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January 14, 2010

個別報告 ヨコハマのKさん

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$tmpブログ-01141/14 ヨコハマ晴れてますが寒いです。

写真はスロープヘッド仕様に作り替えが完了したばかりのKさんのCCR-HPです。
スロープヘッド仕様に変更した為にフロントのハンバッカーは335と聞き分けが難しい程のトーンを備えたサウンドで鳴りますね。
335がお好きな方でよりワイドレンジ、ディープなベンド感やバランスを求めてる人にはこの仕様が参考になることでしょうね。バスウッド材でスロープヘッドのペアってことです。

この素材仕様をベースにW・ハンバッカーのギブソン・トーン設定でご指定下されば最高の1本が完成出来るでしょう。

さあてと、まだまだSH化の作業が続きます。お待ちの皆さん、頑張ってますからね。お楽しみに。
January 13, 2010

個別報告 高松市のTさん &お知らせ

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$tmpブログ-01131/13 ヨコハマ晴れてますが風が猛烈。

写真は高松市のTさんのD-28タイプのチューンナップ品。燻煙の段取りの関係で予定より随分早めに仕上げる事が出来ました。
現物が届いた時点でトップの変形が既にその状態で固定化されていることが確認出来ましたのでトップ浮き止めは諦めて単に燻煙処理に留めました。
これがまだ製造から5年程の新しい楽器の場合は加圧固定しながら燻煙する事である程度のトップ浮きは戻す事も可能ですが、経年変化で既に落ち着いてしまっているものは難しいですね。
それでも長時間燻煙したあとに加圧したまま1年間程固定したまま再び燻煙処理を行えば3ミリ以内のトップ浮きなら大方修正可能です。
しかしその場合は期間が1年以上、料金が倍近く掛かりますので要望が無い限りは行っていません。
更に本格的にトップ浮きや変形を修正するのなら一旦ボディのバックを接がして裏側から湾曲してしまったバスバーにクサビ状に切り込み溝を入れて、その状態でトップを平坦に戻してクサビ状の切り込み部分にあらためて元よりも仰角が広いクサビ形状の接ぎ木を施して元の湾曲した形状に戻りにくくして強度補強を行って再びバック板を接合し塗装含めた再仕上げを行ってあげるのがワタクシの修正法のひとつです。でもこれだけで20万程コストが掛かりますけどね。その代わりトップは膨らんで来ません。

大ざっぱな言い方になりますが、基本的に安価な個体程、素材の質があまり良くありませんから長めの燻煙処理で素材自体の音の腰や張りを出してあげる必要がありますね。
ですから以前になるべく安めのチューン品を、と言う要望に対しては10万以下の個体で素養の良いモデルを本数揃えて使えそうな個体だけをベーシックなチューンを行って販売したこともありましたが、あれが素材入手のリスクが大きくて実に大変でした。正直二度とやりたく無いですねえ。
そんなワケで、元がどんなに安くとも燻煙処理やその他(最低でもフレット・ファイリング、ナット&サドル交換、台座段差加工)+問題点の修正などで、チューンナップ代金だけで10万は確実にオーバーしますので、その点を依頼する方は予算考慮して下さいね。
簡単に言えば、安価な楽器のチューン程手間が掛かる場合が多く、結果的には元の素材のクオリティの問題で掛かった費用相応のサウンドにまでグレードアップするのが精一杯の場合が多いですね。それでも「これで充分です」っておっしゃる方も沢山おられるのも事実です。
今回の個体は予算の関係上、長時間燻煙は行わず、指板面も暴れたままですがフレット・ファイリングで問題点をクリアーさせた上で、ナットは元の素材が良かったので問題があった弦溝修正を行い再整形し、サドルは指定弦に対応したオクターブ加工を施し牛骨で製作、ブリッジ台座は既にお馴染みのtmp設定である段差加工を施してあります。その他ではグリップ・ファイリングくらいで後は現状のままです。でも結果は充分魅力的な28トーンにバランス良く整ったサウンドで仕上がっています。

Tさん、15日の最終便で到着予定ですのでお楽しみに。

@ワケアリビーチ/デーヤモンドヘッドに久々に解説追加されてます。燻煙とオーダーに際して、と言う記載内容です。
January 12, 2010

個別報告 池袋のNさん

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$tmpブログ-01121/12 寒い雨が降り続いています。
写真は以前に製作したホンマホのCCR/P-90Wのヴァイオリン・ニス仕上げです。

