薔薇に棘がある理由、諸説あります。
一般的な説として、樹皮が変化し自己防御のため棘になった説辺りを信じていましたが、いろいろな記事を拝読させて戴きますと、以下なんてのも!!
香り強めの薔薇は、人間以外の様々な外敵、昆虫、小動物、鳥等にも狙われます。なので、やはり防御は必要。特に、葉の付け根に隠れるかのように棘があるのは、大切な芽を守るためだと言われています。
これだと思いますが、でも、何故に棘??
「よし、棘を装備しちゃおう」と決断し直ぐに装備は出来ません。何世代にも渡って試行錯誤の結果、あんな棘状になっちゃった?そこにはどんな戦略が?いや、一部の人(手塚治虫先生の『火の鳥』信者とか・・・、私か(笑))から言わせれば、地球は神様なのか宇宙人なのか、彼等の実験場であって、いろいろな生物を作って試しているなんてオカルティックな説もありますが・・・
ならば薔薇は格好良く作った成功例ではないでしょうか?しかし、美しい色彩や芳香で「昆虫~、カモーン!」と惹き付け繁殖している訳で、惹き付け過ぎちゃったから防衛って、棘が出来たとは考えにくい。
『過ぎたるは及ばざるが如し』
昆虫が怯む棘では、そもそもの目的たる繁殖が出来ず絶滅しちゃいます。結果薔薇の棘、昆虫から身を守る装備とは考えにくい。この程度の棘、彼等的にはアウトオブ眼中ですし。
では、何故?
ここで、登場するのが次の説です。
薔薇を含めて植物全般、基本的なエネルギーの源となるのは太陽光です。如何に太陽光をゲットするかですので、とりあえず高いところにぐんぐん伸びていく事は本能です。そこで薔薇は考えた(笑)。「これ、周りの植物より上に行くの大変じゃね?ん?周りも上に行く訳だから、その力を借りちゃえば楽じゃね?」
そこで、出来たのがツル薔薇で、ピッケル状の形状の、棘~。
下向きもあるけど、上向いてるのもあるけど~。ならば、他の植物だって同じ事を考えると思うのですが、アイビー等は、棘ないけどバンバン上に進むし。やっぱ、弱し!
そして、驚いたのが次の説です。
棘は、暑さを凌ぐためにある。特に、棘が表面にたくさんある枝は、爽やか~な風が吹くたびに、その枝の温度が下がるため、暑さを凌ぐ事が出来ます、とか何とか。
えっ、本当(; `д´)??
これも他の植物が取り入れてないので、疑問あり。大きな葉っぱにして茎を隠すとかは、どうなの?人それぞれだから、いろんな人居ますしね。そうなると、やはり自己防御っぽいと思いますが、どう思われますか?
なお少し逸れますが、自己防御、外敵防御で考えますと、対人間ではバッチリ効果ありと思われます。
痛いもの、刺さると(笑)。
(かのキリストさんだって茨には苦しんだ!画像は画像検索からで、参照先不明です。済みません。)
ちなみに『お花屋さん』の店頭に並ぶ薔薇ですが・・・
大丈夫です。安心してください。棘、お取りしてありますよ!
(古っ(笑)。でも、上の画像でもお判り戴けるとおり、棘はありません!大抵は茎の部分の棘、お取りしてありますので、お客様に刺さる心配は、ご無用です!)
ついでなので、こちらはアンソニー・ヴァン・ダイクと言う画家の作品名〖茨の冠のキリスト〗です。プラド美術館にあるそうですよ~。
※こちらの画像も、画像検索からです。こちらはパブリック・ドメインだと思いますが、場合により外します。
プラドには30年くらい前に行きましたが、覚えてません。ゴヤの〖着衣のマハ〗と〖裸のマハ〗しか記憶にないです(笑)。茨または荊、棘も「いばら」と読ませるみたいですが、これらは薔薇の棘だけでなく、他の棘のある低木植物の総称です。また、『荊冠』はケイカンと読みますが、ゴルゴダの丘で十字架に架けられた際の一連の試練を含めて、『受難』と言う意味を含めているそうです。詳しくは、こちらなど、どうぞ!
まあ、人間が想像しても正解は難しいかも知れませんので、棘を付けたいから付けたって事で(笑)。
でも、この棘って、やっぱりニュアンス的に歓迎されていないような・・・
・・・長いので、続く!!
PS:ありがとうございます。【今日のキングギドラ♪】 のドラフトワンは、棘が付いています。こちらは、仕入れたてを撮影したので、棘をお取りする前ですね。キングギドラ感を出そうとしたものです。【いつもお世話になっております♪】 の方は、お取りした後のサファイアですね。
と言うことで、よろしくお願い致します♪
【強さと美しさと棘に関する考察♡】
【続・強さと美しさと棘に関する考察♡】
【続々・強さと美しさと棘に関する考察♡】