↑向かって左はアキクサインコのハル
右は同じくチャチャ
ハルは膨羽をしています。
チャチャも軽く膨羽。
膨羽と聞くと鳥飼さんは心配すると思います。
実際、病気や体調不良の場合、鳥は膨羽をします。
羽毛を膨らませることで、空気の層を増やし暖め体温の低下を防ぐのです。
ダウンジャケットの原理と同じです。
しかし、膨羽自体は元気でも行います。
それは、外気温が低い場合。
鳥的には
「今日は寒いね~こういう時は膨羽に限るね」
っていう話だと思っています。
今の時期、電線に止まっているスズメは膨羽をしているイメージしかありません。
でも、スズメは病気ではないのです。
当家のアキクサ達の話に戻れば・・・
膨羽を行っていた時のカゴ内温度はこちら↓
ハルのカゴは16.2度
チャチャのカゴは16.9度
(ひよこ電球は稼働していますが完全にカバーを掛けていない為、温度が低下しています)
これはあくまでもカゴ内温度。
ipad上のハルやチャチャの温度はさらに低く13~14度くらいです。
だから、膨羽をしているのです。
「ギャー!!!虐待だ==」
という鳥飼さんの声が聞こえてきそうですね。
当家の鳥たちの冬場の管理温度は日中18~20度くらいです。
人間に合わせて就寝時間は21時~22時。
その分、朝は8時まで寝てもらっています。
ここは申し訳ないと思っています。
でね、アキクサ達は20時過ぎに寝室へ移動して就寝前放鳥(1時間前後)を行います。
寝室では暖房を使わないので、上記の温度になるのです。
寒気の流入によっては、定位置のipad上は13度以下になることもあります。
そんなので大丈夫なの?というご意見はごもっとも・・・
でも、大丈夫、元気いっぱいです。
当家の方針として鳥たちには季節を感じてほしいというのがあります。
単純に強くなってほしいというより、多くのメリットがあると思っているのです。
例えば
年間で考えれば、冬季は体重増加をします。
鳥自身が寒さに備える為や自然では餌が少なくなる為、脂肪をため込むということだと思います。
当然、寒くなることが前提なのです。
ところが飼い鳥で冬季、高温管理をしてしまうと肥満になってしまう可能性があります。
事と場合によっては内臓疾患を誘発してしまう。
その他、季節感がなくなり冬季でも換羽を発動してしまう。
発情リズムが狂いホルモンバランスが崩れる。
これも生殖器に異常を発生させる可能性があります。
当家の鳥たちは・・・・
肥満は無し。
冬場に換羽は起こりません。
チャチャの発情は夏には完全停止します。
長時間放鳥をしていると、2時間に1度は水や餌を食べたいようです。
鳥は食べ物を貯めることができないので、こまめに餌を補給します。
だから、いつでも食べて欲しい。
当家の鳥たちにダイエットは不要なので、いつでも食べ放題なのです。
ハルは換羽時に嘔吐をする可能性があるので、不必要な換羽は厳禁です。
無精卵であっても夏場に産卵するというのは、絶対に避けたいのです。
ここは批判を受ける話ですが・・・
一般的に冬場、寒そうだから暖かくしようという目線はあるのに、
過度な加温は肥満になって、大きな負担のかかる換羽が多発して、夏場に無精卵を産んでしまうかも・・・
すなわち、愛鳥の命を削る可能性があるという目線が無いのか不思議に思ってしまうのです。
さらに言えば、人間と鳥は別の生き物なのです。
人間が寒いから、鳥も寒いだろという単純な考えも良く分からない。
鳥だって寒いだろうけど人間にない羽毛があって最強の寒さ対策(膨羽)が出来るのです。
あ~~フォロワー減らしたな(笑)
昨季はハルが1年目だったので、冬の就寝前放鳥はほとんどしていません。
しかし、今季は就寝前放鳥をしっかり行っていますので、冬の1日の寒暖差は7~8度になります。
年間で言えば、下は12度から上は30度くらいの寒暖差を体験してもらっています。
(飼い鳥なので、さすがに一桁の温度帯は避けています)
飼い主的なメリットとしてはちょっとした寒暖差に気を使わなくなりました。
もちろん、鳥たちが元気だからです。
ちなみに、就寝後の温度は19度前後で朝を迎えます。
おわり
追伸
病的な膨羽はダメですよ。
必ず温度を上げる必要があります。
また、弱い個体や病鳥、幼鳥、老鳥は温度帯に気を使う必要があります。
当家は徹底的に観察を行い、室内飼いであるけど四季の温度変化に徐々に慣れてもらって今に至っております。
お勧めはしませんよ、参考にしていただいても結構ですが、短期間で温度帯を変えるのはダメです。
春も夏も秋も冬も、毎日、毎日、体重を量って、顔色や糞を確認して、それはそれは神経質に見守っての結論であり進行形なのです。