無事にスロープヘッドへの作り替えを終了して本日出荷済みです。明日の最終便で到着予定になっています。
Nさん、お待たせを致しました。ご期待は裏切っていない仕上げですのでお楽しみにお待ち下さい。
時々「最近はコメントが書き込み出来ないのと他の方のコメントを読めないのが少々寂しい気がします」これと同様のメールを幾度か頂いてます。
一旦止めてしまったのは以前の書き込みに依頼者の皆さんの匿名を名乗って記入された嫌がらせ書き込みが連日何件もあった為です。
何名かのt.m.pユーザーさんに見せかけた同じ匿名でクレームや嫌がらせを書き込まれていたと気付かず、後でその方々が書き込んだものでない事が判明しました。
まあ、そんな事もあって面倒なので止めてしまったのです。悪意から発せられた雑音で誤解が生じるなんてバカらしいですからね。でも今度はその面でのセキュリティー対策が施せる様子なので管理人さんと検討してみますね。

また近々HPの掲載に新たに分かり易い解説を追加します。長らくt.m.pファンでいらして下さる方々には解説済みの内容ではありますが、t.m.p の概要が把握し易い内容を継ぎ足す予定です。お楽しみに

明日からも続々依頼が来ているスロープヘッドへの作り替え作業を含めて様々な作業を予定していますが晴れてくれないことには燻煙も塗装も出来ませんからね。足止めくらいそうですねえ。

今夜は新年会があるのでこれでオシマイ。
January 11, 2010

寒さが染みます。

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$tmpブログ-01111/11 いやー冷えますねえ。
昨年、深夜燻煙中に消防署に通報されて以来、燻煙は日中のみの時間帯で行っています。その分、燻煙時間が分断されますので4日間ほどに1回の処理期間が延びています。まあ、仕方ないです。
本日も燻煙しながら様々な作業を進めました。

写真はテレキャスターのブリッジを切断して作り上げているt.m.p規格のハードテール・ブリッジです。切断後に形状を整えて切断部分が錆びない様に専用液を塗布してひとつずつ仕上げます。
写真に写っているものとは別にシャシー厚がこれより薄いタイプやシャシーの面積設定を変えたものなど数タイプを作製しています。
これはシャシー厚や接面積が異なる事でサウンドも変化致しますので最終的に狙ったサウンドに適したタイプを用意する為です。
これらのシャシーにtmp製の偏芯ブラスサドルを組み込んでブリッジ自体が完成するわけです。

メイプルトップのラミネート構造や単一材のボディ設定などボディ自体の設定だけでは追い込みきれないのが現実ですから市販のブリッジそのままを取り付ければOK!とはならないんです。
より想定したサウンドが得られる様に作り込むと言う事の具体的例みたいな部分ですね。t.m.pでは市販品そのままで使用しているのはペグやスイッチ、ジャックやポットなどの電装系やジャックプレートなどです。その他は都度製作したオリジナル仕様です。

メーカーさんが通常製品を作るのとカスタム製作の大きな違いのひとつがこんな部分でもあります。
January 09, 2010

こんな感じ

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$tmpブログ-01091/9 今日は土曜日。半日が病院の検査に費やされましたが半日は作業を行いました。

写真はTB-5Pの塗装が漸く硬化したので水磨ぎ研磨作業を行いました。ボディ表面がマッドなのはそのためです。
艶出し研磨はまた暇を見つけて行うつもりです。
ネック自体は仕上げてありますのでパーツもついでにボディに乗っけてのワンショット。
ピックガードは写真のブラック4Pか、いつものベージュホワイトとのいずれかをマウントする予定です。どちらにするかでだいぶ印象が異なりますが、まあ、これで皆さんにもだいぶ完成形は想像が付くかと思います。

MV+MT+Jackのみの至ってシンプルな5弦です。モータウン・サウンドに5弦ベース・サウンドは存在してませんが、ワタクシがこの5弦で作りたかったのはモータウン系のグルーブ感溢れる5弦ベース・サウンドです。お分かりでしょ?
楽器全体が響き渡る様に作り上げています。持てる技術やノウハウは全てその為のものです。願わくば、大自然の一部から頂いた素材で作り上げた楽器ですから楽器として歌わせて下さる事の出来る方の元にお届けしたいと心から思います。

