怪我をさせない |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

一昨日の事です。

 

当ブログのアクセスが急上昇しました。

 

通常の当ブログのアクセスは記事をアップした日は300~400アクセス。

それ以外の日は、150~200アクセス程度です。

 

ところが・・・

 

突然の650アクセスover

 

 

最新記事からは5日も経っている。

こんなアクセスになる筈はない。

 

アメブロのトピックスに載った?

 

いやいや、トピックスに載ると1000アクセスは簡単に超える。

 

気になって調べると多くはフェイスブックから飛んで来ている。

 

 

それも、ある記事に集中したアクセスになっている。

 

 

その記事は↓

小鳥の嘴(くちばし)が折れたり(損傷)、脱落した場合の対処方法 |   Flying in the sky Sasuke

 

何度もお話ししていますが、文鳥のシルバのクチバシ脱落についての記事です。

 

フェイスブックのどこから飛んで来ているかは分からないのですが、想像するに、ある程度人気のある方、もしくは鳥関係の企業ページにて当ブログの記事を紹介し、リンクを貼ったのだと思います。

 

どういう意図で当ブログへリンクを貼ったのかは分かりません。

だって、発信元を見ていないから・・・

 

でもね、クチバシが無くなっても元気で生きている文鳥がいることを知ってもらえたことは、良いことだと思っています。

 

ただ・・・今まではポジティブな発信を行っていたのですが、正直に言えば、クチバシの脱落が起きた時点で多くの鳥たちは亡くなるのだと思っています(安楽死を含む)

 

当家の場合、家人が常に家に居ましたし、私も変則勤務、子供も協力したので24時間シルバの面倒を見ることができました。

ある意味、特殊な環境下で2か月もの強制給餌を行えたのです。

 

普通のご家庭だと、共働きも多いでしょうし、そもそも独身だと怪我をした鳥の面倒を24時間見ることは出来ない。

入院で強制給餌をしてもらうことはできるけど、1日4000~5000円の入院費用が掛かる。

1か月15万円を払い続けることができるか?

 

もちろん、飼い主の環境や努力で助かる場合もあるでしょう。

しかし、それも怪我の程度によります。

 

結局、たどり着くところは怪我をさせないことなのです。

 

クチバシの脱落の多くはケンカによるものです。

簡単な話、多種多頭飼いを止めれば多くのケンカによるクチバシ脱落はなくなります。

多種多頭飼いをしている私が言うのはNGですけど・・・

仲が悪いのは分かっていたけど、目を離した隙に咬みついたという事例は多いのです。

だから、もし、他種の仲間を迎えようと考えている方がいたら、もう一度考えてみてください。

同じ鳥でも他種の時点で仲間ではないのです。

相性が良ければ仲良くなる可能性もありますが、安易に迎えると悲しい思いをするのは鳥なのです。

 

ここからが、本題です。

鳥を愛でて自分が癒されればよいと考えている飼い主が多いこと。

 

そんなことはない!!

 

ほんとうに?

 

例えば足環。

 

過去にもお話ししていますが、何の意味があるのか理解できない。

否定する獣医師も多い。

足環が足に食い込んで化膿する事例も多い。

 

ブリーダーが好んで足環を装着するのは、個体識別や血統管理の為です。

譲渡する雛に装着する意味は分からない。

 

でも・・・だって・・・迷子になったら役に立つでしょ!?って言う飼い主さん。

 

足環にGPSが付ている訳ではありません。

住所を刻印してる訳でもありません。

全国的な登録システムがある訳ではなく、勝手なただの足枷です。

 

そもそも、足環が付ているから鳥が戻ってきたというのは間違いです。

 

確かに保護されれば、足環は証拠にはなりえます。

ただね、ロストの鳥の多くは死んでいきます。

保護されるのは奇跡的です。

保護した方が警察に届けたり、SNSで発信しなければ戻ってきません。

奇跡的に飼い主のもとに戻る際、足環があるからということは関係ありません。

愛鳥の画像を沢山お持ちでしょうから、その写真と突き合せれば確定は容易です。

 

そんなことより、保護されるかが遥かに重要です。

 

迷子サイトを見ていたら、関西地方で、飲食店の前の地面にオカメインコがいました。

(目撃情報の投稿)

何時間も居たのですが、結局、保護されなかった。

飲食店の従業員も知っていたのですが、

「食べ物屋なので鳥を中へ入れることは出来ません」

ですって。

 

田舎ではなく都市部なのでそれなりの人通りがありましたが、目撃者も飲食店主も誰も保護せず、その後、どうなったのかは分かりません。

 

鳥飼いから言わせればあり得ない!!のですが、部外者から見ればそんなものです。

例えば、見たことのないカラフルなヘビが地面を這っていたら、あなたは保護しますか?

申し訳ありません、私は苦手なので他の人に振るかも知れませんが自身は保護しません。

小鳥が苦手って言う人、結構多いのです。

オカメインコが足環をしてたかどうかなんて関係ないのです。

 

結局ね、足環はロストの保険になる訳ではないのです。

そもそも、鳥を逃がすかも?なんて思って暮らしていますか?

 

当家は何度もお話ししているように、家族全員がロストに怯え、連携を取り、何重もの対策をして鳥たちと暮らしています。

家が倒壊しない限り、鳥が外に出ることはありません。

ロストに関して、ヒヤッとしたことは一度もありません。

 

 

こうやって足環に関して解釈していくと、残るのは鳥が感じる「苦痛」だけなのです。

 

小型インコの足環はアルミ素材が一般的です。

クローズドリングなので雛の時に足環を装着されます。

成長するにつれ、足は太くなっていくので、場合によっては食い込みます。

化膿して血が出てきます。

 

鳥専門病院の事例です↓

小鳥さんのBLOG | 小鳥の病気は小鳥のセンター病院へ | 2013年2月

 

私の子供の頃は野犬がいました。

それと区別するため、首輪は重要でした。

犬の場合は首輪にリードを付けたりしますし、識別とは別にファッション性もあります。

そもそも、脱着は直ぐにできます。

 

鳥のアルミ素材の足環は取り外し不可です。

外出中にカゴに足環が挟まったらどうします?

鳥はもがき苦しみ、足が折れ、それでも暴れる。

そんなことを想像すれば、足環なんて怖くて使えない。

自分(飼い主)が突然、足に金属の足枷をされ一生過ごすシーンを想像してください。

役に立たないばかりか苦痛を伴うそれを受け入れますか?

奴隷じゃないんだから。。。

 

本当に大切な存在なら怪我をするリスクを排除するべきです。

鳥飼い初心者さんで、ブリーダーさんが付けたからそのまんまにしているのなら外すことを全力で支持します。

 

相変わらず、多くの方々を不快にするブログですが・・・

 

金属製の足環をつけている小鳥を見ていると、痛いよって聞こえてくる気がするのです。

 

 

追伸

アルミ製の足環なら病院でなくても足環カッターで即座に切断できます。

興味がある方は検索してみてください。