久しぶりにチャチャ姉さんが豆苗にかぶりついています。
青菜を食べるのは数か月ぶり。
もちろん、あげなかった訳では無く、何故だか食べなかったのです。
そんなチャチャ姉さんは発情が完全に止まって今日も絶好調~
ん、豆苗って発情を促進させるのでは?
大丈夫?
と思っている貴方へ・・・
発情が始まると鳥の体内では発情ホルモン(エストロジェン)が持続的に分泌されます。
マメ科の植物には植物性エストロジェン(イソフラボン)が含まれていますので、
マメ科の植物を与えると発情が促進されると言われているのです。
でもね、豆苗にはイソフラボンが入っていません。
入っているのは大豆なのです。
もう一つ言えば、豆苗には甲状腺ホルモンの分泌を妨げるゴイトロゲンが含まれています。
しかし、葉や茎の含有量は超微量なので食べ過ぎにより甲状腺腫になることはないと言われています。
(当家のように栄養補助食品(ヨウ素)を使っている場合、リスクは存在しません)
豆苗って発情や甲状腺の問題で敬遠する鳥飼さんがいますが、しっかり調べれば大丈夫なのが分かります。
それどころか、豆苗は水耕栽培なので当然、無農薬。
土の畑で作られる他の青菜は農薬を使っている可能性が高いので小さな鳥たちには不安です
(私見)
だから、当家では豆苗一択。
ついでに発情ホルモンの話を掘り下げると・・・
年がら年中、発情をしていると発情ホルモン(エストロジェン)が持続的に分泌され、やがて高エストロジェン血症という病気になってしまいます。
そうなると、卵巣が発達して卵黄が形成され産卵し続けます。
結果、卵詰まりを起こしたり、カルシウムが慢性的に不足し軟卵を産みます。
さらには腹壁ヘルニア、卵管疾患、卵巣疾患、腹膜炎等々、致死率の高い病気になってしまうのです。
ちなみに、卵黄の材料のタンパク質は肝臓で作られます。
高エストロジェン血症では常に肝臓がフル回転しますので、仕舞には肝臓も疲弊し病気を発症します。
私が発情抑制に一喜一憂し、不必要な加温を止め、時にストレス負荷を行うのは鳥たちを守るためです。
また産んじゃった、軟卵だったetc
飼い主さんによってはテヘペロかも知れませんが、無精卵を産み続けることは大きなリスクなのです。
酷い言い方ですが、卵詰まりですぐ死ぬのなら、まだ幸せかもしれない。
長く続く発情、産み続ける無精卵は愛鳥の体を徐々に壊していきます。
鳥って体調不良を隠すっていいますが、嘘です。
少なくとも体重、糞、仕草をしっかり毎日観察していれば不調は分かります。
ましてや、無精卵は目に見えることなので、頻度、卵の強度等を確認すれば、危機的な状態であるのは判断できます。
「痛いよ、苦しいよ」って心の声を聞くべきです。
ん、眠たくなってきた?
最後に同居の話を・・・
何度もお話ししていますが、アキクサインコのチャチャとハルはお互い大切な仲間。
チャチャ姉さんを別室に移すと探し合っての呼び鳴きをします。
でもメス同士なので、それなりの縄張り意識があってカゴは別々。
同じカゴに入ってもらうと鞘当てが始まるのです。
でもね、最近、就寝時は同じカゴに入ってもらって朝まで一緒なのです。
私も一緒に寝ているので、万一、喧嘩が起これば引き離すのですが・・・喧嘩はしません。
ふ~~ん、もともとは親子以上に親子っぽい赤の他人だしね、大丈夫かな。
実を言うと、これも発情抑制なのです。
完全に発情が止まっているチャチャですが、出来れば春まではこのままでいてほしい。
同じ仲間だとは言え、ハルのカゴで一緒に寝るのは環境変化なのでストレスになります。
でもね、なんだか最近は一緒に居ることも多く、ストレスにはなっていないかな?
まあ、健康なので良いか。。。