指輪文鳥と仲間 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

PCに向かって、マウスをカチカチしていると・・・・

文鳥のシルバがやってきて指に止まりました。

 

そして、寝ました。

 

 

もう、完全な指輪文鳥。

 

マウスを少しでも動かそうものなら、超激怒。

 

おかしいねえ、私の指はシルバの為にあるという訳ではないし、止まり木でもない。

でも、シルバがマッタリできるのなら良いのですが。

 

話は変わって、最近、特にチャチャがハルに向かってピヨピヨ話しかけているのです。

 

 

この写真は↑

右のアキクサインコのチャチャがハルの目を狙って攻撃している訳ではありません。

撮るタイミングが悪く変な感じになっていますが、チャチャは優しく優しくハルに話しかけているのです。

 

 

ハルは答える訳でもなく、チャチャの話をただ聞いているだけです。

 

例えば、人間の親が子供に言うように、

車に気を付けてとか、変な人に付いていってはダメよとか、言っているのかな?

 

何度もお話ししていますが、ハル(生後7か月弱)とチャチャ(1歳8か月弱)は他人同士、メス同士でケンカをしたことがありません。

粟穂やおやつをカゴの外で食べさせていると、チャチャが独占して食べてしまうのです。

ハルはずっと側で待っているのですが、仕舞には怒ってチャチャを追いかけておやつを奪い返します。

そんな時でも、チャチャは楽しそうに少し逃げて見せます。

ハルの方も怒るというより、ちょっとした姉妹ケンカというか、本気ではないのです。

その証拠に、チャチャは絶対に反撃しませんし、ハルも深追いはしません。

 

結局は仲良く食べるのです。

 

そして、発情状態が怪しくなったチャチャを本日も別の部屋に隔離しました。

 

すると、ハルが私の側にやってきて、ピヨピヨ鳴くのです。

明らかにチャチャを探しての呼び鳴きです。

ず~~っとピヨピヨ、ピヨピヨ・・・・

呼び鳴きって、通常は叫ぶように鳴くのですが、ハルの呼び鳴きは呟くように鳴きます。

 

こんな関係の2羽を見ていると、心が安らぎます。

 

ん?違うかな

 

当人たちはいい迷惑ですね。

 

でも、発情が続いて無精卵を産むということは大きなリスクになります。

それを避けるためには仕方ないのです。

 

今年の4月、大切なちゅらが亡くなって、独りぼっちになったチャチャ。

精神的なダメージが心配で、ハルを迎えました。

飼い主の願い通り、チャチャはハルを受け入れ、大切な仲間になりました。

 

個人的には同種多頭飼いが一応ベストだと思っていますが、飼い主個々の事情があるでしょうし、

誰かに勧める訳ではありません、私の主観です。

それに、結局すごく偏った考えというか、身勝手な言い分なのです。

 

そもそも、鳥を飼う時点で、鳥に多くの制約をかけています。

 

狭いカゴに入れて、自由に飛ぶことも出来ない。

パートナーも探せない。

鳥たちは与えられた環境で餌を食べ生きていくしかないのです。

 

少し前までは、そんな鳥たちが少しでも有意義に生きていけるように、同種の仲間がいて当たり前。

そう思っていました。

実際、海外では単独飼いは非常識とされている国もありますし、フィンチ飼いの方々は同種多頭飼いが多く

見ていて、鳥たちが楽しそうなのです。

 

でもね、じゃあ、どこまで行けばいいの?

 

当家の場合、メス同士のアキクサインコが2羽います。

仲良しです。

 

それでも、チャチャは発情をしています。

 

今のチャチャの想いを叶えるためには、オスのアキクサインコを迎えればよいのです。

 

そうすると、雛が生まれます。

 

現状の我が家では、アキクサインコの多頭飼い(3羽以上)は無理があります。

雛が生まれれば、里子に出さなければなりません。

 

にぎやかで、楽しそうなアキクサ達を見ることはできません。

 

例えば、屋外、屋内問わず、小屋を設置して10羽程度のコロニーを作ることが出来れば、

鳥たちは自然に少しだけ近い環境を得られるかもしれない。

 

まあ、宝くじでも当たればできるけど・・・・

 

結局は、私の都合で制限をかけるしかないのです。

偉そうなことを言っても、鳥たちに私の思う良い環境を提供できない。

 

当家の場合、

たまたまメス同士なので雛は生まれませんが、万一、ハルがオスならば今季か来季には雛が生まれたはずです。

そうすれば、来季ばかりか来来季も・・・・崩壊とまで行かないけど、半ブリーダーとなってしまう。

(ブリーダーを批判するつもりはありませんが、なる気もないのです)

 

そんなことを考えれば、単独飼いの鳥たちが不幸せとは言えない。

飼い主をパートナーとして、過ごすのも幸せなのかもしれない。

 

それでも、文鳥のシルバを見ているとメス文鳥を迎えてあげたい。

何度も何度も・・・思うのですが、シルバは嘴が無いので、万一、相性が良くないと大怪我をしてしまう。

だから、結局は無理・・・

 

鳥たちの為にどうすればよいのか?

よく言いますよね、鳥たちに癒されたって。

私も言います。

でもね、そんなことは重要ではないのです。

どうすれば、人間ではなく鳥たちが癒やされるのか?

 

そんなことを反芻するように思ってしまうのです。