カジカジ |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

一昨日の話です。

 

闘病中のちゅら(アキクサインコ)の具合が悪くなりました。

 

前日の夜から食欲が落ちてきたので、注意をしていましたが、

歩きが怪しくなり、朝から殆ど餌を食べていません。

寝る時間が多く辛そうなので午前中は温度を上げて、様子を見ていました。

 

しかし、このままでは弱っていくばかりなので、昼に水槽から外へ出して

体重測定と歩かせてみました。

 

体重は40.5g

通常時より2g減っています。

健康体であれば、50g程度あっても良いのですが

病弱なちゅらは42g前後をずっと維持していました。

 

また、歩行はおぼつかない状態でした。

そんな状態でも、私の伸ばした足に乗る為、ジャンプをしたのですが

横転して仰向けになったまま、飛べないのに羽ばたきをする始末です。

もちろん、すぐ救出して手に包むと、眼振が出ています。

 

体も小刻みに痙攣し、力が入らないようです。

 

実を言いますと、2週間前にも同じような状態になったのですが、

今回はもっと酷い状態です。

 

直感的に、持たないかもしれない。

夜を越えられないかもと思いました。

 

成すすべがなく、ただただ手に包んだまま、私がカキカキをしていると、

チャチャ(アキクサインコ)がすっと飛んできたのです。

 

チャチャ↑

 

チャチャは私の指に乗って、ちゅらの頭をカジカジし始めました。

それはそれは、優しく丁寧に。

たまに、私の指もカジカジするのですが、まるで筆で撫でているようでした。

 

しばらくすると、ちゅらは返事をするように、ピヨピヨと鳴いたのです。

 

それから、またしばらくすると、ちゅらの眼振は治まり、痙攣が止まりました。

 

私はすぐ強制給餌(3cc)を行い水槽へ戻しました。

 

それから、ちゅらは夜まで寝続けました。

 

そして、午後8時を回ったころから、餌を食べ始め、

午後10時頃からは猛烈に食べだしたのです。

 

多飲込みではありますが、最終的に体重は43.7gまでいきました。

 

そして、翌日。

 

何事もなかったように、ちゅらは水槽でくつろいでいます。

 

今日も、餌を食べてくつろいでます。

 

前回の痙攣時も、チャチャが飛んできて、ちゅらをカジカジしてくれました。

ただの偶然だと思いますが、アキクサ同士でなければ、分からない絆があるのだと

思っています。チャチャのおかげでちゅらが救われたのだと。

 

そんなチャチャは今日も、ちゅらを見守っています。

 

 

チャチャを水槽に入れると・・・・やはり見守っています。