必要な医療行為だと思っていました。
クチバシの脱落等の外傷であれば、強制給餌は必要ですし、即座に行う必要もあります。
しかし、病鳥(特に嘔吐)の場合、エサを食べないのは食べれないから。
例えば、人間が激しく嘔吐をした後ですぐ物を食べれるか?といえば、絶対無理。
そういう人間にとって必要なのは休息です。
吐き気が治まるまで動かずひたすら寝る。
鳥だって一緒です。
それに、嘔吐をしている鳥に強制給餌を行うと嘔吐を繰り返す可能性もあるのです。
嘔吐は多くの体力を使います。
強制給餌が鳥の体力を尚も奪うのなら、本末転倒です。
今回のハルの尿を見る限り、感染症の可能性は低い。
無駄に病院へ連れて行けば、更なるストレス、体力低下を招く。
だから、鳥専門病院へ行く選択はない。
強制給餌もない。
残るは温度帯を上げ、見守ること。
そんなハルは嘔吐から24時間を越えた夕方過ぎから少しずつエサを食べるようになりました。
エサはたんぱく質が多く消化の良いエン麦を追加しています。
昼過ぎに44.0gまで落ちた体重は夜には45.6gまで戻したのです。
実際は身になっていないのですが、そのうに溜め込んでも嘔吐をしないというのが重要なのです。
ちなみに、エサを食べない病鳥の場合、24時間明るくして何時でも食べれるようにする?みたいな話がありますが、当家は全否定、正直あり得ない。
病鳥だろうが健康鳥だろうが、静かな暗闇で寝ることも治療であったり、健康維持の条件であったりすると思っています。
先ほど撮影のハルです。
メチャクチャやつれているけど体調は悪くないと見ています。
室内温度は上げていますが放鳥も通常通りしています。
動く動かないはハルの選択なので、制限はしたくない。
もちろん、頭を回して寝る様ならカゴに帰ってもらいますが、ピヨピヨ鳴いて適度に動いているので問題はありません。
自ら動くことによって、エネルギーを消費すれば必然的にエサを食べると考えています。
要はいつもの日常に早く戻れるかな?と。
おわり