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経過報告 その他

2/23 ヨコハマ雨降りです.

写真はネックのスロープヘッド化が終了したYさんのプレベネックです.次はボディ部のトリプル・J加工に移ります.ピックアップ・キャビティ加工、コントロール部の座グリ加工、サイドジャック加工ピックガード作製、そしてPUアッセンブリー・セットアップと調整が残っている作業です.
スロープヘッド化の作業とこれらのパーツ代含んだ工賃合計は¥16.2000+TAXとなる見込みです.

Hさんオーダー分のCCR-312のセットアップ作業はほぼ終了し残すは弦を張っての調整のみとなっております.明日は父親の20回忌の法要がありまして一日お休みを取らせて頂きますので完成は25日以降となる見込みです.Hさん、もう暫くだけお待ち下さいませ.

最後の写真はt.m.p Violin の試作器です.ニスの硬化待ちで寝かし置いている状態です.
実はこの個体は最終的には採用しないであろう削り設定でここまで仕上げて来たものです.
トップ厚を限界まで薄く削り込んだもので、前もって採用出来るのはトップ厚がこの個体より1ミリ厚い設定になるだろうと予測しつつも、限界厚の響き方を確認しておこう、ただその為に手間ひま掛けて作業を続けています.

こうして予測は出来る事であっても、しかも「これは音が甘過ぎて一流の奏者には音の張りとコシが足りない」と評価されるであろうと分かっていながら作っているのは、製作者のワタクシ自身がここまで削った場合、どの程度音のコシが不足し、音像が甘くなるかを確認したいからです.別な言い方をするならダメさ加減を確かめる為と言う事になります.

これが実に重要なんですね.わざわざ少なくとも数十万で売らなくては全く採算が採れない個体ですがこの個体をどこまで削り込んだかワタクシの身体が覚えていますので、それがこんな具合のダメさ加減だったと知る事が貴重なデータになるんです.
いい結果が得られたデータって言うのは個体差が必ず出る木製楽器製作には大した資料にはならないんですね、それよりもこの構造では材厚はここまでが限界、反対にこれ以上の厚さは余計な材質量を与えてしまう、と言ったダメ・データが宝物になるんです.
なぜなら楽器製作は個体差を踏まえて設定判断すべきですから良かった時のデータよりもダメだった設定データを知っていることが確実に良い楽器を作り出す上で重要だからです.

その為に今回の個体より0.5ミリ厚く、最終想定厚(それでも従来のヴァイオリンよりは薄い)の設定よりは0.5ミリ薄い個体も別に製作しています.

これらの差を知る事は製作家として、そうですねえ~お金で例えるなら少なくとも4、5百万程度の価値はあるでしょうね.こうした独自のノウハウの集積が一人の製作家の製作スタイルの基を成して行くのです.

だからコピーばかりしているんじゃダメなんですね.もっと言うのであれば、個体差の出る木製楽器は毎回同じ設定で作ってはダメだという事です.皆さんが手にする量産品で滅多にアタリ個体に出会えないのもそうした事が要因としてあるわけです.
そんなに簡単にいい楽器が作れる筈も無いのですから、楽器作りをなめちゃあイカンです.(  ̄っ ̄)

まっ、その素材に合わせてベストな設定で作るのが本来の楽器製作の基本だと言う事ですね.
腕のいい製作家とそうでない製作家の違いをご存知でしょうか? 覚えておいて下さいね.

腕のいい製作家は「ハズレが無い」 腕の悪い製作家は「アタリが無い」 そこに現れるのです.

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経過報告 滋賀のHさん

2/22 ヨコハマ曇り空.

地震の大きめな奴、まだ来ませんねえ.とは言え今日明日が一番怪しいんだけど.
明日までにチョイ大きめが来なければ、今回はエネルギー備蓄中ってことなんでしょ.

たっぷり溜め込まないでくれよ.どーせ本番はまだ数年先なんでしょ?( ̄ー ̄)

写真はHさんのCCR-312で仮セットアップ中のショット.もうすぐ完成ってところです.
地震が来て前回みたいに傷が付いたらヤですから作業してない時はケースにしまって置きます.

今日はこの後に整体治療に出かけます.

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念のため

2/21 ヨコハマ快晴、ですが、地震雲がけっこう出てます.ここ半年中で一番多い.

今日の夕方から明日に掛けて強めの揺れが来るかも知れません.

今日は早朝からボランティアでおばあさん二人を車で外出先まで送って先ほど戻ったばかりですが、早速お客さんからお預かりしている楽器全てに保護シートを被せました.崩れそうなものも下ろしたり.

来なきゃ来ないでけっこうだしね.念のために注意しましょ.携帯

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経過報告 その他

2/20 ヨコハマ快晴

今日のメニューは恵比寿のHさんのカスタム品のネック塗装の続きとチューン依頼の大田区のYさんのプレベネックへの塗装(最初の写真の2本のベースネック)そして、滋賀のHさんのCCR-312で今日は来客が無い予定でしたのでじっくり作業が出来ました.明日以降が配線作業です.

