過去に何度か書いてますが、そういう季節ですので、再度、記事にします。
一瞬で飼い鳥(小鳥)がバタバタと死んでいくことがあります。
アキクサインコだろうが、オカメだろうが、セキセイだろうが、文鳥だろうが・・・
もうね、一瞬です。
死因は窒息死。
短時間ではあるけど、想像を絶する苦しみの中で絶命します。
ここまで読まれて想像できる方は多いと思います。
もし、理由が分からなければ知ってください。
原因は防水スプレーです。
防水スプレーの主成分は撥水効果のあるフッ素系樹脂やシリコン系樹脂。
これを吸い込んでしまうと、肺胞に付着して呼吸困難になります。
人間でも中毒の報告が多数上がっています。
小鳥は呼吸器官が発達し敏感、そもそも小さな小さな生き物です。
カゴから距離を空けたとしても同じ部屋で防水スプレーを使えば即死です。
離れた部屋で使っても薬剤が流れてくれば死にます。
防水スプレーって毒性がメチャクチャ強いのです。
一応、気を使って屋外(玄関先)で使ったとします。
でもね、すぐに靴や傘、バック等々を室内に入れると、薬剤が流れる可能性もあります。
愛鳥が短期間で複数亡くなった場合、病気とともに中毒の可能性を考える必要があります。
(病気だと決めつけず、あらゆる可能性を模索しなければなりません)
知らなかった方・・・愛鳥を守るのは飼い主です。
健康診断では絶対に防げません・・・このことを知らなければ中毒で死なせてしまいます。
それも、もっとも苦しい死に方で。
ついでに言えば、フッ素加工(テフロン)したフライパンや鍋etcは加熱すると有毒ガスが発生します。
使い古したものはそれほど気にする必要はありませんが、新品を密閉した部屋で使うと小鳥が絶命する可能性があります。
検索すれば出てきますが、タコ焼き器(フッ素加工)でパーティーをしていて同室のインコが死亡した事例もあります。
だからね、
当家は鳥にとって毒ガスの防水スプレーは持っていません、購入禁止です。
私的には鳥飼の常識だと思っています。
殺虫剤も持っていない。
ゴキブリが侵入した場合はただただ騒ぐ 笑
その他のスプレー関係は当然、鳥部屋での使用は禁止。
靴に雨がしみ込んでも、レインコートや傘に撥水性が無くてもいいじゃん。
鳥が元気なら。。。
と思っていますよ。
飼い鳥の脅威は感染症やケンカ、事故だけではありません。
スプレー缶や薬剤による中毒に気をつける必要があるのです。
表には出てきませんが、防水スプレーによる飼い鳥の中毒死は多いと思っています。
知らなければ、鳥飼の知識として蓄えてください、お願いします。
最後にもう一点
チョコレートはインコにとって有毒ですが、ごく少量食べても死ぬことはありません。
もちろん、食べさせて良いということではない。
それよりもアボカドに含まれているペルシンという物質はインコにとって強毒性です。
生はもちろん、天ぷらにする際にはガスが発生し、インコが絶命することもあります。
知ってましたか?