アキクサインコは弱い話 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

先日の話なのですが・・・

アキクサインコのブリーダーさんに抗議されてしまいました。

 

抗議内容を要約するとアキクサインコのルビノーが弱いとは認識していませんということです。

そのブリーダーさんは長い飼育歴があり、多くのアキクサインコの譲渡を行っています。

数年前にも違うブリーダーさんから抗議を受けているので2度目です 笑

 

話が見えないかもしれませんね。

私は過去に何度もアキクサインコのルビノー(赤目)は弱い個体の比率が高いという記事を書いています。

すべてが弱い訳ではないのですよ。

例えばセキセイインコや文鳥等に比べると、虚弱体質、視力異常、肝臓障害等々の個体が多いのです。

アキクサインコはダメだという話ではありません。

弱い個体を迎えると、高額な治療費がかかったり、長生きできなかったり、そういう状況になっても守ってほしいという思いからです。

 

アキクサインコの中でもルビノー、ルチノーの赤目は値段も高く人気です。

当然、専門にしているブリーダーさんも多い。

そういう方が私のブログを見ると・・・何言ってんの!!となるのです。

 

しかし、変な例えをすれば、ブリーダーさんは製造メーカー、飼い主は消費者。

仮にブリーダーさんが100羽のルビノーを譲渡(製造)しても、その後の健康状態は把握していないのです。

嘔吐を繰り返したり、視力が弱く眼振がでたり、重篤な状態になったり、それを受け止めるのは飼い主(消費者)です。

規模が大きいほど、ブリーダーさんと飼い主の譲渡後は疎遠です。

それに飼い主心理として折角、迎えたルビノーが亡くなったら・・・私なら、ブリーダーさんには言いませんし、言えません。

結局、ブリーダーさん(製造メーカー)は何も知らないのです。

 

アキクサインコのルビノー、ルチノー等々の赤目が弱いと発信を始めたきっかけですが・・・

当家のアキクサインコのちゅら(ルビノー)は生後6か月で緊急入院をしました。

ある朝、突然、頭は傾き、痙攣しながら足を引きずる状態になったのです。

原因は脾臓および肝臓肥大による神経圧迫。

当初は感染症を疑いましたが、本当の原因の特定は出来ませんでした。

 

今にして思えば緊急入院の数週間前からクチバシには明らかな肝臓疾患の症状が出ていました。

当時は知識もなく、ちゅらに辛い思いをさせてしまった。

後悔しかありません。

 

そんな、ちゅらが鳥専門病院で言われたことが・・・・

「アキクサインコのルビノー(赤目)は弱い個体が多いからね」

「特に肝臓疾患や視力障害(眼振)が多い」でした。

 

慌ててアキクサインコの赤目について調べていくと、様々な情報が出てきたのです。

飛べない、突然の落鳥、繰り返す嘔吐、視力障害・・・

大規模ブリーダーさんにも話を伺いに行きました。

 

当家の主治医以外でも、アキクサインコ(赤目)は弱いという発信をしている獣医師が複数いました。

 

で、こういう発信を続けていると、ウチもそうですというコメントを何度もいただいたのです。

 

ちゅらの通院過程で鳥専門病院の獣医師と何度も話しましたが、アキクサインコの赤目は歴史が浅いので弱い個体が散見される。

年月の経過とともに改善されるだろうという話でした。

ちなみに、オカメインコのルチノーも数十年前は弱い個体が多かったとのことでした。

(30年ほど前、私はオカメのルチノーと暮らしていたのですが知らなかった)

 

だから、ちゅらが亡くなったから単純にアキクサインコ(赤目)は弱いと発信している訳ではないのです。

相当数の事例を確認し、獣医師に聞き取りしているのです。

大好きだから大切にしてほしい、迎えるなら覚悟を決めて迎えて欲しいのです。

 

そうそう、何度もいいますが、比率の問題なのでルビノーでも当家のチャチャ姉さんのような最強個体はいます。

 

 

↑チャチャは4歳を迎えましたが、病院へ行ったことも無ければ、行こうと思ったこともない。

兎に角、1秒1mmだって弱ったことがない。

だから、無精卵以外は心配したことはありません。

 

 

↑ハルの方は1~2歳は嘔吐(最初の嘔吐は生後9か月)を繰り返し、呼吸困難になったり、心配ばかり。

ハッキリ言って弱い個体でしたが、3歳を迎え、なんとか普通個体になったと思っています。

 

再度、言いますよ。

アキクサインコの赤目(ルビノー、ルチノーetc)は弱い個体の比率が高いので、今、安易な気持ちで迎えるのは間違いです。

私見ですが、虚弱を含めると2~3割は問題があると思います。

 

ブリーダーさんの抗議がまた来るな・・・

 

ちなみに、今回、コメントを頂いたブリーダーさんは真摯にアキクサインコの繁殖に向き合い、譲渡までは注意を払っているようです。

しかし、その後は何も知らないし、客観的な判断が出来ない方のようです。

 

追伸

コメントを頂いたのですが、中には赤目が弱いことを認識しているブリーダーさんもいます。

そういう方から迎えることで、情報も聞けますし安心出来ると思います。

 

 

 

おわり