またスロープヘッド化とブロックサドル交換ご希望の広島のAさん、楽器は無事に到着致しておりますのでご安心下さい.作業が進み次第、ここでご報告させて頂きます.
*ブロックサドルの在庫は早くも残り10セットとなっております.

ちなみに、明日21日は午前も早くから外出予定でして戻りが15時近くになる様子です.
実は月に1~2回程、ボランティアで知り合いのご老人で歩行困難になった方を車で外出先までの往復送り迎えをしているのです.明日がその日なんですね.
そして24日が亡くなった父親の20回忌で1日不在にします.

荷物をこちらに送る予定の方や訪問希望の方は不在日にご注意下さいませ.

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30年振りくらい

2/18 ヨコハマ快晴

今日は昔ムーンと言うブランドを立ち上げていた頃の後輩が訪ねて来てくれた.
ムーンを去ってから女神工房を立ち上げたワタクシとは別れてから30年くらい経つそうだ.早いものだとしみじみ思う.

アメリカに渡って長いM君だが、「XOTIC」と言う自社ブランドのギターやベースが好評らしく仕事で今回来日しているとのこと.エフェクターやピックアップもいい評価を得ているとの事だったけど、何よりも可愛い後輩の一人が未だにこの業界で元気に頑張っている事が嬉しい.
彼と数人を除いて後はみ~んなどこかに消えちゃったしね。

ちなみに、写真は彼の会社のパンフと最新のブースター
(tmpに置いてありますからチェック出来ます)

ここまで、さぞやいろんな苦労をして来たのだろうと思う.良くここまで頑張って来たな~ と、素直に褒めてあげたい.

彼自身、初めてのt.m.p訪問に少なからずショックを受けた様子.CFについても燻煙についても質問を受けたし、設計のアドバイスもした.更にはtmpスピーカーのサウンドにはいたく感銘していた様子で、この場所でたった一人の人間からこれらのアイテム全てが誕生したモノだという事が信じられない様子だった.
その上、今後はヴァイオリン製作を極めたいというワタクシに、もしかすると呆れたかもしれない.
このオヤジ、どこまで突き進むんだ?って.(^O^)

結果的に経営者となった彼に対して、たった一人でもここまでやれるってことが今後の彼の何かしらの役に立てば幸いに思う.
今後は数年でギター業界から去るつもりのワタクシですから彼らに的確なアドバイスをしてあげられたらと思っています.

皆さん、「XOTIC」を宜しく.

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バタバタしている

2/17 ヨコハマ曇り空

最近、なぜかワタクシの周囲の人たちが バタバタ している.( ゜o゜)
急な用事に付き合わされたり、まるでワタクシまで巻き込もうとするみたいに.(^・^)
そうかと思えばアメリカで活躍している後輩が急に「今日本に来ているので会えませんか?」って.いつの間にか作業以外の用事でスケジュールが詰まってしまってる.

こうなると作業していても何だか今ひとつ落ち着かないんですねえ.
大切なカスタム品のセットアップがあるのになあ~ と.こうした場合、ヘタに手を出さない方が賢明と学習済みなので所用を済ませてしまってから行なう事にします.失敗なんかしたらいけませんからね.

当然ヴァイオリンいじってる暇は無くなりました.R指板貼りの楽器のサウンドチェック(現在のワタクシにとりましては世の中で最重要事項.これ以上に興味を抱いている事は無いくらい)を早くしたい気持ちを抑えつつ、ここはじっくり構え直して事にあたりましょ.

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小雪

2/17 ヨコハマ曇り 

今日は写真のYさんのプレベネックのスロープヘッド化作業の加工を済ませて外で生地磨きをしていましたら数分間だけでしたが小雪がパラつきました.儚くキレイでした.

裏面に接いだイタヤ材も遠赤外線ヒーターのお陰でいつもより6時間程早く硬化していました.
それから 外周形状を整えてペグホール加工(1種径貫通穴加工ではなく、ちゃんと2種径段差加工してます)も済ませました。勿論、ペグロケーションはフラットヘッド時の場合と異なっています。

そうしてヴァイオリンと同じ手法でタンポ刷りでウッドシーラーを塗布するところまで完了.
従来ではエアーガンで済ませていましたが、やはりタンポ刷りと刷毛塗りの方がより理想的な下地が作れるので今回から手法を変更しました.

ワタクシのヴァイオリン製作でのニス塗りでは、まずタンポ刷りを繰り返して生地にしっかりと下地ニスを含侵させてから次は刷毛塗りで表面にも下地膜を形成し、それが乾いたら一旦研磨で表面を整え、その後が同じく刷毛で色ニスを塗布します.刷毛塗りでベーシックな色合いを全体に持たせ、それが充分乾いたら一旦表面研磨をして、今度はエアーガンの吹き付けで全体の色合いを整えたりぼかし処理を加えて、最後はニスのクリアーをコーティングして行きます.

