鳥仕え(とりつかえ) |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

アキクサインコって、セキセイインコより少し大きい程度で、大人しく、可愛い鳴き声です。

下記は亡くなったちゅらの鳴き声です。

 

 

 

 

チャチャのように気の強い個体もいるでしょうが、所詮はアキクサなので飼い主が困るような行動はしません。

 

 

そんな、アキクサインコは飼い鳥としてはパーフェクトだと思っています。

 

基本が大人しいので、集合住宅でも回りに迷惑をかけません。

ん?迷惑をかけない?

いや、うるさいよ!?アキクサはうるさい!!

 

紹介サイトでは大人しいという説明ですが、多頭飼いをするとうるさいのです。

高音の呼び鳴きは気持ちよいほど通りが良く、美声を通り越して、清々しい。

絶対、近隣に聞こえています(笑)

 

話の論点がグズグズになってきたので少し戻しますと、

アキクサインコはセキセイインコ並みの大きさでお迎えしやすいのに、

今一つ人気がありません、知名度、人気度で言えば、8位くらいかな(笑)

 

お迎え価格が少し高いというのもあるのでしょうが、一番のネックは人間と距離を置く性格にあると思うのです。

 

一般的なアキクサインコはカキカキが嫌い、ニギコロは無理。

呼んでも来ない、肩や腕に止まるのですが、指に乗せようとすれば逃げる。

そのくせ、他の小型インコ同様、スマホカジカジや肩で髪の毛や耳等のカジカジもします。

 

だから、放鳥スタンスとしては、ただただ、自由に遊んでもらう。

飼い主は無理にコミュニケーションをとらない、どちらかというと見て楽しむインコです。

 

誤解のないように言いますと、人間に馴れない訳ではありません。

なかには、呼べば来る、ニギコロが出来る、人間大好きなアキクサもいると思います。

当家のハルの場合で言えば、飼い主を追って飛んできますし、肩も腕も大好き、

PCに向かっていると、一緒にPCと遊び?ます。

でも、指を出して乗せようとすると2回に1回は逃げる(笑)

ちなみに、当家の放鳥回数は日に4~6回(合計4時間以上)です。

 

まあ、そんなこんなで、イマイチ人気がでないのがアキクサインコだと思っています。

以前はアキクサインコって大人しくて、お勧めですよって発信していましたが、

今は・・・・お勧めしません。

 

だってね、勘違いされたら困るのです。

 

コロナ禍で、ペットを飼う人が多いと思います。

 

アキクサインコの自然種は日没後暗くなってからも活動します。

でも、夜行性ではありません。

 

大人しいので、一人の留守番も安心です。

それは、仲間がいないので大人しいのです。

(基本、穏やかな性格なのは事実です)

 

嘘とも本当ともつかない説明文でアキクサインコを迎えるとガッカリする方がいると思うのです。

 

セキセイインコに比べると、アキクサインコは人間に馴れないのです。

あくまでも、比べる対象がセキセイインコだし、何をもって馴れるという基準にするかで違いますが・・・・

 

なんでこんな記事を書くのかと言えば・・・・

以前、知恵袋の質問を見たのです。

 

「インコが手乗りにならないので困っています」

 

当家の場合、過去に迎えた鳥たちは、すべて、さし餌(生後2~3週間)から育てました。

さし餌から育てると、鳥とのコミュニケーションを取れますし、信頼関係もできます。

なにより、最初から愛情が強くわきます。

 

 

質問に話を戻すと

 

質問者の真意は

鳥が勝手に手乗りになってくれないという話なのです。

 

このまま、手乗りにならないのなら、いらない!みたいな書き方なのです。

その後の質問の続きを見ていると、まったく初心者ではないようです。

百歩譲って、初心者ならまだしも、経験者では話になりません。

鳥が可哀そうすぎる。

 

ここのカテゴリに参加している方には関係ない話なのですが、一般の方の中には勝手に手乗りになると思っている方もいるでしょう。

そんな人間がアキクサインコを迎えたら、アキクサが可哀そうでなりません。

いや、アキクサだけではない、全ての飼い鳥がかわいそう。

 

皆さんご存じのように、手乗りになってもらうには、信頼関係を築かなければなりません。

カゴの外は安全か?嫌なことはされないか?肩に止まるのは安全か?etc

そんな鳥の?に飼い主は真摯に優しく答えなければならないのです。

安全だよ、怖くないよ、私はあなたの味方だよ、絶対、守るから。

 

手乗りになった後も、放鳥を行い、日々信頼関係を維持しなければ、荒鳥になってしまいます。

荒鳥になれば、多分、放鳥を制限しなければならないのです。

大きな翼で空気を蹴って羽ばたくことが出来ないなんて悲しすぎます。

 

飼うという意味は、動物へ食べ物を与え養うという意味です。

私も使っていますが、実際、小鳥の場合、鳥仕え(とりつかえ)と言い方がしっくりきます。

鳥仕え・・・・私の造語です。

 

餌や水はもちろん、機嫌、体調、温度、放鳥、すべて細心の注意を払いつつコミュニケーションをとらないといけないのです。

飼い主として、御座なりの管理をしていると、鳥は儚く消えてしまいます。

 

だから、仕えなくてはならないのです、多分、きっと。

 

危機感ありすぎかな(笑)

 

当家の飼い方(仕え方)が正しいと思っている訳ではないのですが、明らかに間違った考えや

飼い方を見てしまうと、思いを発信してしまうのです。

 

 

おわり