今の、幸せな自分の姿を残して欲しい… | 助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師&フォトグラファー Yuriko Tanada(棚田優理子)

助産師
HyonoBirthing®︎Institute公認ヒプノバーシングプラクティショナー
フォトグラファー

愛知県を中心に活動中

助産師&カメラマンの棚田優理子です



「本当はたなちゃんに私の遺影を撮ってもらおうと思って撮影をお願いしたの」


先日撮影させて頂いた方が開口一番に伝えてくれた言葉


その方が体調を崩されて入院されていたというのは聞いていましたが、実際何の病気だったのかは知りませんでした


自分の最期の時が近いと分かった時に

「いつもFacebookで見ていた暖かくて優しいたなちゃんの写真が大好きで、だから自分の最期の写真をたなちゃんに撮ってもらおうと思って最初は連絡したんだ!」

と。



正直言葉になりませんでした…


なんて言葉をかけたらいいのかも分からなくて…




それでもその方は、涙混じりのとってもステキな笑顔で言葉を続けました

「最初はそう思ってたんだけど、遺影は別の写真でいいやって思って、夫の為に幸せな私の姿を残したいって思ったの!」

と。



「(いろんな家族の事情で)夫は私に申し訳ないと思ってると思うの。私が病気になってこんなに進行が早いのも、自分がタバコを吸っていたせいじゃないかって責めてる部分もあるみたいでね…」

と。



「もちろん色々あったけど、私ね、今すっごい幸せなの!もし今私がいなくなったら、夫はきっとずっと自分を責めるかもしれない。だけど、今幸せだと思ってる私の写真があったら、私がいなくなった後でこの写真を見て、(私が)幸せだったんだな~って思ってくれたら嬉しいなって思って!」

と。



「だから、今の私をたなちゃんに撮って欲しいの!!!」



お任せくださいドキドキドキドキドキドキ

そういう写真なら、私、超得意です音譜



「写真を撮る人」という道を選んで本当に良かったと心底思った瞬間




カメラマンとしてだって私はまだまだ未熟です

まだまだ知らないことも沢山あるし

まだまだ出来ないことも山ほどあります



それでも

そういう時に選んでもらえる『私』でいられたことがものすごく嬉しいのですにひひ





最後までお読みいただいてありがとうございました!



助産師&カメラマン 棚田優理子
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