要するにギター製作にヴァイオリンの手法を、ヴァイオリンにギター製作の手法を取り入れているのです.
ヴァイオリン製作家にはエアーガンを使うなんて邪道だ、って言われるでしょうが、ワタクシは全くそうは思ってないんですね.
数百年も前にはコンプレッサーでのエアーガン吹き付け塗装なんて存在しなかったのですから刷毛塗りだけで行なっていたに過ぎないと思いますね.
たぶん、名だたる巨匠だって、仮に現代に甦って楽器製作するのであれば、伝統的な手法に近代的なテクニックやマシンをうまく取り入れて製作を行なう筈だと思うからです.
実際に、エアーガンでのニス塗装の方がより均一な塗膜厚で仕上げられますのでワタクシは作業の半分の工程までしか刷毛塗りを行ないません.

ニスだってイアリア製のオイルヴァーニッシュに拘る事もしません.ワタクシはいつも日本リノキシンさんで作って頂いた国産のヴァーニッシュを使わせて頂いています.精製クオリティが高く素晴らしいですし.

腕のいい職人さん程、アタマは柔らかいものなんです.頑固一徹の職人さんからは新しく斬新ないいモノは生まれない事が多いですからね.そうした職人さんは同じスタイルを継承するのが得意な方が多いですし、案外とそうした方は流れ作業や分業向きなんです.

あくまで自分の学んだやり方や手法に拘って楽器製作をするのと、結果的に演奏家にとってより良い楽器作りを行なう事が目的の人間とでは仕事に対する考え方や姿勢にも大きな差が出て来る筈です.

自分の為にやってるのか? それとも他者に為に尽くしているのか?

ワタクシは他者の為に尽くす事が結果的に自分の為にもなる、これが結論だと思っています.

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経過報告&お願い

2/15 ヨコハマ曇り空

写真はYさんのプレベネックをスロープヘッド化の為に接ぎ木しているショット.
割と最近になってニスの硬化促進の為に遠赤外線ヒーターを購入しました.いい感じで接着剤も乾きます.

もう1枚の写真はさいたま市のMさんのtmp製カスタムストラトで、ブロックサドルに交換してのメンテ調整.Mさん弦の同梱が有りませんでしたので弦の指定をご連絡お願い致します.

今回ブロックサドルの最終ロットの提供で早速何件もパーツ単売や交換調整依頼を頂いておりますが、楽器を送って頂いての交換調整をご希望の方は、必ず使用弦を同梱頂くか弦の指定をお願い致します.

弦を同梱頂かない場合はサドル代+弦代金+TAXとなります.

ちなみにtmp製の楽器以外へのサドル交換の場合は、あくまでパーツ単体販売となりますので楽器はお送りにならないで下さい.あくまで無料にてのサドル交換調整はtmp製の楽器のみ対象です.

以上、宜しくお願い致します.

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経過報告 

2/14 #-2

本日2回目のブログは経過報告です.

写真1枚目は大田区のYさんの以前製作されたt.m.p/チューンナップPBのネックでスロープヘッド化作業前のショット.合わせてこのプレベはトリプル・J仕様に変更作業も予定されています.

2枚目の写真は滋賀のHさんのCCR-312専用のアッセンブリーです.まずはクライオフラットケーブルの作製から進めて、やっと回路配線まで終了.このオーダーでの回路はトグルSW切り替え/マスター・V+マスター・T+フロント&リヤーPUそれぞれ専用のローカット・Vと言う仕様です.

最後の写真はt.m.p Violin の基本仕様のひとつであるラウンド指板貼りを手作業で精度を高める為に特注で製作したアルミの円柱棒2種と専用のR削りボードです.
これらによって指板接合面それぞれの凹凸R加工を行なうのです.サンドペーパーの厚さ分含めて仕上がった指板とネックの接着面が理想的な密着度合いに成る様に用意したものです.
これまでは木で製作したもので作業を行って来ましたが、長年狂い無く使える様にアルミニウムで製作し直しました.この費用だけでも数万円掛かっています.

ヴァイオリンですからね、量産なんて考えても仕方ないですからNCルーター加工は行なわず、いかに手加工で精度を出すか、その為に用意した次第です.ヴァイオリンだって進化しなくちゃね.(^~^)

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お知らせ ブロックサドル

2/14 ヨコハマど~んより曇り空 寒いです.

お知らせです.サウンドの良さで大好評だったt.m.pオリジナル仕様のストラト用ブロックサドルの最終ロットが仕上がって参りました.
このロットにて製造終了となります.製造元はゴトーガットさんですが、専用加工治具はt.m.pの費用で製作された為にこのサドルと同じ仕様では二度と製造されない事になりますので、この機会にお求め下さいませ.

全国どこでも郵送します.1セットTAX 込み/¥8.400 在庫が無くなり次第終了です.



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