たぶん、月末には完成出来てる・・かな?と、少々日程は怪しいので必ずメールで確認してから試奏に来て下さいね。
January 07, 2010

好天

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$tmpブログ-0107 1/7 ヨコハマ快晴。
写真の2本はオーダー外で製作している楽器達です。
共に最終のコーティングに入っています。
素材に依ってまちまちの塗装期間ですが、多くの場合、ソリッド・スプルース材仕様に比べたら半分以下、2-3ヶ月以内の期間で塗装は終了出来ます。

左端のストラトのネックは貸し出しチェック用に準備を進めているストラト用に製作したスロープヘッド・ネックです。
明日の作業では新たに持ち込まれたCCRのネックをスロープヘッド仕様に作り替えの作業に入ります。既に新年に入って2本目の作り替え作業となりますね。

tmpユーザーさん達の中には3本前後tmp製を所有されている方が結構いらっしゃいますが、1本作り替えると次々とスロープヘッドへの作り替え依頼にとなっていくようです。
長年定番であったフェンダー系のフラットヘッド構造では張力バランスやベンド感などサウンドのトータル面で限界が出ますので一度スロープヘッドの楽器を手にされると変更要望が相次ぎますね。
よく頂く質問に「どうしてスロープヘッドにするとベンド域が広がるのでしょうか?」と言った内容のものがありますのでお答えしておきますね。
まず、スロープヘッド構造であったらどんなものでも同じ効果が得られるかと言ったら、それは全く違います。これは一般の方には理解しづらい点かもしれませんが、同じくアングルヘッドだからフラットヘッドだからと言って構造区分けでは同じ部類であっても、その構造設定次第では全くの別なバランスや特性になります。

俗にいう鳴らない楽器、バランスしない楽器、奏者が感情移入出来ない楽器の多くは張力設定がデタラメのモノが非常に多いです。まず弦自体が各ゲージ毎に一定のバランスされた張力設定を与えればバランスするように出来ているのに対して楽器本体の設定が大ざっぱな言い方をすれば、製作者/メーカーの自由に任されちゃっているのが大きな原因ですね。実際には楽器の設計には驚く程自由さは無いんです。
その原因が先ほど申した、張られる弦に適正張力を与える必要があると言う点です。それを踏まえた上で、質問に対する答えですが、従来のフェンダー系にみられるフラットヘッド構造ではナットから斜め方向から弦がペグポストに巻かれますので平坦な構造のヘッド面は奏者がベンドして弦を引っ張りますとなかなか目では確認出来ないのですが実際には微妙にヘッド面がその都度引き起こされているのです。
分かり易く言えば、ベンドの度にヘッド面がめくれ上がっていると言う事です。その結果、ギブソン系の様なアングルヘッドでは基本的にペグポストは真横方向から弦に引っ張られていますから、そうそうヘッドがめくれるという事は起こりませんがフラットヘッドではそれが起こるのです。
その結果、奏者がベンドした場合、ヘッド面がその弦を引き戻そうとする力が加わる為にベンドの溜を効かせづらいんですね。なんせヘッドが元に戻ろうと弦を引っ張ってるわけですから。

そこでtmpのスロープヘッド構造ではナットからヘッド面に繋がるR段差加工の先でアングルヘッドの様な傾斜を加えて、その引き戻す力を適度にセーブする設定を与えているのです。従来のアングルヘッド構造での特色はレンジの広がりが限定され指向性が強く出ますが、tmp・スロープヘッド設定の狙いはフラットヘッドのレンジ感とアングルヘッドの腰の強さや深いベンドワイズの双方の良さを満たす為のベストなミクスチャー・バランス設定です。
ですからワイドレンジのまま音のコシも強くベンドも深く掛けられるのです。その為に傾斜設定は非常に微妙な設定値となっています。その設定こそがオリジナルなのです。
またtmp-SHネックは製作の度に素材自体の強度個体差をその都度判断してヘッド厚や段差R加工の設定、ペグロケーションなど狙ったニュアンスを得る為の個々の設定加工を施しながら1本1本ネック製作を行っています。 もしこの説明でも理解が出来ない方はあらためてメールにてお問い合わせ下さいね。 では今日はこれで。
January 06, 2010

