オウム病 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

前記事の補足を少々。

アニマルコミュニケーターって嫌いなのです。

理由は簡単、インチキ臭い。

再度、言うと動物言葉が分かるのなら、弱った飼い主から受講料なんか取らず、無償で役に立つことをすれば良いのです。

ええ、私には関係ないですよ。

でもね、アニマルコミュニケーターの方に「いいね」なんかされると嫌な気分になってしまうのです。

私の記事を読んでいる訳ではなく宣伝の為の「いいね」だからです。

言いがかりレベルのは分かっているのだけど・・・

突然、言いたくなってしまいました。

まずは私に必要なのは心療内科かも知れません。

 

 

本題に入ると、ヤフー記事に出ていましたね。

 

欧州各国で細菌感染症の「オウム病」の症例が昨年から今年にかけて急増している。世界保健機関(WHO)は5日、これまでに5人が死亡したと発表したーーー

 

 

見出し部分を見れば、オウム病怖いってなりますね。

 

オウム病はオウム病クラミジアによる人獣共通感染症です。

名前の通り、インコ、オウム類からの感染が多い。

10数年前のデータにはなりますが、日本において感染源はインコ、オウム類からが60%。

そのうち20%はセキセイインコからです。

 

 

でも私に言わせれば風邪みたいなもの・・・いや、風邪よりも若干強いけど・・・

オウム病のことは以前から知っているし、インコと暮らすということはそういうリスクがあることを心得ている。

風邪はウイルス性の感染症なので治療薬(ウイルスを殺す薬)は存在しませんが、オウム病は細菌性の感染症なので、鳥も人間も治療薬があります。

そう言う意味では、早期に確定診断が出来ればまったく怖い病気ではありません。

 

そんな知識を持っていれば良いのですが、欧州で5人も死んだって切り抜きを無知に解釈すると、インコやオウムが悪者になってしまいます。部外者ならまだしも、鳥飼の中にも捨てる馬鹿が出てくるはずです。

今更言っても仕方ないのですが、どんな状況でも迎えたからには守るのが飼い主です。

 

オウム病~怖い病気ではありません!!

 

鳥たちを守ってください。

 

(ただ、妊婦の場合、妊婦オウム病といって極僅かに重症化する可能性はありますが)

 

ちなみに以前、記事にしましたが、私は抗生物質(輸入)を常備しています。

 

 

↑この抗生物質はミノサイクリン系なのでオウム病の治療でも使われるものです。

もちろん、オウム病の為に常備している訳ではないのですが。

 

 

話を少し戻すと、

感染源でセキセイインコが多いのは飼育数が多いので当たり前です。

セキセイインコが悪い訳ではありません。

 

オウム病の日本での年間患者数は10~20人です。

しかし、ここはまったく信用できない。

何故って?

殆どは確定診断が行われず、ただの風邪で終わっているからです。

軽い肺炎であってもオウム病を疑う医師はほとんどいません。

 

当家で実際に経験した話をすると・・・

 

3年半前、アキクサインコのちゅらは重症の感染症で緊急入院しました。

それと同時期、家人は倦怠感、気管支炎、乾性の咳等々が続きました。

(明らかに普通の風邪とは違う症状です)

私はオウム病を疑い、インコを飼っている旨を医師に伝える様、家人に言いました。

診察した人間の医師はそれを聞いても、な~~にも検査しなかった。

結局ね、めんどくさいのです。

検体を取って送らなければならない。

四類感染症(全数把握対象)なので確定した場合、保健所に届けなければならない。

症状が軽いからスルーなのです。

だから、大部分のオウム病患者は見逃されているのです。

ちなみに、当然ちゅらもクラミジア(オウム病)の可能性を考えましたので、獣医師にミノサイクリン系の抗生物質の投与を確認しました。

獣医師はミックスした薬に抗生物質を混ぜていたのですが、人間の医師は咳止めを出しただけです。

 

潜在的には年間、数千レベルで人間の患者は発生していると思っています。

今回のような報道が出てしまうと、中には検査需要が急増する可能性があります。

そうすると、潜在患者が表に出てくる。

爆発的流行なんていう馬鹿なことをいうマスコミがでるかも知れません。

結局、割を食うのは弱い鳥たちです。

そんなことにならないよう、祈るばかりです。

 

当家の場合、クラミジアを含め、院内感染を防ぐ意味でも健康診断には行きません。

クラミジアの場合、糞からの埃、羽、接触等々で感染します。

PBFDは強い感染力があります。

私見ですよ、私見、室内飼いをしている現在の3羽は、ほぼ病院を知りません。

クラミジアにせよPBFDにせよ、持っている鳥と接触することは絶対ないので、そういう意味ではリスクを回避できているのです、多分。

 

 

おわり

 

 

追伸

飼い鳥のことを家族というなら、オウム病は家族全員が罹る可能性があります。

例え、感染源がインコであっても家族なのだから、特に問題は無いハズです。

何が言いたいか?というと、何があっても、病気でなくても、他の理由でも絶対に排除しないでほしい、だって家族は守り合い想い共に生きていくものでしょ。。

 

 

*人間的な呼び名:オウム病=鳥的な呼び名:クラミジア感染症