前記事の続きのようなものです・・・
しかし、そんなにヒステリックにならなくてもね~
そりゃね、命よ・・・命・・・でもさ、人間っていろいろな命を犠牲にしているのだからね~
仕方ないよ~
という声が聞こえてきました。
その声は置いといて
6000円のアキクサインコ(推定2歳、荒鳥)を引き取ろうと思ったのです。
だってね、風切り羽は抜け落ち、羽並みも悪い、繁殖の為だけに生きるって、なんなん?
もちろん、そういう鳥が居るから、私たちは愛鳥と暮らしている。
でもね、日頃は見て見ぬふりをしているのだ。
でもね、見てしまったら守りたいと思うでしょ。
ところが、詳しく確認すると出品地は大阪府。
ここ神奈川県から行くとなると、金銭的にも時間的にも・・・
言い訳をすれば、私自身、国指定の難病患者なのです。
仕事は普通にしているけど、いろいろあって体調が良くない。
おまけに荒鳥であることを考えると大阪は遠い。
あきらめてしまった。
ここで本題に入ると、
小鳥(犬猫も同じだと思う)は通販で買うこと(迎えること)が出来ません、知っていましたか?
例えば、遠方のブリーダーと個人がネット上でやり取りをして、空輸で送ってもらう。
これは法律違反になります。
ただし、販売者、購入者ともに第一種動物取扱業の資格を持っている場合、業者間の取引とみなされるので通信販売(空輸、トラック便等々)が可能です。
私的に解釈すれば、商業的なニワトリを移動させるようなもので、少々死のうが関係ない、業者にとっては命というより商品でしかないから。売り上げの減少は業者の死活問題になる。だから、法律的には除外したということだと思う。
こんなことを言うと申し訳ないのだけど、業者にとって小鳥は所詮商品、私にとっての小鳥は大切な宝物なのです。
第一種動物取扱業の資格を持っていない個人(鳥飼い)の話に戻れば、
業者は購入者に繁殖施設(店頭)にて現物確認、対面説明etcをする必要があります。
つまり、大阪のアキクサインコを引き取る場合、私が大阪まで行かなければ迎えることはできない。
途中のサービスエリアで落ち合ってみたいなことも、法律違反なのです。
これはね、当たり前の話で。
成鳥ならまだしも、小鳥の場合、雛の有償譲渡が多い。
そんな雛を挿し餌もナシで、何時間もトラックや飛行機で運ぶってリスクしかない。
ハッキリ言えば、虐待。
悲しいかな、法律違反を平然としているブリーダーは多い。
上記のアキクサインコの出品者も空輸譲渡を個人に対して行っている、多分。
何故って?
オークションなので評価欄があるのです。
無事届きましたとか、元気な状態で届きましたとか、落札者が書いてるのです。
どう考えても、対面販売はしてないのです。
その程度の人間だから、要らなくなれば命を簡単にネットで売り捌くのです。
ストーカーじゃないんだから、そんな細かいところ気にしても仕方ない?
でも思ってしまうのです。
もし、私が業者なら、絶対、リスクの高く違法な空輸なんてしない。
そもそも、大切な雛を訳の分からない奴に譲ったりしない。
だから、ブリーダーにはなれないのだけどね。
真っ暗な箱の中でお腹が減って怯え死んでいく。
想像してみてください。
悲しい。
アマゾンの通販じゃないのだから、ネットで小鳥を買うって良識を疑います。
ちなみに当家のアキクサインコの2羽はそれぞれ静岡市と富士市に引き取りに行って、新幹線で帰ってきましたよ。
正解とは思ってないけど、何度も何度も確認して揺れないよう、怖がらないよう、爆弾を運ぶ様でした。
知らなければ知って欲しいのです。
ペットショップやホームセンターで売られている小鳥の雛のほとんどは、過酷な輸送に耐えて来たのです。
迎えたからには、ロストはもちろん、ありえない過失で殺してはならない。
私が言うのはおかしいのですが、出来る限りの放鳥と安心できる環境を提供して欲しいのです。
補足
業者(第一種動物取扱業)が個人に生体を販売する場合、現物確認、対面説明etcは義務ですが、空輸やトラック輸送は禁止されていません。個人が業者の施設に出向き、現物確認、対面説明etcを受けたのち、生体のみを空輸やトラック便で送ることは法律違反ではありません。もちろん、そんなややこしいことをする必要はないですし、それはそれでなんなん?という話ですが。


