寒さが染みます。

昨年、深夜燻煙中に消防署に通報されて以来、燻煙は日中のみの時間帯で行っています。その分、燻煙時間が分断されますので4日間ほどに1回の処理期間が延びています。まあ、仕方ないです。
本日も燻煙しながら様々な作業を進めました。
写真はテレキャスターのブリッジを切断して作り上げているt.m.p規格のハードテール・ブリッジです。切断後に形状を整えて切断部分が錆びない様に専用液を塗布してひとつずつ仕上げます。
写真に写っているものとは別にシャシー厚がこれより薄いタイプやシャシーの面積設定を変えたものなど数タイプを作製しています。
これはシャシー厚や接面積が異なる事でサウンドも変化致しますので最終的に狙ったサウンドに適したタイプを用意する為です。
これらのシャシーにtmp製の偏芯ブラスサドルを組み込んでブリッジ自体が完成するわけです。
メイプルトップのラミネート構造や単一材のボディ設定などボディ自体の設定だけでは追い込みきれないのが現実ですから市販のブリッジそのままを取り付ければOK!とはならないんです。
より想定したサウンドが得られる様に作り込むと言う事の具体的例みたいな部分ですね。t.m.pでは市販品そのままで使用しているのはペグやスイッチ、ジャックやポットなどの電装系やジャックプレートなどです。その他は都度製作したオリジナル仕様です。
メーカーさんが通常製品を作るのとカスタム製作の大きな違いのひとつがこんな部分でもあります。