換羽始まる |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

アキクサインコのハルと文鳥のシルバの換羽が始まったのは3月23日

アキクサインコのチャチャは3月25日に換羽が始まりました。

 

昨年の2月、3月と連続で嘔吐をしたのはアキクサインコのハル。

 

アキクサインコのルビノーやルチノーは弱い個体が多いのです。

散々、調べて鳥専門病院の獣医師に聞いても、同じ回答です。

アキクサインコのノーマルには僅かなピンクの羽があります。

そのピンクを全体に広げる為、交配を繰り返し生まれたのがピンクの強い、ルビノー、ルチノー。

 

 

その過程でメラニン色素が抜け赤目になりました。

赤目ってね、光に弱いのです

(アキクサに限らず、すべての赤目に当てはまります)

日の光に照らされる目はルビーのように綺麗ですが、本人は大変なのです。

メチャクチャ眩しい。

車のハイビームを照射されているようです、多分。

 

適度な日光浴(ガラス越しは意味なし)はビタミンD形成に不可欠ですが、今の時期だと15分程度でも良いと思います。

もしくは、曇った日でも構いません。

曇った日ですと紫外線量は60%程度まで落ちますが、眩しくないので鳥に優しいのです。

知ってましたか?

 

鳥って・・・いや、鳥に限らずペットは人間の言葉をしゃべれません。

「赤目だけど、日光浴必要だよね、良く分かんないけど1~2時間くらい日光浴させたよ」

鳥にとっては地獄です、きっと。

ノーマル(黒目)の鳥ならば良いのですよ。

赤目は人間が作った鳥です。

だから、人間が守らなければならないのです。

飼い主は出来るだけ知識を蓄え、鳥が苦痛を感じないようにしなければなりません。

 

 

そうそう、換羽に話を戻しますと・・・

 

昨年のハルの嘔吐は換羽絡みの可能性が高いのです。

2月の嘔吐は換羽ではなかったのですが、3月の嘔吐時は換羽直前でした。

換羽は鳥に多くの負担がかかります。

その過程で、嘔吐をしてしまったということだと思っています。

 

何とか強くなってほしい。

元気で長生きしてほしい。

考えた末に私が行ったのは寒暖差管理の更なる強化

 

「えっ!弱いのに定温管理(20~25度)をしないの?」

 

と思われるかも知れませんが・・・しません。

 

個人的には定温管理にメリットを感じないからです。

断っておくと、もっと弱い個体ならば定温管理をしますよ。

でも、ハルはギリギリ大丈夫という判断でした。

 

だから、昨年の晩秋から今年の2月にかけては、夜間の気温は20度をキープしましたが、

昼間や就寝前の最終放鳥時は13~15度ということもしばしば。

1日の寒暖差はMAX10度まで広がりました。

 

急に寒暖差をつけている訳ではなく、夏が終わり、秋が来て、徐々に気温の低下を体験してもらったのです。

その結果、ハルは強くなりました、多分、きっと・・・

仕草も良い、体重も良い、動きは昨年より安定して元気です。

今年は換羽が始まっても嘔吐はありません。

春は寒暖差が大きくなる日がありますが、鳥たちの仕草を見ていても問題ありません。

たくさん食べて、寒くても飛び回って、暖かくても飛び回って、何も気になるところがありません。

私みたいに神経質に観察する人間が言うのだから、間違いないのです(笑)

そして先週、換羽が始まったということは極めて正常な状態です。

通常、冬季に換羽は起こりません。

しかし、定温管理を行うと冬季に換羽が起こったり、だらだら続いたりするのです。

つまり、鳥に必要以上に負担を強いる可能性があるのです。

 

来季はもう少し温度帯を下げていく予定です。

 

以前にも書きましたが、鳥には羽毛があって翼があって人間とは別の生き物です。

人間が一方的に寒いだろう、可哀そうと言うのは少し違うと思うのです。

病気の時の膨羽は気をつける必要がありますが、寒い時に膨羽を行うのは正常で問題ありません。

ある程度の寒さを苦痛と見るか、健康の為の施策と見るかは飼い主次第ですが・・・・

 

そうそう、最近、アキクサインコを迎えたいというコメントをチラホラ頂きます。

アキクサインコの事を検索していると、このブログやユーチューブにたどり着く方々が多いのだと思うのです。

無駄に長文なので、検索に引っかかるのですよね。

先日はユーチューブでも貰いました。

アキクサインコを迎えるのは飼い主さんの選択なのですが、やっぱりルビノーだと心配になります。

当家の先住のちゅらが亡くなったからと言う訳ではありません。

兎に角、アキクサインコのルビノー、ルチノーは生後1年以内で亡くなるケースがすごく多いのです。

多いといっても、10~20%くらいなのかな?

あと、眼振が出たり、内臓が悪かったり。

先天的な異常を持っていると、高額な医療費が掛かります。

 

そして、アキクサインコってべた馴れしません。

べた馴れの定義にもよりますが、カキカキ不可、ニギコロ不可、呼んでも来ません。

私とアキクサ達の日常は・・・・完全放置。

肩にも腕にも飛んで来て一緒に時間を過ごしてくれますが、人間大好きと言う訳ではありません。

こちらから、過度なコミュニケーションを求めると大きなストレスになります。

だから、オカメやセキセイとは違います。

歌や言葉をバンバン覚える訳ではありません(少し喋る個体もいますが)

もちろん、大人しいし、つぶやきは美声ですが。

 

何を危惧しているのかと言えば、こんなはずじゃなかった、喋らないし、ぜんぜん馴れない。

もういいかな?って・・・そんなことになったら悲しすぎる。

杞憂なら良いのですが、世の中、いろいろな人間がいます。

アキクサインコはクールです!!

それを理解してほしいのです。

 

前記事と同じような内容ですが・・・・参考までに。