「スキーの為の陸トレセミナー」今週末は東北です。 / 四国・香川大学医学部 報告 | 明日への扉  スキーレーシングの日誌

明日への扉  スキーレーシングの日誌

中川 岳志によるスキーレーシングの日誌

先週末は高松市で香川大学医学部スキー部を中心としたメンバーでトレーニングを開催しました。

普段、勉強に勤しむ医大生達が目一杯身体を動かしてくれました。

嬉しいですね。

 

今週末は東北に向かいます。

17日(土)は秋田県秋田市、18日(日)は宮城県仙台市です。

両会場とも大学のスキー部が中心ですが希望者は少数であれば一緒にトレーニング可能です。

ご希望の方は中川まで連絡してください。

 

翌週の6月25日は東京で行います。

社会人の方々にも参加して欲しいですね。

 

snow623@me.com  090 3409 6218  中川岳志

その他SNSによる連絡でも大丈夫です。

 

まずは今週の案内です。

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6月17日(土)

秋田県 「スキーの為の陸トレセミナー」

 

 場所:太平山オーパス 
   秋田県秋田市仁別蛇馬目沢

 

集合場所: 太平山オーパス 駐車場

 

時間  : 9:00(集合8:50)〜15:30

費用  : ¥3000

準備いただくもの: 運動できる準備(シューズは底がすり減っていないもの)、昼食、

          飲料、日焼け止め、虫除けスプレー等

 

*雨天の場合: 秋田県大仙市協和稲沢字堤ケ沢出口6-1 大仙市稲沢体育館

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6月18日(日)

宮城県 「スキーの為の陸トレセミナー」

 

場所: 広瀬川 若林緑地 

    宮城県仙台市 若林区堰場

    若林緑地

集合場所:若林緑地内 (大学生と打ち合わせ中です。前日までにアップします)

     車で来られる際は緑地沿いに駐めているそうです。

*雨天の場合 : 東北大学 川内キャンパス 川内課外活動共用施設(川内 ホール)

 

時間  : 9:00(集合8:50)〜15:30

費用  : ¥3000

準備いただくもの: 運動できる準備(シューズは底がすり減っていないもの)、昼食、

          飲料、日焼け止め、虫除けスプレー等

 

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香川県高松の報告はやはりこちらの画像から。

うどんの国の基本は”いりこだし”のかけ、230円!

こちらも基本の”釜揚げ” 1玉の小で200円。

 

こちらもうどん玉自体を味わう”しょうゆ”です。

シンプルが旨い!

 

もちろん具があっても旨いです。 肉ぶっかけ 小320円。さぬきはリースナブル!

たくさんあるうどん屋さん。

でも昼時は地元の人でいっぱいです。

部員も全員、うどんです!

週末、土曜日はインラインから。

良い天気ですがそこまで酷暑ではありません。

 

香川大学医学部は昨年の幹部と話し合い医学部やスキー場までの遠距離、初心者多数の

ハンデを克服するためにインラインを積極的に導入する事にしました。

毎週、平日2回をインラインを行うという徹底のおかげで新入生もかなり滑れます。

 

昨シーズンの初心者達も雪上では確実にレベルアップのスピードは早くなっています。

 

 

午前は海沿いの平面で1年生や昨年始めた2年生のレベルを確認して午後は大学近くの

閉鎖した道路に移りました。

ここは緩やかな傾斜が長く続きます。

 

まずはもっとも緩めの場所でマーカーを使っての練習です。

 

スケーティング練習 ①

 

今年は初めてということで路面に細かな砂や小石が多くマーカーをセットした上で竹ぼうきで掃除をしました。

インラインを取り入れているチームならこの”手間”は理解できますね。

 

GSをイメージしてマーカをセットします。

インターバルは距離ではなくターン毎の時間で決めています。

GSなら2秒弱、SLなら1秒弱で1ターンが仕上がるようにします。

そうすると運動のテンポがぴったり合います。

 

