インコの強制給餌とは |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

アキクサインコのチャチャが水浴びをするようになりました。

 

 

水浴びをしなくなって半年!!

水浴び大嫌いだったのに、水浴びをしているのです。

 

切っ掛けは娘。

結局、鳥に嫌われている私ではダメなのです(泣)

それにしても、チャチャの水浴びっていつもプクプクしている。

こんなに羽を膨らませないとダメなのかな?

 

でも、水浴びをするだけでもいっか。

 

 

ちゅらの病状ですが・・・

足の麻痺はほぼ治りました。

内臓の肥大もないようです。

 

しかし、呼吸時の揺れが酷いので、酸素室で過ごしています。

 

餌に関しては、以前と同じように食べているので、

ここ数日は強制給餌をしていません。

でも・・・主食がオーツ麦なので、他の栄養分をとってもらいたいのです。

でも、強制給餌を行うことで食べる気を削ぐ可能性があります。

 

難しい問題です。

 

ちゅらの場合は、かなり痩せていますので、状況に応じて今後も

強制給餌を行う必要があると思っています。

 

そして、本題に入ると・・・・

 

強制給餌って皆さんはご存知ですか?

 

健康な鳥には無縁ですので、知ってはいるけど、やったことがないという方が

殆どだと思います。

 

ここからは、私の私見も入っていますので、間違っている可能性もあります。

もし、違うよ!という方がいらしたら、コメントをください。

 

改めてお話ししますと、

 

強制給餌とは?

医療用(動物用)のシリンジにカテーテル(細いホース)を接続して、

そのカテーテルを直接そのうまで挿入して、ペースト状の餌を注入することです。

 

 

当家の場合、シリンジは使い捨てタイプ(実際は消毒して数回使っています)

カテーテルの口径は2.7mm(8fr)を使っています。

これはカテーテルの中では最細のものだと思われます。

極細のカテーテルを使う最大のメリットは、鳥の負担が少ないということです。

 

鳥の体に入れるものですから、細いに越したことはありません。

人間でも胃カメラを入れるとウェッとしますよね。

細いケーブルだと、負担が減ります。

 

しかし、細いカテーテルの場合、大きなデメリットもあります。

 

最大のデメリットは、誤って気管へ挿入してしまうということです。

万一、気管に挿入して餌を注入すると死亡する可能性が高いです。

また、細い故、フニャフニャして挿入時に咬まれたり、舌で押し出されたりします。

 

アキクサインコくらいの大きさだと、もう少し太い方がよいのだと思います。

 

ただ、当家の場合は保定する者とカテーテルを挿入する者が別々(2人体制)ですし、

文鳥のシルバも含めると、数百回の強制給餌を行ってきていますので、

問題なく現在に至っています。

 

強制給餌とは

医療用(動物用)のシリンジにカテーテル(細いホース)を接続して、

そのうまで、ペースト状の餌を注入することです。

 

さっきも見た!?

 

そうですよね、先ほども書きました。

でもね、世の中にはさし餌用の器具やスポイド等を無理やり口に差し込んで、餌を入れることを強制給餌と思っている方がいるのです。

 

さし餌用の器具↓

 

 

↑この器具は皆さんご存知だと思います。

雛がピヨピヨ鳴いて、大きく口を開けて、餌を入れるための器具です。

あくまでも健康な雛用です。

 

大人の鳥はもちろん、食欲のない雛も自ら口を開けません。

そんな状態の鳥に対して、使う器具ではないのです。

無理やり口を開けて、口いっぱいに器具を差し込んで、

粟玉を注入する器具ではないのです。

スポイドもダメです。

 

考えてみてください。

 

私たち人間が食欲がないのに、洗濯機の排水ホースくらいのチューブを

口いっぱいに入れられて、ご飯を押し込まれたらどうなりますか?

口内損傷や窒息をしますよね。

 

もちろん、鳥と人間では体の作りが違います。

それでも、如何に無謀で危険なことか分かってほしいのです。

 

体重減少が著しく、なんとか餌を食べてほしい。

このままでは死んでしまう。

飼い主さんも必死なのはわかります。

 

でもです。

 

さし餌用の器具を使って

無理やり食べさせてはいけません。

 

中には、案外、さし餌用の器具で行けたよ、なんていう方がいるかもしれません。

でも、それは運が良かっただけです。

 

本当に鳥が大切なら、カテーテルを使って本当の強制給餌ができる

獣医師がいる病院(鳥専門)へ連れていくべきです。

*鳥の強制給餌が出来ない獣医師はたくさんいますので注意して。

 

実を言いますと

強制給餌のやり方を記事にしようと思って、ちゅらの動画を撮影したのですが

肝心な挿入シーンが手に隠れてしまいました。

機会があれば、記事にしたいと思っています。

 

追伸、強制給餌の補足記事を下記に追記しています。

よろしければ、ご覧ください。

 

強制給餌補足記事はこちら

 

 

おわり