以前からアキクサインコは馴れない、人間と距離を置くという記事を書いています。
正確に言えば、馴れない訳ではないのです。
当家のチャチャとハルは呼んでも来ないだけで、飼い主がじっとしていれば、
膝や肩に止まりますし、ハルに至っては飼い主を追ってきます。
チャチャの方も、先日、記事にしたように特殊な散歩?を一緒にしてくれます。
セキセイインコや文鳥と決定的に違うのはカキカキをさせてくれないことくらいです。
大部分のアキクサインコは人間との接触が苦手なのです。
ネタとは言え、ネガティブな記事が続いていますので、本日はアキクサインコを飼う楽しみを
書いてみたいと思います。
ただし、当家の場合ですよ。
アキクサインコのチャチャ姉さん(生後1年6か月)とハル嬢(生後6か月弱)はルビノーのメス同士です。
↑冒険大好き、好奇心旺盛のハル嬢は、行動とは裏腹におっとり、優しい性格です。
↓一方のチャチャ姉さんは、女帝という言葉がぴったりの、威圧する強さと美しさを持っています。
日夜、文鳥のシルバ(オス)と抗争を繰り広げ、常に圧倒しています。
気性の荒いオス文鳥に負けないということが、すべてを物語っています。
そんな、チャチャ姉さんですが、ハル嬢に対してはメチャクチャ優しい。
常にハルの存在を気に掛け、大切にしています。
仲良し(血縁関係ナシ)のルーツは・・・・
ハルを迎えた時から、チャチャ姉さんは優しいチャチャ姉さんだったのです。
ハルへの挿餌はチャチャ姉さんがしていました(笑)
本当は邪魔だったのは内緒です。
もう、ハルのことが気になって気になって仕方なかったのです。
飼い主が隙を見せると、すぐカジカジ。
大切な宝物を撫でるように優しくしていました。
私がいるから大丈夫、怖くないから。
そんな声が聞こえてきそうでした。
当然、四六時中、ハルの側に居ました。
それは、もう感心するほど。
ハルを外に出すと、ずっと後をついて行くのです。
少しだけ距離を置いて、ひたすら見守ります。
そんな環境でハルは大きくなったので、チャチャ姉さんには全幅の信頼を寄せています。実際のところは、親だと思っている節もあります。
だから、今まで喧嘩をしたことがありません。
常に一緒にいる訳ではないのですが、チャチャ姉さんはハルの行動をいつも確認しています。
ハルの方は、事あるごとに呼び鳴きをして、チャチャ姉さんを呼び出すのです。
先日の夕方の話です。
キッチンで探検しているハルが呼び鳴きをしました。
その時、チャチャ姉さんはハルのカゴで寛いでいました。
この呼び鳴きが尋常でないというか、強いのです。
初めて聞くほど、大きな声でチャチャ姉さんを呼んでいるのです。
チャチャの方も、応えるように大きな声で鳴き返すと同時にカゴを飛び出しキッチンに飛んで行きました。
まるで、緊急出動する消防隊員の様でしたよ。
私もびっくりして、キッチンをのぞき込むと・・・・
ハルはシンクの縁に止まって・・・・・
思いっきり大きな声で鳴きながら、メスの発情ポーズを始めたのです。
?????
チャチャ姉さんはシンクの側で、ぼっ~~としつつ、ハルの様を見つめています。
大きな声で発情ポーズをしたことが無かったハル。
チャチャ姉さんに見てもらいたかったのでしょうが、そんなことで、いちいち呼ばれてもねえ~~というチャチャ姉さんの声が聞こえてきそうでした。
チャチャとハルの行動やコミュニケーションを観察していると、驚きや喜びがたくさんあります。
こんなところに、アキクサインコを飼う楽しみを見つけています。