ストックは持ちません。

ポールを垂直に持ったり水平に持ったりして身体のラインの基準を作ります。

この選手はいいですね。

細かな点ですが腰椎と胸椎の向き、絞り具合も良く適度な外交傾が取れています。

もう少し縦に構えたポールに上半身を合わせたいです。

脇腹を絞った乗り込み感がやや甘いです。

こちらの選手は明確に上半身からターンを始動してしまいました。

スキーが(インラインが)身体の下に返って来る”間”を待てずに次の傾きを作ろうとしています。

谷回りから重心が内側に入りすぎて内足加重になりスタンスが開いてしまいました。

ターンは”傾き”で作るのではなく”乗り込み”で作るイメージを持ちましょう。

 

こちらの選手はスタンスは開いていませんが少し上半身からターンに入っています。

内径角としては遠心力と釣り合っていますが強弱をつける絞りがありません。

ポールが身体と同じように傾いている事でそれがわかります。

 

ポールは垂直を保っていますね。

不足する点はあってもこの練習の意図を理解すればこの”垂直”をキープする事は

優先事項です。

ターン時の荷重は足首、膝、股関節の三関節が適度に曲がることが必要です。

こちらの選手は少し股関節が曲がりすぎて”潰れ気味”になっています。

重心も多少内側に入りすぎています。

”軸”を感じらないのが残念です。

 

ポールを背負うエクササイズです。

背中の前傾角度を保ちやすくなります。

肩の水平も意識しやすいはず。

こちらの選手はフォールラインの荷重期です。

前述の三関節が適度に曲がっています。

腰高で軸を使って”圧”を掛けられています。

https://www.youtube.com/watch?v=eeYJpsg1Btw

 

この選手は股関節が曲がりすぎです。

過度に外傾が出ているのも彼の欠点です。

若干、外足も(インライン)離しすぎているので上の選手に比べ足首の曲がりが

甘く突っ張り気味になっています。

このような操作は速さはあるものの雪面状況などで簡単にミスをしてしまうことが多いです。

 

どの選手も雪上と同じ欠点が確実に出ています。

という事はここで修正も可能なはずです。

 

翌日、日曜日はさぬき空港横の公園でフィジカルとスキーのポジションの習得です。

直滑降ポジションからターンの姿勢、フォームを指導します。

スキーはスピードの中で反射で滑るからこそ”型”をしっかり身体に覚えこませたいです。

 

反射で戦う空手家や剣道が型をしっかり身につけるのと同様です。

野球やテニス等、他のスポーツも同じです。

考えなくても自然にターンの姿勢が取れるようにしてそれをインライン練習で身につけて

シーズンを迎えたいですね。

 

全員でクローチング・スクワットです。

クローチングスクワットは筋持久力とメンタルをターゲットに1000回を設定。

終わると倒れこんだりハムを押さえたり…

 

自重系の筋トレ、スクワットを両足と片足で。

 

今ある筋力のパフォーマンスを高めるためにプライオメトリクストレーニングです。

プライオメトリクス 解説

 

代表的メニューのボックスジャンプをアレンジして”土管ジャンプ”です。

結構な高さがあります。

ここまで乗れればOKです。

土管ジャンプ 動画です。

 

提示したマーカーと同じ色を2枚タッチする神経系トレーニングです。

動画です。

こちらのミニハードルはコーデュネーション要素とプライオメトリクス要素のミックスです。

バランスも必要です。

1回のトライの中で前半4つのハードルは手を頭、次の4つは手を腰です。

最後の4つは手を胸にあてます。

脳で考える部分と運動を組み合わせます。

動画です。

 

ターンのポジション練習。

これは刷り込みにとても有効です。

1年生も少しづつ理解をして見につけていきます。

 

今は1年でもっとも陽の長い季節です。

帰りの鳴門大橋は19時でもまだこの明るさでした。

 

来週の東北も頑張ります。

6月25日は再び東京で開催予定です。