換羽の話 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

本日のアキクサインコのハルの体重は44.0g

空腹時ではないのですが、完全復活の通常運転です。

 

 

同じルビノーの同じ体格のチャチャ姉さんは45.9g

そのうち、2gはガブ飲みした水の重さ。

超発情状態なので、飼い主としては産卵警戒中です。

まだ、骨盤が開いていないので少しだけ安心ですが。

 

換羽の話を少々、いや、長め。

 

換羽って「とや」って言いますよね。

その理由を知っていますか?

「とや」を正確に言うと「鳥屋入り」と言います。

主として鷹匠が使い始めたのかな?

猛禽類の換羽が始まると、鳥部屋(とや)に入れたことが由来です。

 

羽の抜け替わりですので、獲物を捕ることが出来ない。

体を休ませる必要がある等々の理由から「換羽」→鳥屋入りさせること=「とや」になったらしいのです。

 

でね、当家の最強個体、アキクサインコ(ルビノー)のチャチャ姉さん!!

羽が抜けないのです。

これは言い過ぎか・・・

 

チャチャ姉さんだって換羽になれば抜けます。

しかし、換羽が滅多に来ない。

ん?これも分かり辛いな。

 

本日のチャチャ姉さん↓

 

 

殆ど意識したことが無いのですが、チャチャ姉さんは年に2回くらいの換羽をしています。

一般的に言われている、春と秋かな。

なんか無関心な書き方ですが、チャチャ姉さんの場合、換羽による体調不良とは見た目無縁です。

だから、神経質な私でも気にならないのです。

 

チャチャ姉さんは置いといて、鳥たちにとって換羽は一大イベントであると同時に、リスクが大きくなる期間です。

飼い主にとっても、心配な期間です。

 

羽毛はケラチン(タンパク質)から出来ています。

だから、換羽になった場合はたんぱく質の多い餌を与えます(みんな大好きエン麦は良いよ)

また、肝臓や甲状腺に多くの負担がかかりますので、当家ではネクトンBIOを与えます。

ヨード粉末も常備していますので、状況に応じて使用します。

 

ここからがいつもの私見の怪しい話。

 

換羽になると、保温性が落ちるし、体力的にも落ちるので、保温をします。

これは常識。

 

じゃあ、冬に換羽をしている鳥がいたら?

これは普通ではない。

 

私的には冬場の換羽は絶対に避けたい。

何故なら、冬だから。

野生の場合、温度が低下する冬に換羽が始まることは死を意味します。

そもそも、冬に換羽は起こりません、多分。

当家は必要以上の加温をしないので、死活問題とまで行かなくてもやはり心配。

まあ、今のところ、冬に換羽を起こしたことはありませんが。

 

ちなみに特定の鳥飼さんのブログを見た訳ではないし、誰かを批判する訳ではありません。

 

飼い鳥の中には、季節問わず換羽をする場合があると思います。

2度ならず、3度、4度と。

原因は日照時間と温度帯。

季節感が無くなり、温度帯が高いといつでも換羽をしてしまうのです。

 

ここは難しい話。

 

愛鳥は大切。

だから、冬場も保温を徹底。

いつも快適なので、いつでも換羽が起こってしまう。

大切なハズなのに年がら年中、換羽という大きいリスクにさらしてしまう。

季節感のない換羽はダラダラ続くので、なお更、負担が大きい。

 

今は定温管理が主流のようなので、多くの方を敵に回しているのかな?

でも、定温管理の大きな弊害に発情過多と過剰換羽があるのは事実なのです。

 

当家のアキクサインコのハルの話をすれば、少し弱い部分があるので、現在は夜間21度を維持しています。

他の2羽は18度を維持。

 

しかし・・・温度帯を上げたハルに軽~い生え変わりの傾向が見えてきました。

ん~~温度帯を上げたから?

でも、イマイチ弱いので、とりあえず21度は維持したい。

でもでも、換羽とまで行かなくても、抜け毛が多くなればまた嘔吐してしまうかも。

 

卵が先か鶏が先かのような話か。。。

 

ちなみに、定温管理がすべての元凶という訳ではないでしょうし、病鳥や老鳥の場合は、温度帯に気をつける必要があります。

それに、飼い主それぞれの考え方があるので、人様の飼育にイチャモンをつける権利はありません。

 

では何故、こんな記事を書くのか?

 

それは考え方を発信するためです。

少なくとも私にとって愛鳥と暮らすということは、人間が癒されるためではありません。

以前にも書きましたが、鳥たちのQOLを維持、向上させるのが目的です。

これも書きましたが、今いる3羽の鳥たちは、鳥を飼いたくて迎えた訳ではないのです。

先住の鳥たちの為に迎えた3羽です。

だから、人間に馴れなくても良いのです。

鳥たちが出来るだけ自由に安心して長生きできるように、ただそれだけが目標です。

もちろん、人間の側に来てくれればうれしいし、癒されるのは事実ですが、これはあくまでも後付けです。

 

だから尚更、飼い鳥の病の元凶である、発情過多(継続発情)や過剰換羽は無くしたい。

そんな思いでたどり着いたのが、寒暖差管理なのです。

 

ん?ただ単にいつもの主張かな?

まあ、まあ、参考にする方はしてください。

でも、お勧めはしません。

 

話は変わりますが、皆さん愛鳥の病気や状態をネットで調べる場合、

種類、症状、状態等々、複数のキーワードを組み合わせて検索していると思います。

でも、そういう検索をかけても、イマイチ的確なサイトが表示されない場合がありませんか?

 

そういう時は、キーワードの中に鳥専門病院や動物病院をいれて見てください。

そうすると、獣医師が発信している記事にたどり着けます。

これって、検索サイトの穴なのです。

鳥専門病院のサイトのアクセスって凄く少ない、たとえ有名な病院でも。

かたや適当なまとめサイトはアクセス量が多い。

だから、種類や症状だけだとあまり参考にならないサイトしか表示されないのです。

でも、鳥専門病院や動物病院のキーワードを入れるだけで、病院や獣医師発信の記事が

上位表示されるようになるので、参考になります。

だってプロですから。

 

例えば「鳥専門病院 換羽」と入れると、表示上位には換羽に対しての獣医師発信のサイトが出ます。

 

この検索方法はお勧めです。

皆さんやってるかな?