2月も中旬ですね
冬とは思えない、
暖かい日が続いています☀
今回は、不思議な石
トルマリンについてです
電気を帯びる石
トルマリンは電気石族(鉄電気石やチタン電気石など10種類ほどある)の仲間です。不思議なのはその性質です。加熱(60度か70度ぐらい)や力を加えて変形させると電気を発生(帯電)する性質を持っています。簡単に言うと、電気は電気でも、静電気を帯びるのです。
この、静電気を帯びる性質を利用して、18世紀初頭オランダではパイプの灰を取るのに電気石を使用していたそうです。そのため、電気石は灰取石とも呼ばれていたそうです。原石は肉眼で見えるほど、両端が磁石のようにブラスとマイナスのように凹凸があり、これを異極晶といいます。この形状が、帯電しやすい性質に影響を与えています。
電気で健康に?
日本では、電気石を総じてトルマリンと呼び、その性質から健康ブームで脚光を浴びました。トルマリンの発する電気は血行を良くする、またマイナスイオンを発生させ精神を安定させるといわれています。トルマリンを利用した置物(有名なのはトルマリンゴ)、寝具、靴下、アクセサリーなどは今でも人気です。効果については、まだ研究がすすめられており、科学的にすべて証明はされていません。しかし、トルマリンに圧力をかけると、マイナスイオンが発生することは実証されています。あくまでも、サプリメント的な効果と捉え、体調不良や、病気は必ず病院に行ってくださいね。
美しいトルマリン
電気石は、一般的には黒いものが多いのですが、リチウムを主成分とする、リチア電気石という種類には様々な色があり、透明なものは研磨され宝石として「トルマリン」と呼ばれています。色はピンク、黄色、緑色などがあります。有名なのは「ウォーターメロン」と言って、一つの石に2色かそれ以上の色が存在しています(バイカラーといいます)。輪切りにした時に、外側が緑で内側がピンク色のものは特に美しく、その模様がスイカに似ているためウォーターメロンと言われ人気があります。また、トルマリンの産地のひとつである、ブラジルの中でも、1989年以降、パライバ州で見つかった「パライバ・トルマリン」は、南国の海のような鮮やかな水色で、たちまち全世界の人気を博しました。他にも透明度が高く、紅電気石は「ルベライト」として、高値で取引されます。
産地は、アフガニスタン、ブラジル、マダガスカルなどです。イタリアのエルバ島で美しい結晶が採れたことで、学名をエルバイトというそうです。
様々な色が楽しめるトルマリン。
キャンディカラーのアクセサリーも、
とても綺麗ですね
個人的には緑と黄色のバイカラーが、
とても落ち着く色で好きです。
健康も手に入ればラッキー!くらいで
楽しまれるのがよいですね。
最後までお読み頂き
ありがとうございます