本日のアキクサインコのハルの空腹時体重は43.4gでした。
嘔吐して6日が経ち、1.6g戻してきました。
ハルの場合は、病気というより体調不良(温度帯)が原因でしたので
確実に戻してきましたが、本当の病気の場合はなかなか戻らない。
重篤であれば、あるほど、戻らないし、減少が続きます。
大体、1~2日で10%の減少があると、強制給餌や入院が必要になってきます。
ハルの話をすれば、嘔吐で2.6g(6%弱)の減少がたった一晩で起こりました。
逆に考えれば、2.6g吐いたはずなので、翌日、食べれば戻りそうだけど、体調が悪いので食べる量が少ない。
そうこうしているうちに、蓄えた脂肪や筋肉が落ちていく。
もちろん、体調が戻って、食べる量も戻ってきたのだけど、落ちた脂肪や筋肉は直ぐには増えない。
結局、元の体重に戻るのに7~10日ほどかかります。
これは、あくまでも感染症にかかっていないハルの場合です。
もし、感染症があったり、基礎疾患があると体重を元に戻すのは大変です。
体重を戻すというより、現状維持を目指すのが先決です。
小鳥は容態が急変すると言われていますが、病気の有無にかかわらず体重減少が直接の原因です。
鳥は飛ぶ為に、特殊な消化構造をしています。
簡単に言えば、餌を四六時中少量食べることで、体を軽くしています。
餌を食べれなくなると、体重減少は一気に進みます。
亡くなったちゅらの話になりますが、
ちゅらはアキクサインコのオスで大型の個体でした。
標準的な体重は50g前後の筈ですが、重篤な疾患に罹り、体重は42gまで低下。
1年半頑張りましたが、亡くなる寸前は僅か1~2日で38gまで低下。
最後は呼吸困難で亡くなりました。
自宅で看取りましたが、強制給餌をするような状態ではありませんでした。
事故以外で愛鳥を亡くした鳥飼さんはみんな同じような体験をしていると思います。
愛鳥が亡くなる場合、感染症や慢性的な疾患が進行し、最後は急速な体重減少が起こります。
感染症を出来る限り防ぎたい。
そのためには十分な免疫力をつけさせたい。
当家のチャチャ姉さんを見ていれば、良く分かります。
免疫力は見えないけど、気性が荒く、羽並みが美しい。
裏を返せば、気性が荒いということは、生命力が強い証拠です。
また、常に美しい羽並みは健康な証拠でもあります。
前記事にも書きましたが、チャチャが生まれてこの3年間、産卵以外で心配したことはありません。
病院へ行こうと思ったことも当然ありません。
一方のハルは生まれて2年間、何度も病院へ行こうと思いましたし、実際、数度行っています。
だから、ハルは少し強くなってほしいという思いで、温度帯を厳しめに設定しましたが、嘔吐を誘発してしまいました。
本末転倒で申し訳ないと思っています。
とは言え、20度程度あれば問題はないので、今のひよこ電球の設定温度は22度となっています。
そんなハルは本日も元気に過ごしています。
午前中はマッタリ放鳥でしたが、午後からはアクティブに動いています。
午後の部で先に放鳥したハルは、チャチャ姉さんを呼びに行きました。
結局、この2羽はケンカもするけど仲良しなのです。
そもそも、ケンカと言っても、いつもハルがチャチャにちょっかいを出すのです。
気性も体も強いのにチャチャは本気で反撃しません。
仕舞にはギャギャと短く鳴いて逃げます。
ちなみに、ギャギャと短く鳴くのは、止めなさい、止めてよ、という意味です。
免疫力の話に戻ると、それなりの環境下でも免疫力は鍛えられますが、バランスの取れた食べ物も当然必要です。
当家の場合、シード食なのですが、各種ビタミン、乳酸菌生成液は常に追加しています。
青菜も常に食べ放題。
ハルの場合は、混合シードに麻の実やオーツ麦も追加しています。
麻の実は油分が多いのであげすぎは厳禁ですが、オーツ麦は良質なたんぱく質を取ることが出来ます。
ハルは麻の実大好き、オーツ麦も大好き。
でも、健康優良鳥のチャチャ姉さんは麻の実嫌い、オーツ麦も嫌い。
もうね、混合シード命。
それと豆苗大好き。
よくまあ、そんな粗食で最強個体を維持できると感心します。
やはり、天性のものが大きいのでしょう。
でね、最近、気になった食べ物の話を・・・・
先日、しゃべるセキセイインコがTVで紹介されていました。
それ自体は良くあることなのですが、セキセイにポン菓子を与えていたような・・・
違うかも知れないけど、私にはポン菓子に見えました。
まあ、ポン菓子は元穀物だし・・・でも砂糖が入ってるけど・・・
人様の鳥だし、私には関係ないけど・・・・
それは置いといて
フライドポテトや揚げ物を愛鳥に食べさせる別の飼い主の記事を見ました。
普通、愛玩の小鳥の主食はシードだったりペレットだったりです。
野生のカラスや鳩ならいいとは言いませんが、雑食馴れしているので菓子や揚げ物を食べることもあるでしょう。
しかし、長い目で見れば長生きしないのでは?と思っています。
まあ、野生種は人間との共生で仕方ない部分もあります。
で、飼い鳥に油物を与えるってどうなの?と思ってしまうのです。
私は与えたことがないのでどういう結末になるのかは知りません。
しかし、常識的に考えればマズいと思わないのかな・・・
何だかモヤモヤします。
当家の朝食はパンなので、トーストしたパンの小さなカスがテーブルに残っていることがあります。
アキクサ達はそれを狙っていますが、家族全員で阻止します。
小さなカスならば問題はないと思いますが、そこは一線を引いているのです。
私が混合シードを食べないように、鳥たちに人間が食べるものを食べさせない。
ん?
そんなことより、ハルの温度管理を考えろ!
そ、そうですね・・・といいつつ、20度管理は変えませんが。