命の値段 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

私ね、そういえば、当家の鳥たちを可愛いと思ったことが・・・ない?のです。

 

出た!虐待案件か?

 

と言う訳ではありません(笑)

 

再三お話ししているように、当家に居る文鳥のシルバとアキクサインコのチャチャとハルの3羽は迎えたくて迎えた訳ではありません。

シルバとチャチャは先住の仲間として、ハルはチャチャの仲間として迎えました。

正直を言えば、飼い主的にはちっとも迎えたくなかった。

でも、残った鳥を見ていると、このままじゃ寂しいだろう、せっかく当家に来てくれたのだから・・・

迎えられることができるのだから・・・と思ってしまったのです。

 

本当は今は一人ぼっちのシルバにも仲間を迎えたいのですが、馬鹿な私たちがシルバのクチバシを奪ってしまった。

文鳥は短気な個体が多いので、新しい仲間を迎え仲が悪ければ、シルバが大怪我をする可能性があります。

だから、迎えられない。

これ以上、シルバに辛い思いをさせられないのです。

 

そういう思いがあるので、溺愛ではなく見守りメインの鳥ファーストです。

特にアキクサインコは過度なコミュニケーションを求めると鳥が大きなストレスを抱えます。

なので放鳥時は無視(笑)

自由に好き放題やってほしい。

もちろん、危ないことは無いか?仕草に問題ないか?は厳しくチェックしています。

一応、手乗りなので肩にも腕にも止まるし、私の正面に来てガン見もしてくる。

(このガン見、長い時は30分以上見てくる、仕事にならない (-"-) )

 

 

でも、私から何か求めることはしない。

指を差し出して止まってもらおうとしても逃げるしね。

私に出来ることは、長時間放鳥をして見守ること。

 

正直に言えば、可愛いかな?とは思うけど、そんな人間の気持ちより

鳥たちが健康であること、自由であること、安全で安心できることがすべて。

 

最近ね、注意喚起というか、感情を吐き出す記事が多く、何故だろ?ってずっと思っていました。

よくよく考えるとそういうことなのです。

どういうこと?って感じですが・・・

 

安易に迎えてほしくない。

人間が可愛いって思うのは勝手。

一番大切なのは、飼い鳥であってもカゴから出て飛べる時間があって、

ストレスなく過ごせることが重要だと思うのです。

 

人間にとってのペット(鳥)はなんだろ。

明日への糧 ○

所有欲を満たすもの ×

大切な宝物 ○

癒しの存在 △

安価なもの ×

 

癒されるって言いますよね。

それは構わない。

勝手に人間が癒されるのはどうでもいい。

でも、鳥は癒されているの?

痛くないの?

苦しくないの?

満足しているの?

それをいつも考えていますか!?

 

今の時期、鳥の雛たちが生まれ続けています。

亡くなったアキクサインコのちゅらを迎えたのは4年前。

値段は19000円でした。

生後6か月で重篤な感染症に罹り、亡くなるまでの1年7か月はずっと闘病。

医療費や酸素濃縮器のレンタル、購入での支出は30万円以上かかりました。

もちろん、治るのなら、生きてくれるのなら何十万、何百万かかってもよかった。

 

セキセイインコは子供の小遣い程度で迎えられます。

だからと言って医療費は安くありません。

 

命の値段ってその鳥が亡くなるまでの値段です。

(値段という言い方は物的で嫌だけど、分かりやすくするためです)

 

亡くなったアキクサインコのちゅらの命の値段は350000円以上。

 

ハムスターならいいとは言いませんが、寿命は2~3年と短い。

鳥飼に人気のオカメインコは20年以上生きます。

アキクサインコのルビノーみたいに、先天的に弱い個体が多い種もいます。

 

病気にならなくても、最低数万円はかかるのです。

中国製のシードだけを餌にするのなら、紹介サイトが言うように確かに安い。

しかし、このカテに参加している鳥飼さんは、様々なビタミンや補助食を追加しているハズです。

当家の場合、ネクトンSやBIOは必須、豆苗も常に買い替え、シルバはヨウ素も追加。

乳酸菌生成エキスも追加。

シードはとりきちさんor日本産。

粟穂を取り寄せ。

ペレットも追加。

エサだけでも、年間で考えればそれほど安価ではありません。

お金は必要なのです。

 

数千円で売られているセキセイインコが病気になって入院すれば、僅か2~3週間で10万円を超える医療費が別途かかることもある。

ただ可愛いだけでは一緒に暮らせないのです。

それを理解している方は問題ありません。

 

でも、もし、具合悪そうだけど仕方ないね、安かったしなんて思うような奴は、迎えてはならない。

ましてや、また次を飼えばいいなんて言うような奴は消えてほしい。

命なのです。

 

命の値段と言いつつ、本当は値段なんてつけられるはずない。

常識的に何百万円もかかることは無いだろうけど、命の値段は決められないし、決まらない。

何があっても最後まで絶対守る。

そういう人間が迎えてほしい。

 

 

追伸

アキクサインコのルビノーやルチノーは弱い個体が多いのです。

先天的に目が悪かったり、内臓に問題があったり。

途轍もなく医療費が掛かる可能性があります。

そして、人間とは距離を置きます。

基本はべた馴れしません。

手乗りにはなりますが、仕草を見るとか、肩に止まってるだけとか・・・

ラブバードや文鳥と比べると、見て楽しむインコです。

ピンクが綺麗という理由だけで迎えないでください。

特にコミュニケーションを望むのなら。

 

とどめに、昨年も同じような記事を書いていたようです。

たった今、アメブロの表示で知りました。

周期的な発狂?かな。

自分でリブログしました。

同じような内容です↓

よろしければ、ご覧ください。

鳥たちを大切にしてください。