女がもっと賢くなろうよ | 助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師
HyonoBirthing®︎Institute公認ヒプノバーシングプラクティショナー
フォトグラファー

愛知県を中心に活動中

※去年書いた記事ですが追記したので再掲載します




助産師&カメラマンの棚田優理子です!


今日は助産師ゆりこの呟き…


ちょっと怒ってます


先日、友人から「出生率は減ってるってよく聞くけど、中絶って増えてるの?」と聞かれました



人工妊娠中絶は保険が効かず届け出制のため
実数を反映している確証はないけど
戦後確実に減少しています

最も多かったとされるのは1960年ごろの年間100万件で
最新のデータでは18万件まで減少しています





私の働くクリニックでもその処置は行ってるけど
全然無い月が続くこともあれば
月に1件って時もあれば
週に何件もある時もある





意外に思われるかもしれないけど
年代別では
10代よりも圧倒的に大人の中絶が多い




それぞれに色んな事情があるとは思うんだ

まだ学生だから…とか
自分のタイミングじゃないから…とか
相手のタイミングじゃないから…とか
結婚をしていてもまさかできると思ってなくて…とか
相手が旦那さん(彼氏)ではない…とか



社会的な色々は正直どうでもいいのですよ

それをお互いに分かっててそういうことをしてるのだろうから




でもさ
だからこそ
女がもっと賢くなろうよ!



妊娠して
それを継続するかどうかは最終的に女が決めることで
男に最終的な決定権は無いと私は思ってる



現場で話しを聞いていたりはするけど
結局はあなたはどうしたいですか?ってことなのですよ


相手が継続を望んでも望まなくても
1人ででも産む&育てるって覚悟がないなら
妊娠する前に事前に防ぐ手立てはいっぱいあるよ!



それは男性だけに任せるものではなくて、お互いに!ってことだと思うんだ



妊娠だけじゃない
性感染症の予防としてもコンドームが一番手軽だと思うけど

中には使うことを望まない男性もいるし

使ってたも破けちゃったりすることだってある




怪しいな…って思ったら緊急避妊用のピルを飲むとか

 ※現在は緊急避妊薬として認可されてる薬があって副作用も少ない(16,000円くらい)

 ※それでも避妊率は約80%で、飲んだとしても約1-2%の確率で妊娠する可能性あり



自分にとっても今妊娠を望まないなら
定期的に低用量ピルを飲むとか

 ※3,000円~7,000円/月くらい

 ※毎日飲まないといけない

 ※飲み忘れたら次の生理が来てから仕切り直し



一番のオススメは

LARC(Long Acting Reversible Contraception:長期間作用型可逆的避妊法)であるIUS(子宮内避妊器具)

 ※価格は40,000円~80,000円くらい
 (保険の適応か自費でやるか、使う種類、取り扱う施設にもよる)

 ※一度入れたら3~5年は交換不要

 ※妊娠を望む時にはいつでも取り出すこともできる




決してピルというか、薬を飲むことを勧めている訳ではないので悪しからず

基本的に私は薬は嫌いなので…




休みの日や時間外に
「緊急避妊用ピルが欲しいです…」って押しかけてくる人もいるけど

来る人は大抵二十歳前後の人たち

学生さんがほとんどかな


面白いほどに
社会人はほとんど来ないんだよね


ある意味常識的だけど
病院が休みだとか時間外だとか関係なく
駆け込んできたり連絡してきたりする人たちの方が
なまじ常識的だと思ってる大人よりずっとマシだと思う




人肌だって恋しくなるし

盛り上がったらその場で避妊どころではない時だってあるし

大好きな人と心も身体も繋がれるって
ものすごく嬉しいし幸せだし
それはとても大切なこと




大好きな人の赤ちゃんが自分のところに来てくれるって

色んな色々背景は一切合切置いておいて

一人の女性としては単純に、純粋にいいな~とも思う




だけど、だからこそ、冷静な自分も必要なんだと思うんだよね




助産師として産婦人科の現場にいるとその介助にもつく


私はその処置の介助は正直やりたくない…

仕事だから仕方なくやるけどね

色んな事情があるのは分かるけど、命を摘むって結構キツイんだ

感情を入れるとしんどいから入れないけどさ(それができるようになったけど…)



妊娠が分かった時
中絶することになった時
処置の時に泣くくらいなら
その前になんとかしようよ




妊娠が分かった後で決断するのはかなりしんどいと思うから



辛かったけど妊娠した時点で覚悟してたから… とか
それでも彼の赤ちゃんが来てくれて幸せだった とか

そんなバカなことを言わないで



それは全部あなたが選んだこと



相手がいるからのことではあるけど、
あなたのことに責任を持てるのも、責任を取れるのもあなたしかいない



「妊娠したから責任取って!」っていう時代ではもうないと思うんだ

裏を返せば、妊娠をしたから相手を繋ぎとめておくってこともできないってこと



その上で自分がどうしたいか




自費でしかできない処置だから病院の利益にはなるらしいけど、私達スタッフには一切関係ない

身体張って病院の利益にならなくていいよ




ここのところそんな処置が続いてさ…


なんか書きたくなったから書いてみました


{C7C073C8-C874-46FD-AA3A-8A0E235BBEEA:01}


最後までお読みいただいてありがとうございました!


助産師&カメラマン 棚田優理子
撮影についてはこちら!
音譜出張撮影メニュー

ラブラブ撮影申し込み