仕事初め

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$tmpブログ-01061/6 あらためまして、皆さん明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
年賀状を下さった方々、ありがとうございました。失礼ながら、このブログ上にてご挨拶に替えさせて頂きます。

本日、2010年度の仕事初めです。仕事初めと申しましても相変わらず作業は年越し間もチョコチョコやってましたけどね。
年末から大学病院での検査が今月中旬まで予定がある為に暫くは本調子で作業出来ないかもしれませんが、まあワタクシの事ですから大丈夫でしょう。わはは。

作業自体はソリッド・スプルース材の2本のオーダー・ギターがこの寒さで目痩せが再び進行した為に遅れていますが、その他は予定通り進んでいます。
仕事始めの本日は昨年の大掃除の際、誤って形状木型の何枚かを変形させてしまった為に作り直しを行っていました。その他では池袋のNさんのCCRのネックをスロープヘッドへの作り替え作業もスタートさせました。

相変わらず不景気なご時世ですが、ワタクシの場合、景気が回復するのは2013年以降だろうと以前から予測していますので、今年もそのつもりでやっていくだけですね。
時代そのものにだって厳しい冬の季節はあるでしょうからここ数年は時代の春を待ちながら頑張りましょうね。
January 01, 2010

2010 謹賀新年

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$tmpブログ-0101
2010 明けましておめでとうございます。

御陰さまで今年 t.m.pは設立10周年を迎えさせて頂きました。

これまでご支援下さった皆様に心より御礼を申し上げます。

本年も笑顔でマイペース。このスタイルで迷わず進みます。

皆様方に取りましても本年が実り多き1年となりますように。
December 28, 2009

仕事納め

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$tmpブログ-122812/28 本日は仕事納め。

まずは皆さんのお陰で今年も無事仕事を納める事が出来ました事を御礼申し上げます。ありがとうございました。
このブログも本来依頼者の方への経過報告と、もうひとつはこれからの製作家を目指す方々へ多少なりとも参考になればと思っての掲載内容で続けて参りました。
勿論、製作家として独立を志す方々以外にも多くの方にお立ち寄り頂いた事に感謝致します。
これからは大きなメーカーさんの製品群よりも、より個性溢れる手工家の作品の時代になって欲しいという思いが以前よりワタクシには有ります。
立派な設備は無くとも創意工夫次第でりっぱな楽器を作り出せる事は可能だという事を具体的に示して行く事が出来たのならワタシとしては本望ですね。それこそがこれからの若きギター製作家さん達が沢山登場しうる数少ない手段だからです。
是非ともこれからの技術屋さん達には果敢に独立にチャレンジして頂きたいです。我々技術屋は純粋に腕を競い合えばいいのです。それこそが演奏家達の音楽性を広げる楽器の誕生に繋がるからです。
既成概念や周囲の雑音など気にせずに音楽家達の為に出来る限り価値の高い楽器を提供出来れば、それでいいのですから。

そんなワタクシの思いが形になった1本が写真のKさんのSTELA-WHです。今年の仕事納めとなったギターでした。
Kさん、大変お待たせを致しました。あとは弦を張って調整するばかりです。あらためて弦のゲージ指定、弦高の要望などご連絡を下さいませ。年が明けて最初の仕事がこの楽器の調整と出荷となる予定です。

それでは皆さん、よい年をお迎え下さいませ。また来年!
December 26, 2009

お知らせ

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$tmpブログ-1226
12/26 明日からtmpは大掃除に入ります。

また新年は1/6からスタートする予定です。

@スロープヘッドの貸し出し試奏用のストラトは訳有って当分戻って来ない事になりました。その為に新たに試奏ギターを用意するつもりでおりますので、ご要望の方は完成迄お待ち下さい。

ちなみにあのSHのSSPストラトはギターの加納秀人氏の元に行ってます。来年1/28のクロコダイルでの加納秀人バンドのライブで使用されますのでSHのサウンドを確認されたい方は当日のライブに足をお運び下さいませ。

では、よき年末をお過ごし下さい。